東京・地震・たんぽぽ の商品レビュー
東京を震度6強の大地震が襲ったという設定で描かれた14編の短編。 描かれるのは、地震に遭遇した様々な人びとのドラマ。近未来小説でも、ドキュメンタリー小説でもない。裏表紙には、『身体に心に痛手を負った14人の、悲しみと明日への希望を描く…』とあるが、少なくとも、『明日への希望』は...
東京を震度6強の大地震が襲ったという設定で描かれた14編の短編。 描かれるのは、地震に遭遇した様々な人びとのドラマ。近未来小説でも、ドキュメンタリー小説でもない。裏表紙には、『身体に心に痛手を負った14人の、悲しみと明日への希望を描く…』とあるが、少なくとも、『明日への希望』は感じられなかった。 どういう意図で描かれた作品なのだろうか。
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短編集。地震が東京を直撃した時のいろいろなドラマ。中でも「だっこ」は素晴らしい作品だと思った。自らの死を悟った女の子が死を素直に受け入れながらも、弟への愛情だけは最後まで執着していて、生きたいという希望がにじみ出ている。
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いつものような5月のある日、東京で震度6の大地震が発生。すべてが壊れたその時、人々は何を想い、どう行動したのか。フィクションとは思えない14のショートストーリー。 ことさら大きなドラマ仕立てにするわけでなく、災害に遭ったことも人生のなかのヒトコマだというスタンスが、作者の勇気と愛...
いつものような5月のある日、東京で震度6の大地震が発生。すべてが壊れたその時、人々は何を想い、どう行動したのか。フィクションとは思えない14のショートストーリー。 ことさら大きなドラマ仕立てにするわけでなく、災害に遭ったことも人生のなかのヒトコマだというスタンスが、作者の勇気と愛情を感じ、読む側にリアルさを与える。最終章の祈りのシーンは秀逸。私も涙で目が霞んだ。
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東京での大地震、実際にいつ起こってもおかしくない状況です。3.11を経験したことで、よりリアルに感じることができました。地震が起きた時、自分のやるべきことがしっかりできたらいいなぁと思います。
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日常が壊れるって幸せが壊れるだけじゃない。 日常って憎しみも悲しみも何気なさもそして幸せもあるから。 2007年の本にしてこのリアリティ。豊島ミホすごいな。 想像しようとしていなかった(避けていた)ものを見せつけられ胸が苦しくなった。
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東日本大震災のまえに書かれた作品だとは思わなかった。なんてリアルな。東京の大震災を通じた群像劇。とても切ない。どんな風に運命を捻じ曲げられても、人はどうにか生きていかなきゃいけないんだな、と思う。
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3.11の半年前に買い、積読になったまま実際に震災が起こり。 最初の話だけ読んだ後、どうにも読み進める気が起きずに2年ほど放置。 ついに読んだ。きっかけは特にない。 感想を書こうとしたものの、うまく表現できそうもないので、 やっと読んだよっていうことだけ記録。
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今読むと、なんだかいろいろ考えさせられる。 それぞれの短編で、人々がどう動くのか、どう考えるのか、もちろん苦しい思いはたくさんあるけど、先には必ず明かりがあって、救いもあって、豊島ミホさんならではの小説だと思った。
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地震が起きたらどうなってしまうのだろうか。多くの人が路頭に迷うことになるだろうが、様々な人のストーリーが収められていて興味深かった。
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再読。 震災の後に書かれたみたい。 最後にお祈りにきた男の人は、最初の話の主人公? 二回目で初めて気づいた。
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