サマータイム・ブルース 新版 の商品レビュー
90年ごろに旧版で読んで以来の再読。やっぱりおもしろかった。 前回読んだあと、筋書きや事件の大筋はきれいさっぱりわすれていたんだけど、ヴィクのくらしぶりとか、ロティとのからみは「そうそう!」という感じでしっかり残っていたのがおもしろい。 正直、あそこまでの独立心はわたしには皆無...
90年ごろに旧版で読んで以来の再読。やっぱりおもしろかった。 前回読んだあと、筋書きや事件の大筋はきれいさっぱりわすれていたんだけど、ヴィクのくらしぶりとか、ロティとのからみは「そうそう!」という感じでしっかり残っていたのがおもしろい。 正直、あそこまでの独立心はわたしには皆無なので、そんなにがんばらなくてもいいじゃない、と思ってしまうところが多々なんだけど、ジルや、あの女の子(もう名前忘れた)に対する優しさなど、ああ、こういうところがヴィクの魅力だなと再認識した。
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読書会の課題図書にて久しぶりに再読。 初めて読んだときはヴィクの格好良さにどきどきした。 そして時を経て、彼女が自分の脚で踏みしめ歩いてきた道が当たり前になったことに祝杯をあげたい気持ちになる。
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新版ではライトノベル調の表紙ですが、内容はロジックやトリックよりもハードボイルドであることに重きを置いている印象がありました。 80年代前半のシカゴが舞台になっているので、パソコンや携帯電話は登場しません。アナログの世界とハードボイルドと女探偵とが非常にマッチしており、荒々しさの...
新版ではライトノベル調の表紙ですが、内容はロジックやトリックよりもハードボイルドであることに重きを置いている印象がありました。 80年代前半のシカゴが舞台になっているので、パソコンや携帯電話は登場しません。アナログの世界とハードボイルドと女探偵とが非常にマッチしており、荒々しさの中にも軽快さと皮肉のスパイスが効いているたように感じました。 ミステリの要である事件の真相は、簡単ではないものの非常にシンプルで正直物足りなかったです。また、登場人物が多く、シカゴの地理が分からないため、時々混乱しながら読み進めることがありました。よって☆は4つで。 今後新版をハヤカワさんが出版されるのであれば、できればシカゴの簡単な地図をつけてくれると嬉しいです。ミステリに地図や間取り図はつきものだしね。
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うらぶれた探偵像、事件をめぐる警察との衝突、ギャングの脅迫など、序盤の展開は定型的だが、主人公の魅力で最後までもたせる。
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3 焦燥と退屈と癇癪持ち達の夏。 語りにもう少し毒やウイットが欲しい。 何故か突然怒りだす登場人物が多い。 終盤のスピード感・緊迫感はなかなか。 《勝手にサマーアクションシリーズ》第4弾。 ただでさえ暑い夏なのに、そんなに怒ってばかりいると増々暑くなってしまうよ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
V・I・ヴォーショースキー・シリーズ 息子ピーターの恋人アニタ・マグローを探してほしいとジョン・L・セイヤーの依頼。捜査を開始し大学に向かうが・・・・。ピーターの部屋で発見したピーターの遺体。ピーターがバイトしていた保険会社の部長ヤードロー・マスターズの証言。依頼人は本物のセイヤーではなかった。かくまわれるアニタ。アニタの父親アンドリュー・マグローの正体。マフィアであるアール・シュマイセンの脅し。射殺された本物のジョン・L・セイヤー。醜聞を恐れるセイヤー家。セイヤーの娘ジルの依頼。ジルを保護するヴィク。 2011年10月13日読了
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主人公のヴィクは女性探偵ですが、マフィアに脅されても、事務所を荒らされても、決して自分を曲げない信念がすごい! 一人称で語られるヴィクの心情や他の登場人物たちとの会話もかなり魅力的。
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