有頂天家族 の商品レビュー
安定の森見登美彦さん節!!ほんとに大好き。 物語に軸があるというよりかはキャラのセリフとか会話とか行動が魅力的だし面白みを感じる!! 文体も読みにくそうで結構読みやすくていい。
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流石は森見登美彦作品。独特でリズミカルな文体、読み進めるうちに虜になる傑作。お見事なエンタメ小説です。
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序盤は独特の世界観を読み慣らすための日常劇。 終盤にかけて受け入れた空想世界での伏線を回収するような疾走感のあるドタバタ劇。 アニメ映像化を念頭においた作品であると感じられ、読後感がアニメ映画見終わった時のその感じだった。だからそう思った。 例えが正しいかどうかわからないが、ジブ...
序盤は独特の世界観を読み慣らすための日常劇。 終盤にかけて受け入れた空想世界での伏線を回収するような疾走感のあるドタバタ劇。 アニメ映像化を念頭においた作品であると感じられ、読後感がアニメ映画見終わった時のその感じだった。だからそう思った。 例えが正しいかどうかわからないが、ジブリ風ライトノベルという感じかなと。
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#85奈良県立図書情報館ビブリオバトル「先生」で紹介された本です。 2017.12.16 https://m.facebook.com/events/1495981577190237/?acontext=%7B%22action_history%22:%22null%22%7D&...
#85奈良県立図書情報館ビブリオバトル「先生」で紹介された本です。 2017.12.16 https://m.facebook.com/events/1495981577190237/?acontext=%7B%22action_history%22:%22null%22%7D&ref_source=newsfeed&ref_mechanism=feed_attachment
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面白〜い。兎に角面白い、森見登美彦作品なので読み始めは、クセのあり読みづらく感じるのですが、そこを超えると一気に森見ワールド全開へ! いつもの京都が舞台の不思議な物語で、グイグイ読み進めてしまいます。特に凝った世界観など設定されてなさそうなのに、設定崩壊せずにどんどんな話が盛り上...
面白〜い。兎に角面白い、森見登美彦作品なので読み始めは、クセのあり読みづらく感じるのですが、そこを超えると一気に森見ワールド全開へ! いつもの京都が舞台の不思議な物語で、グイグイ読み進めてしまいます。特に凝った世界観など設定されてなさそうなのに、設定崩壊せずにどんどんな話が盛り上がっていき、最後に大団円を迎える。 今回の主人公は暢気なタヌキたちが主人公だったので、何となくほのぼのした感じがあり、それでいてタヌキらしい闘いなど上手く書かれているなと思いました。
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たぬきの家族が主人公のストーリー。 天狗もでてくる? ファンタジー的要素は少し苦手で入り込めるかなと思いながら読み始めたのですが、一瞬で京都の街をたぬきや天狗が化けたりしながら生活する世界観に引き込まれました。 違和感どころか、京都には普通にたぬきも天狗もいるよねと思って楽しめる...
たぬきの家族が主人公のストーリー。 天狗もでてくる? ファンタジー的要素は少し苦手で入り込めるかなと思いながら読み始めたのですが、一瞬で京都の街をたぬきや天狗が化けたりしながら生活する世界観に引き込まれました。 違和感どころか、京都には普通にたぬきも天狗もいるよねと思って楽しめるのはさすが森見登美彦さん! そして、ちゃんとばかばかしくも、切なく温かい家族の物語。 京都行ったら、どこかにたぬきが化けた人いるかもと探しちゃいそう。
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ただ楽しい。読みやすい。どこまで本当にある店か気になる。〇〇通りを〇〇で曲がって〜みたいな描写多くて京都わかる側としては楽しいけど、わからない人は何もわからないのでは?と心配になる。方角とか距離感とか。
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最初は独特の文体に慣れなかったけど、慣れるとそこからは面白かったです。むしろこの独特の文体が主人公が狸という事も相まって味を出してると思います。森見登美彦の作品を読むは初めてでしたが他の作品も読んでみたいと思いました。
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2024.07.03読了 前半は独特の雰囲気に中々慣れず、、 途中諦めそうになったけど、後半は本当に本当に引き込まれて、時間を忘れてあっという間に最後まで読み終えました。
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京都は鴨川の周辺には、数々のたぬきが生息しており、彼らは人や動物、なんなら石になりすまして街中を闊歩する。しかしそんなたぬきにも恐れるものがあり、それが七福神と呼ばれる人や妖怪、人から変化した妖怪共の集まる「金曜倶楽部」である。彼らは毎年忘年会にたぬきを捕まえて、鍋にして食べるの...
京都は鴨川の周辺には、数々のたぬきが生息しており、彼らは人や動物、なんなら石になりすまして街中を闊歩する。しかしそんなたぬきにも恐れるものがあり、それが七福神と呼ばれる人や妖怪、人から変化した妖怪共の集まる「金曜倶楽部」である。彼らは毎年忘年会にたぬきを捕まえて、鍋にして食べるのである。過去に父親が鍋にされた下鴨家の母と4兄弟、特に三男の矢三郎は、隠居した天狗に弟子入りし、家族の危機を救っていく…? アニメ化もされ、タイトルだけフジテレビ(三谷幸喜)にパクられたたぬき小説である。大正ロマンのようで現代でもあり、現代でもちょっと古そうと思ったら携帯電話がでてきたりする、ちょっと古そうなでも新しい時代を背景とするドタバタコメディだ。 文章はご多分にもれずの森見節であり、序盤はたぬきが主人公だが鴨川家の兄弟の構成が分かりづらかったり、一般人が天狗になったり夷川家というたぬき一家が出てきたり、その一方で出町柳の商店街や三条河原の町並み描写に土地勘のある人(ワシだ、ワシ)が引っかかったりするため、最初2章は気がついたら流れていくように読んでしまった。なるほど、お師匠さんが傍若無人の弁天にベタ惚れしていて、それに矢三郎が振り回されるってことか、みたいな。 後半、年末に差し掛かっていくごとに、アニメ的というか、敵味方がくんずほぐれつになっていくのだが、そのあたりになってくると、人間関係、妖怪関係および狸関係が嫌でも頭に入っているため、理解に困るというわけでもないあたりがさすがである。ただ、寺町通りが途中から細くなって…ん?と思っていたら、鳩居堂だの三嶋亭だのが現れて、思っていた南北が逆だった、みたいなことはある。土地勘がない人にはどうでもいいことであろうが。そこから先斗町ねえ、みたいな。 森見作品にしては、結構な厚みがあることと、そこにあのなんとも講談のようなアナクロな言葉遣いに、主人公がたぬきでビジュアルを想像して乗せにくいなどの難点も多いため、思っていた以上に読むのに時間がかかったが、それも含みの醍醐味なのだろうなあ。
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