食の職 の商品レビュー
こだわりと丁寧さ的な世界と、俗っぽさ猥雑さが共存する不思議な雰囲気。 P47 大手のビールはよくできています。飲みやすさ、扱いやすさという点でこちらも安心して提供することができる【中略】(大手に”違う”と伝えると)公式のコメントがあらかじめ用意されていて、それを繰り返すのみだっ...
こだわりと丁寧さ的な世界と、俗っぽさ猥雑さが共存する不思議な雰囲気。 P47 大手のビールはよくできています。飲みやすさ、扱いやすさという点でこちらも安心して提供することができる【中略】(大手に”違う”と伝えると)公式のコメントがあらかじめ用意されていて、それを繰り返すのみだったりします。【中略】メーカーとは腹を割れる対等な関係になりたい。 P84 とはいえ、私たちも最初はコンサルタントの紹介で飲食店専門の仕入れ業者さんのお世話になったのです。【中略】束縛されたくなければ断然(フランチャイズより)コンサルタントでしょう。 P224 ある東洋医学の権威の先生が「健康とはなにか」という質問に「ここぞという時にふんばれること」と答えていてなるほどと納得したことがあります。 P239 音楽がやるものから聞くもの(一方的なもの)になってしまったのも、全面的に商品(オリジナル)化しているからです。【中略】表現のありとあらゆるものが「商品」(オリジナル)化するなかで、料理だけがかろうじてまだ誰のものでもなく、誰のものでもあるという文化本来の姿をとどめているのではないでしょうか。 P249 ひとりやふたりで切り盛りしている極小単位のお店は、なかなか人を雇う余裕がないんです。人件費がかかる?それもありますが、人を使うってパワーが要るんですね。【中略】個人商店では、屋当方も雇われる報も「お手伝い」感覚からなかなか抜け出せません。お互いにそこに「育てる」「育つ」という覚悟がないとかえって中途半端になりエネルギーを消耗するだけなんですね。
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実家の喫茶店を継ぐ予定なので、その参考に。 なると思ったけど、ここまでの専門化は無理やなぁとひしひしと。 でも、ベルクさんはこうしてこだわっているからこそ、長く続けられているんだなと。 一回行ってみたいね。
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新宿にある「ビア&カフェベルク」の副店長さんが書いた本。お店の話だけでなく、ベルクに食材を提供している職人さんたちへのインタビューや、食そのものの話など、いろいろ詰まっている。まったく職種は違うが、読んでみて仕事に対する矜持というものについていろいろと考えてしまった。自分の仕事が...
新宿にある「ビア&カフェベルク」の副店長さんが書いた本。お店の話だけでなく、ベルクに食材を提供している職人さんたちへのインタビューや、食そのものの話など、いろいろ詰まっている。まったく職種は違うが、読んでみて仕事に対する矜持というものについていろいろと考えてしまった。自分の仕事がいかに「ファスト」なものであるか再認識。どうせならベルクのようにこだわりと情熱を持って仕事がしたくなる。
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新宿に開かれている小さなお店のポリシーをまとめる。店のメニュー、食材の選び方など、こだわりが店を続けられる理由になっているのがわかる。
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ベルクのホットドッグは「なにもつけないでお召し上がり下さい」を謳い文句にする イメージしにくいものに人はなかなか手を出さない。イラスト入りのPOPを作ったジャーマンセット
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食の「職人さん」たちのこだわりがあってこそ、美味しく安全なものを食べることができるのですね。 ファストフードを全面的に否定するわけではないけれど、こだわりを持った職人さんたちが誇りを持って作るものをいただける幸せを味わってみたいな。
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この本を読んだら、絶対にベルクに行きたくなる。自分は行きました。まあ、本を読んだあとで行くと、なんとなく知識が先行しちゃう部分もあったかもしれないけど、美味しかったです。 3任の職人さんとの対談や、l著者の迫川さんの食に関するポリシーなんかも非常に参考になりました。
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「食の職」に関するスタンスに明確でぶれない軸を感じた。 それを維持し続けている姿勢にリスペクトです。 ベルクに関わるプロとプロとの化学反応も、この軸があるからこそ実現できたものなのですね。
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新宿ベルク副店長の本。 メニューの秘話、職人との話、食の考え方など。同意できる点、そうでない点、いろいろあり。 味覚の認識能力がスゴイ。というか一般人が退化したのか。
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食の職、読了。新宿ベルクの副店長兼写真家の迫川さんの本。食の仕事とはなにか?ずきずきとくる。「美味しいものを出すのが先、その後の儲け」 ビールの味をイラストで表現していることに驚きながら、とても納得。味覚を視覚化すること、やってみよう。
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