デクノボー宮沢賢治の叫び の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
宮沢賢治は「雨にも負けず」と「よだかの星」を読んだくらいでした。今回、山折哲雄と吉田司の対談集を読み、宮沢賢治という人物に迫ることができました。「デクノボー 宮沢賢治の叫び」、2010.8発行。読後、お二人の宮沢賢治に関する造詣の深さ、そして考察の幅の広さに驚嘆しました。①結核文学、賢治は隠し、堀辰雄は全面的に出した ②賢治は自己犠牲、武者小路は利己主義で、求めた先は人類愛 ③石原莞爾と賢治に共通するのは農本主義。宇宙感覚は賢治にあって莞爾にはなかった。だから、莞爾の思考は水平に延びて満州建国に。
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対談形式で書かれていて、ある程度宮沢賢治の生活してきた環境や、思想を知っているという前提で対談がされている。読者にだけ訴えているのいうものではないので、全く宮沢賢治について無知の者にとっては、理解できないかも。しかし、宮沢賢治の作品を読むうえでは、知っていた方がいいと思われること...
対談形式で書かれていて、ある程度宮沢賢治の生活してきた環境や、思想を知っているという前提で対談がされている。読者にだけ訴えているのいうものではないので、全く宮沢賢治について無知の者にとっては、理解できないかも。しかし、宮沢賢治の作品を読むうえでは、知っていた方がいいと思われることがいろいろ書かれていてためになった。
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