バカが全裸でやってくる(Ver.1.0) の商品レビュー
小説家を目指してたり編集だったり小説家の群像劇、物語は著者における裸!という一点が比較的共通の考えとしてあったがそれに至ってない人、至った人、過ぎた人など群像劇ならではの価値観の違いが表現されてて面白かった。 まぁただよくある内容といえば内容なので同じ著者なら六百六十円の事情...
小説家を目指してたり編集だったり小説家の群像劇、物語は著者における裸!という一点が比較的共通の考えとしてあったがそれに至ってない人、至った人、過ぎた人など群像劇ならではの価値観の違いが表現されてて面白かった。 まぁただよくある内容といえば内容なので同じ著者なら六百六十円の事情の方が意外性のある群像劇としては面白いかも。 みーまーシリーズに電波女シリーズに最近の群像劇といい中々引き出し多くてすごいなー
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一つの事象を、幾つもの、何人もの側面から書き上げて物語を織り成すのが本当に上手いと思う。 それよりも小説家、ライトノベル作家としての在り方や、ラノベレーベルに対する不満みたいなものを物語中に入れ込んでるのが面白い。ラノベ作家って、小説家よりは漫画家に近いものなのかね?
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いや、良いですね。 これは良い。 伏線のつなぎ方とか、だまされた感とか。 そしてループ。 今読んでる作品を中断してでも読みたいくらい。 まさか第5章から第1章に繋がるやなんて。 たまらないっ! これはほんま、良い。 それが言いたい。
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はたして、この作家はうまい作家なのか、それとも下手な作家なのか。1冊だけではわからない。 普通、1冊読んで、流れがうまくない、と思ったら、二度は手にしないけど、この作家の場合、わからない。 内容も不思議。 結局一周して、また新しく一周始まる? ループなのか、この小説は? といった...
はたして、この作家はうまい作家なのか、それとも下手な作家なのか。1冊だけではわからない。 普通、1冊読んで、流れがうまくない、と思ったら、二度は手にしないけど、この作家の場合、わからない。 内容も不思議。 結局一周して、また新しく一周始まる? ループなのか、この小説は? といった感覚です。 もう一冊著書を読むべきか否か。
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“でもこれは話すべきなのか?ああ勿論、『僕』なんて実在しない……と思うぜ。これの真偽は内緒、ってことにしとこう。それで、『僕』のその後なんだが……例えば、推理小説ならこういうオチはどうだ?実は『僕』として描かれていた行動は全部、最後に描かれた『オレ』だった、とか。ほんとは大学で『...
“でもこれは話すべきなのか?ああ勿論、『僕』なんて実在しない……と思うぜ。これの真偽は内緒、ってことにしとこう。それで、『僕』のその後なんだが……例えば、推理小説ならこういうオチはどうだ?実は『僕』として描かれていた行動は全部、最後に描かれた『オレ』だった、とか。ほんとは大学で『オレ』が甲斐抄子と張り合い、小説家への道を歩む。つまり『僕』と対話していた『オレ』の行動と言葉は……みたいなさ。どう? あれ、でもそれだと『僕』だか『オレ』だかのその後を語ってるわけじゃないよな。おっと失敗。あーでも、そんなの決まってないんだよな。だから物好きな人が好き勝手に想像してくれ。それがきっと『僕』のその後になる、んじゃないか?まぁ、先のことは分からんね。 分かる小説も面白くないし。よし、そろそろ切りがいいし、ここであとがきお終い。 この本の一章をもう一度読み返したくなったら、オレの勝ちだ。じゃ、またな。” え? ええっと、これは、つまり、その、 え?……ああ、そっか。 自分なりの理解は下せるけどそれが正解かはわからない。 だけど、つまるところは……ああ、駄目だ。うまく言い表せない。 ちと引っかかるのは、『橘エイジ』と、『自称殺し屋の親戚のおにいちゃん』。 これが出てくるところを、この物語内での現実世界と捉えると……。 面白くて、混沌として、だけど不可解ではなくて。 バカ最高。 “僕が居酒屋の入り口になんの経緯もなく注目した直後。 居酒屋の扉が力強く蹴り倒される音と、芯の一本通った伸びのある悲鳴が響き渡る。 事件と不安と絶望と、ほんのちょっとの好奇心をくすぐる非日常の音。 そして日常を覆う肌色が押し寄せる。 『そいつ』は、 『僕の前』に、 『全裸』でやってきた。 ……フルティンである。 完全に直接的な言及は避けるけどティン丸出し。 前も後ろも包み隠していなかった。 びんぼっちゃまの全裸バージョンだ(それならだれでも裸です)。 そんなやつが全力疾走で現れて居酒屋の入り口を蹴り飛ばして、飛びこんできた。 ……ここ、昨日まで僕が住んでいた日本だよな?”
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こういう方向の入間人間もかなりいいと思う。 とりあえず、こういうのが好きだということはとても伝わった。
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今回もいい入間人間作品。 私小説とも思える内容のある種の群像劇作品。 とにかく全編が「小説」のことで埋め尽くされていて なんだか苦しいくらいにその切実な想いが伝わってくる。 息苦しいよ。その息苦しさは好ましい苦しさだけど。 きっと20代で読んでいたら、自分ももっと近い感情の温度で...
今回もいい入間人間作品。 私小説とも思える内容のある種の群像劇作品。 とにかく全編が「小説」のことで埋め尽くされていて なんだか苦しいくらいにその切実な想いが伝わってくる。 息苦しいよ。その息苦しさは好ましい苦しさだけど。 きっと20代で読んでいたら、自分ももっと近い感情の温度で のめり込んで、もっと気持ちを動かされたかもしれない。 言葉、語感、単語、語呂の多様を極力排除したまさに 「全裸」の作品なのかもしれないですね。 今、このタイミングで今作が出ることに今後の入間人間氏の 作品がどうなるのか期待値アップ。これでハードル上がって しまってますよーw。
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