薄妃の恋 の商品レビュー
相変わらずの王弁君………と思えば、少し成長していて、かと思えば、先生とのやりとりは相変わらずだったり。でも、たくましくなっていました。 先生とは距離が開いたように感じましたが、ところどころで零される先生の本音らしきものを聞くと、先生の方も一緒にいたいと思っているのがひしひしと感じ...
相変わらずの王弁君………と思えば、少し成長していて、かと思えば、先生とのやりとりは相変わらずだったり。でも、たくましくなっていました。 先生とは距離が開いたように感じましたが、ところどころで零される先生の本音らしきものを聞くと、先生の方も一緒にいたいと思っているのがひしひしと感じられてほっとします。 短編連作の一冊。雷さまと少年のお話、「陽児雷児」が一番好きです。
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シリーズものを文庫で追うのは、むりだなぁ、と改めて思う。伏線がいっぱいあるようで、次が気になる気になる。
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僕僕先生の第2段。少女のように見える僕僕先生と王弁の旅が再開。目的は無さそう。第1段のときほどの驚きはないかな。 料理対決:読み直したら、王弁が料理人2人に結果的にアドバイスしたことが判ったが、最初は気がつかなかった。頭の悪い読者のことも考えてほしい。料理人弟子の屈折した気持ち...
僕僕先生の第2段。少女のように見える僕僕先生と王弁の旅が再開。目的は無さそう。第1段のときほどの驚きはないかな。 料理対決:読み直したら、王弁が料理人2人に結果的にアドバイスしたことが判ったが、最初は気がつかなかった。頭の悪い読者のことも考えてほしい。料理人弟子の屈折した気持ちは納得しづらかった。 雷神の子と少年の話:子供2人の気持ちを語ってほしかったな。行動を見れば判るじゃないか、と言われそうだけれど、他の短編では良く登場人物が自分の気持ちを語っているから、ちょっと物足りない。王弁との絡みも少なかったし。 文句をつけたけれど、薄妃が登場してから、面白くなってくる。結局、楽しんで読み終えた。色々謎も出てきたし、今後の展開が楽しみ。 王弁の持っている何かについて、チョッとヒントが出てくる。陰と陽を包んで余りある虚無とか、僕僕先生の台詞「だから、ボクは帰ってこられた」とか…。本人は全く気付いてないみたいだけど、何でしょうね。
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