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じぶんを切りひらくアート の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2019/10/13

水戸芸術館の売店で、思わず手に取ってしまった本。 アートが僕に理解できるのかとの問いは、読み終わったいまも「よくわからない」としか答えられない。ただ手に取ってしまった理由ははっきりしている。サブタイトルが「違和感がかたちになるとき」だったからである。最近、違和感をやり過ごさない...

水戸芸術館の売店で、思わず手に取ってしまった本。 アートが僕に理解できるのかとの問いは、読み終わったいまも「よくわからない」としか答えられない。ただ手に取ってしまった理由ははっきりしている。サブタイトルが「違和感がかたちになるとき」だったからである。最近、違和感をやり過ごさないことが大切だと思うようになっている。違和感を抱えながら生きてきて、その違和感をドライブさせるとアートになる、という、過程に興味はあった。 その観点で言えば、全員、何らか興味を引かれる部分はあった。特に志賀理江子と高嶺格は面白かった。あと、三田村光土里は、もろに同世代感があって、わからないなりに理解できそうな気になれた。 https://amzn.to/32d9xsi

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2019/07/25

美術館学の講演に行った時、この本を編さんした高橋瑞木さんの話を聞いて、面白そうな人だなと思ったので。アーティストがなぜアーティストになったのか、生い立ちと学生時代のヒアリング集。石川直樹ぐらいしら知らんわ。

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2014/01/31

志賀理江子、そして、石川直樹、山川冬樹、高嶺格らへんのインタビューを読みたくて。そして、実際、ここらへんの人たちの言葉がビンビン響いた。この本に出てる人たちが、二十年後とかに、すごい存在になってるんじゃないかな、ていう、そのくらいの人選の良さがある。(13/9/7)

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2012/05/14

せつじつ。 志賀理江子さんのインタビューを読みたくて買った。 身体を切り刻まれるような切実な言葉の連続。

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2011/12/29

直感で購入。 そしてズバリ的中した本だった。 アートの本というよりは、 価値観や社会思想、ライフスタイルなどについて詳しく掲載するされていた。 彼らの現代社会に対する違和感。 それを形にして表現するためのアート。 表現方法はアートでもなんでもいい。 大勢に理解されなくても、小さ...

直感で購入。 そしてズバリ的中した本だった。 アートの本というよりは、 価値観や社会思想、ライフスタイルなどについて詳しく掲載するされていた。 彼らの現代社会に対する違和感。 それを形にして表現するためのアート。 表現方法はアートでもなんでもいい。 大勢に理解されなくても、小さいところにだけでも伝われば、 そこから波及して全体に広がっていく。 そのような活動姿勢にはとても感銘を受けた。 アートに関心のあるかた、ない方 誰でも学ぶことの多い本です。 ぜひ読んでみてください。

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2011/08/21

8人のアーティストの模索の過程をたどるインタビュー集。 アートは世界をどう見てるか、どう対峙するか。 何を美しいと思い、違和感に思うのか。表現しなくてはいけない切実さに出会い、それを自分の表現にしていく。 そこにどんな風に行き着くんだろうなぁ・・?と、思っていた。 作品として...

8人のアーティストの模索の過程をたどるインタビュー集。 アートは世界をどう見てるか、どう対峙するか。 何を美しいと思い、違和感に思うのか。表現しなくてはいけない切実さに出会い、それを自分の表現にしていく。 そこにどんな風に行き着くんだろうなぁ・・?と、思っていた。 作品として見えているものの奥にある世界を見ることができて、面白かったな。 =============== 写真を撮ることを、世界を切り取るという言い方をする人がいますが、僕には違和感があります。 自分のちっぽけな美意識で、主観的に切り取った写真は、目の前の世界を矮小化させるだけで、世界そのものの強さが写らない。 僕は自分から切り取るのではなく、世界を受け止めるように撮りだいんです。(石川直樹) 彼らが、アーティストになるきっかけは、先人のアーティストやアート作品ではなかった。では、人や作品との出会いに代わるもは何か。それは違和感である。 彼/彼女たちは各々何らかの違和感を成長の過程で感じ、それが表現することのトリガーになっている。その違和感とは、学校や社会の仕組みに対してだったり、自分自身の身体に対してだったり、日本の外と内とのアートの在り方だったり。 何であれ、目に映ったり、人から伝えられた現実とはひとつの価値観の総体であり、真実ではないということの気づきが違和感を生み、彼/彼女らをドライブしている。 そして、その違和感を日常生活や社会の常識の中に埋没させてしまうのではなく、むしろそれ自体を表現を通して、徹底して追求する。さらに、そこから生まれた表現を、自分個人の殻に閉じ込めてしまうのではなく、自分の外の世界との接触によって客観化し、また他者に対して、問うていこうとする。それがゆえに、表現はたえず他者を巻き込んでゆく。その過程で、無意識であれ意識的であれ、摩擦が発生し、他者を侵害することもあるだろう。 しかし、それでもなお、自分の表現を通じて他者との共感の可能性を模索しているのだ。そこにはいくつもの挑戦や試みだけがある。

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