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撤退の農村計画 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2012/10/28

題名に惹かれました。人口減少社会になった今、必要な考え方と思います。もちろん限界集落は集落を維持するのを諦めて潰すべきというような短絡的な話ではありません。 どのように村、町を残していくかを考えていくときに、この本の知識があると整理がしやすいと思います。

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2011/11/17

過疎地域の農村がやがてたどるであろう農村からの撤退。本作はそれを推奨している。 ただし、無秩序に行うのではなく綿密な計画を練り込み、村民の心をケアを着実に行う事を前提としているが。 人口減少や高齢化といった事象により、農村地域ではより暮らしづらい環境が形成されていくだろう。そ...

過疎地域の農村がやがてたどるであろう農村からの撤退。本作はそれを推奨している。 ただし、無秩序に行うのではなく綿密な計画を練り込み、村民の心をケアを着実に行う事を前提としているが。 人口減少や高齢化といった事象により、農村地域ではより暮らしづらい環境が形成されていくだろう。そこで、生活が厳しくなるであろう農村を交通の弁が良い場所へ集団移転させる。計画は5-10年単位を前提としているため、村人が納得できるようなプランを練ることができる。作中の言葉を借りるなら「尊厳ある廃村」を行う事ができるのだ。 もちろん文化的な種火として残すための配慮も忘れない。全ての農村を廃村にするわけではない。 農村保護が厳しくなっている現在、積極的な撤退を視野に入れた農村計画が必要になるだろう。

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2011/08/19

6月に出会い、7月の著者達に出会い、そして、私の人生が変わる。 この本に出会って本当によかった。 人口減少の今の時代にあって、本当に必要な理論だと思う。

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2011/07/06

こういった農山村の撤退策は多かれ少なかれ必要だろうとは思う。アイデアと情熱次第かな。住民の方の、生の声をもっと聞きたい。/

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2011/06/09

学芸出版社『撤退の農村計画』 日頃ぼんやり考えてることが上手く言語化されていて強烈に面白い。農村だけじゃなく今日の日本の課題に広く当てはまる考え方だと思う。八方美人と夢物語を続ければ、割を食うのは我々。だから現実的に考えなきゃ。行政目指してる仲間たちにもぜひ読んで欲しいですねん。

Posted byブクログ

2011/02/01

集落診断士という考え方が印象的. 資金という面からの実現可能性については少し見えにくいところがあるものの, このように時代背景を考慮した上での"撤退"という可能性の提言には社会的意義が大いにある.

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2010/10/14

■出版社/著者からの内容紹介 人口減少社会において、すべての集落を現地で維持するのは不可能に近い。崩壊を放置するのではなく、十分な支援も出来ないまま何がなんでも持続を求めるのでもなく、一選択肢として計画的な移転を提案したい。住民の生活と共同体を守り、環境の持続性を高めるために、ど...

■出版社/著者からの内容紹介 人口減少社会において、すべての集落を現地で維持するのは不可能に近い。崩壊を放置するのではなく、十分な支援も出来ないまま何がなんでも持続を求めるのでもなく、一選択肢として計画的な移転を提案したい。住民の生活と共同体を守り、環境の持続性を高めるために、どのように撤退を進め、土地を管理すればよいかを示す。 ■内容(「BOOK」データベースより) 強制的な移転や放置には反対だが、すべてを維持するのは非現実的。生活と共同体、国土の保全を見据えた、選択的な撤退とは。過疎集落の現実を直視した、「もうひとつの提案」。

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