原子炉時限爆弾 の商品レビュー
大陸移動説が言う「生きている地球の動き」から生じる地震のリスクを根源的に抱える日本列島において、これまた、原子力発電が宿命的に抱える放射能リスクについて、事実に基づきその無謀な立地を提言する良心的な学者の意見をまったく無視し、原発を立地させてしまった日本国の官僚、電力業界、産業界...
大陸移動説が言う「生きている地球の動き」から生じる地震のリスクを根源的に抱える日本列島において、これまた、原子力発電が宿命的に抱える放射能リスクについて、事実に基づきその無謀な立地を提言する良心的な学者の意見をまったく無視し、原発を立地させてしまった日本国の官僚、電力業界、産業界。 そのことに対し、真実を伝えないマスゴミにだまされ続ける国民。 最悪の国に生まれてしまった日本国民。 広瀬氏が発する情報がなぜ、流通させられないのか。 なんともいいようのない無力感に襲われてしまう。
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企画コーナー「今、原発を考える時」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。 貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2011/5/23-7/31】 湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/...
企画コーナー「今、原発を考える時」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。 貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2011/5/23-7/31】 湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1595422
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
事実震災によって原子力発電所が崩壊した。この本は震災が起こる前に書かれた日本の原子力政策に対し警鐘を鳴らしていた本だ。もし著者の書き記す通り原子力政策が見直されていれば被害はここまで深刻にならなかったのでは。若干個人的な悲観論が目立つ文面が多く感じられるが、やるせなさを抑えきれないほどの憤りを感じながら書いていたのだと察する。一般報道では知りえる事のできない角度からの情報なので、地震大国にて生活する全ての日本人は必要な知識として読んでおいた方がいいと思う、特に原発を所有する自治体に住んでいる有権者に。地震が起こるというギャンブル的率な話ではなく、地球規模の歴史からマントルや地殻変動という自然の摂理に乗っ取って考えれば、地質学的に日本に原発を作る事がいかに危険かが理解でき、命よりお金、情報操作し国民を洗脳する構図がよく分かります。
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原発の危険性についてどれだけの人がここまで知っているだろう。今、原発事故について知らなければ、日本の未来はないと思う。 便利な生活がこういった危険な環境の上に成り立っているということをもっと多くの人が知るべきだ。 原発の問題やその背景にあるもの、また実情について知るのにとても...
原発の危険性についてどれだけの人がここまで知っているだろう。今、原発事故について知らなければ、日本の未来はないと思う。 便利な生活がこういった危険な環境の上に成り立っているということをもっと多くの人が知るべきだ。 原発の問題やその背景にあるもの、また実情について知るのにとても参考になる本でした。
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書店にて,震災後素早く編集された本かと思って手に取り,発行年月日(2010年8月26日)を見て驚いた。まさに現在進行中の出来事が記されている。 地震と地球の基礎知識は大変参考になる。 ※読了後にお勧め⇒http://www.youtube.com/watch?v=ovv2__vc...
書店にて,震災後素早く編集された本かと思って手に取り,発行年月日(2010年8月26日)を見て驚いた。まさに現在進行中の出来事が記されている。 地震と地球の基礎知識は大変参考になる。 ※読了後にお勧め⇒http://www.youtube.com/watch?v=ovv2__vc-Nk ■双子地震 ■ステーションブラックアウト ■プレートテクトニクス ■造山運動のメカニズム ■中央構造線
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この本は2010年に出版されたものだが、ここに書かれた原発震災の危険性が、今年現実化してしまった。この本を読めば、日本がいかに原発に向かない土地であるかがよくわかる。そして、そろそろ東海地震は来るのは確実であり、備えなければならないことも。浜岡原発を停止するのは当然でしょう。やや...
