原子炉時限爆弾 の商品レビュー
2010年8月に出版された本のため浜岡原発を中心に書かれてはいるが、すべてが真実か定かではないとしても色々と考えさせられる。
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トンデモ度は高いのだが、今となっては「予言」として扱われるだろう。もうちょっとロジカルに書けばいいのに・・・
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2010年刊。この刊行年が全てを物語る。本書は「フクシマ」を予言した書であったのだ。つまり、一定の証拠に基づいて合理的な推論を行えば、「フクシマ」には帰結しえたことになる。過去形というのが痛すぎる現実であるが…。ともあれ、一読の価値は高い。というよりぜひ読んで欲しい。また、地震・津波以外の原発の問題点も触れられ参考になる。それと本書が「御用学者」と批判する人々の名は心に刻んでおきたい。なお「SF作家」といった他人の揶揄・誹謗中傷に負けず、またあきらめることなく自説を貫徹し続けた著者に心から敬意を表したい。 先に読破した「ウィキリークス」関連書で、言説の信憑性を検討する上で、主張者の展開する議論の内容やターゲットが要因となって、自身に不利益が生じる場合、その言説は信じるに値するという説を紹介していた人がいたが、本書・本著者はまさにその最たるものとの感を強くする。
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原発の本3冊目。震災後に購入しながら放置していたが、大飯原発の停止判決を機に読んだ。 地震の連動性や、地震のエネルギー(マグニチュード)と揺れの大きさ(ガル)について誤解を与える点が気になったが、そうした細かい点を除けば、原発と地震、再処理と廃棄物処理、高速増殖炉、プルサーマル...
原発の本3冊目。震災後に購入しながら放置していたが、大飯原発の停止判決を機に読んだ。 地震の連動性や、地震のエネルギー(マグニチュード)と揺れの大きさ(ガル)について誤解を与える点が気になったが、そうした細かい点を除けば、原発と地震、再処理と廃棄物処理、高速増殖炉、プルサーマルといったすべての問題について論点をきちんとまとめている。加速度2000ガル以上の揺れが各地で観測されているのに、大部分の原発は数百ガルの耐震設計にしかなっていないのは、完全に破たんしている。 震災前は電力の3割を原子力に頼っていたことから、代替供給体制が整うまでは原発を使い続けるのもやむを得ないと思っていたが、この夏は原発なしで乗り切ることができそうだから、もう再稼働は必要ない。もう原発は永遠にやめよう。
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お湯沸かすためだけに原発やるかどうか、最低限の知識を学んだ上で覚悟決めたほうが良い。ドイツやイタリアにできることは我々にもできるはず。 この本は福島原発事故の前に書かれたもの。まさに警告どおりのことがおきてしまった。
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広瀬隆氏がいかに本気で調べていたかが伝わってくる。この本が2010年8月に出版されていたこと。驚きと同時に広瀬氏の警笛の正しさが実感される。この本のあとがきは「電力会社へのあとがきー畢竟、日本に住むすべての人に対して」と題されていて、広瀬隆氏の願いと叫びが読み取れる。2010年8...
広瀬隆氏がいかに本気で調べていたかが伝わってくる。この本が2010年8月に出版されていたこと。驚きと同時に広瀬氏の警笛の正しさが実感される。この本のあとがきは「電力会社へのあとがきー畢竟、日本に住むすべての人に対して」と題されていて、広瀬隆氏の願いと叫びが読み取れる。2010年8月6日付けのあとがきが2011年3月11日以降の現在もいまだ有効であることにこの問題の根深さを感じる。この本は原発震災を考える上でとても大切な最新の知識たとえば変動地形学等をとてもわかりやすく親切に書いてくれている。原発がいかに危険な場所につくられているかがスッと理解できます。
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なんと3.11以前の出版。 原発における地震、津波、電源喪失の問題まで触れられており、3.11以前にもギリギリなケースがあったことがわかる。福島第一原発でおきたことは予測されていたことだった。 「危険な話」以来、久しぶりに広瀬隆の本を読んだが、当時と同じく文体がセンセーショナルな...
なんと3.11以前の出版。 原発における地震、津波、電源喪失の問題まで触れられており、3.11以前にもギリギリなケースがあったことがわかる。福島第一原発でおきたことは予測されていたことだった。 「危険な話」以来、久しぶりに広瀬隆の本を読んだが、当時と同じく文体がセンセーショナルなので、懐かしい感じに。とは言え3.11以降の自分には読み進めるのが辛い。こんなの残しちゃって後世のみんなゴメン。dub master xのwhat the hell do they want any more ?を聞いて反省します。
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日本に原子力発電を持ってくるがいかに無理があるか、そして原発推進のためにいかに事実がねじまげられているかがよくわかる。 震災の前なら眉つばではないかと思えることも、本の中で述べられている懸念が今まさに起こっているので説得力は半端ではない。 著者はさぞかし原発推進をしようとして...
日本に原子力発電を持ってくるがいかに無理があるか、そして原発推進のためにいかに事実がねじまげられているかがよくわかる。 震災の前なら眉つばではないかと思えることも、本の中で述べられている懸念が今まさに起こっているので説得力は半端ではない。 著者はさぞかし原発推進をしようとしている強大な勢力からプレッシャーと妨害を受けているのだろうと推察される。
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この本が出版されたのは、2010年08月である。 そうして、この本に書かれている内容を(おぼろげながらに)理解できるのは、2011年3月11日に地震が置き、福島原発のニュースを見たからである。 非常時の対処マニュアルがザルだとは思ってたんだけど、耐震構造の件が、想像以上に...
この本が出版されたのは、2010年08月である。 そうして、この本に書かれている内容を(おぼろげながらに)理解できるのは、2011年3月11日に地震が置き、福島原発のニュースを見たからである。 非常時の対処マニュアルがザルだとは思ってたんだけど、耐震構造の件が、想像以上に酷かった。 それから日本の構造上、地震と一緒に生きていかざるを得ない。 (地震地帯過ぎて、もう外国に出るしかないと思う。それでも安全じゃない) 今回の事故は、天災じゃないと言うけど、本当で、原発って現実的じゃないんだなぁ……。
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危機は刻々迫っている!世界各地で頻発する大地震は何の予兆なのか?クリーンエネルギーとして推進されている原発は本当に安全か?「原発震災」がもたらす日本壊滅の危機に警告を発する。
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