この本は2010年に出版されたものだが、ここに書かれた原発震災の危険性が、今年現実化してしまった。この本を読めば、日本がいかに原発に向かない土地であるかがよくわかる。そして、そろそろ東海地震は来るのは確実であり、備えなければならないことも。浜岡原発を停止するのは当然でしょう。やや感情的な本ではあるが、日本人として知るべき常識が書かれてるあめ、ぜひ沢山の人に呼んでほしい。
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この本が震災の起こる以前、昨年に書かれたことに驚かずにはいられない。 作者は執筆の動機として次のように述べている。 「私は本書で、大地震によって原発が破壊される原発震災のために日本が破滅する可能性について私なりの意見を述べる。しかもそれが不幸にして高い確率であることを示す数々の間...
この本が震災の起こる以前、昨年に書かれたことに驚かずにはいられない。 作者は執筆の動機として次のように述べている。 「私は本書で、大地震によって原発が破壊される原発震災のために日本が破滅する可能性について私なりの意見を述べる。しかもそれが不幸にして高い確率であることを示す数々の間違いのない事実を読者に見ていただくが、内心では、そこから導き出される結論が間違っていることを願っている。」 作者の願いにも関わらず、原発震災は起こってしまった。そして、作者が本当に警鐘を鳴らしているのは浜岡原発に対してだ。 是非、多くの人にこの本を読んでもらいたいと思う。そしてこれからの日本のあり方を銘々が考える時ではないだろうか。
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読み進めていく内に、作者がヒートアップしていくのが面白い。どんなに正しいことや事実を述べていても、あまりに感情的になると、その論を疑わざるを得ない。 内容は各自吟味するとしても、問題提起という意味で非常に良い書籍。この内容を、今回の大震災以前に刊行しているとは…。
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地震列島である日本に原発を作ることが、どんな結果を招くか 。多くの地震学者が警告を発している東海大地震が発生したら、 浜岡原発はどのような被害を受けるかをシュミレーションしている。 発行は昨年なのだが、東日本大震災が発生した今読むと、哀しいかな 著者の危惧が福島第一原発...
地震列島である日本に原発を作ることが、どんな結果を招くか 。多くの地震学者が警告を発している東海大地震が発生したら、 浜岡原発はどのような被害を受けるかをシュミレーションしている。 発行は昨年なのだが、東日本大震災が発生した今読むと、哀しいかな 著者の危惧が福島第一原発で現実のものとなってしまっている。 「未曾有の」だとか「想定外」なんて言葉を事故直後から聞かされて 来たが、新潟中越沖地震の時に柏崎刈羽原発で怒っていたことを 考慮に入れればそれは「安全神話」を隠れ蓑にして危険性を覆い隠して 来たことの言い訳にしか聞こえない。 本書は気の遠くなるような地球の歴史、日本列島の誕生から地震 発生のメカニズムまでを図表を多用して解説しているので門外漢でも 分かりやすい。感情的な文章が気に掛かる部分もあるが、嘘で固めた 安全神話がいかにもろいものかを教えてくれる。 今回の震災での原発事故を受けて、各地で反原発・原発停止の運動が 盛んだ。しかし、原発は稼働させるのも地獄だが、停めるのもまた地獄 である。
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浜岡原発、もんじゅ。放っておくと、これらは福島第一原発の二の舞になるのではないか?と思わせる内容だった。 電力会社や原子力関係者への忠告は勇気あるものだと思う。的を射ている上、放射性廃棄物の危険性、放射性物質の半減期について詳しく知る機会にもなった。 大陸プレートの上に乗っかっ...
浜岡原発、もんじゅ。放っておくと、これらは福島第一原発の二の舞になるのではないか?と思わせる内容だった。 電力会社や原子力関係者への忠告は勇気あるものだと思う。的を射ている上、放射性廃棄物の危険性、放射性物質の半減期について詳しく知る機会にもなった。 大陸プレートの上に乗っかっている日本。ただでさえ地震が多いのに、発電方法を原発に拘っている場合じゃないのでは?
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