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学びの空間が大学を変える の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2020/04/05

大学内の空間(空間のかたち、机や椅子などの人工物などを含む)が学びをどう変えていくかの考察。空間設計×教育を、東大のKALS等のケーススタディーを交えながら。

Posted byブクログ

2018/10/09

紹介事例は,東大駒場アクティブラーニングスタジオ(アクティブラーニングスタジオ),東京女子大マイライフ・マイライブラリー(ラーニングコモンズ),公立はこだて未来大学(コミュニケーションスペース)。ひとまず。ラーニングコモンズに関わる部分(Part3,4)のみ流し読み。学修支援環境...

紹介事例は,東大駒場アクティブラーニングスタジオ(アクティブラーニングスタジオ),東京女子大マイライフ・マイライブラリー(ラーニングコモンズ),公立はこだて未来大学(コミュニケーションスペース)。ひとまず。ラーニングコモンズに関わる部分(Part3,4)のみ流し読み。学修支援環境であり,日本の場合にはインフォメーションコモンズも兼ねる。FDがやっぱり難しそう。以下,Part4より。 「Part.3で取り上げた東京女子大学の事例で印象的だったのは,図書館の若手スタッフが利用者の行動を的確に観察し洞察していることであった。」: これに関連してるのか,Part.3では東京女子大の図書館で,館内利用を計れるようにするため,本棚には返本させず,ブックトラックに返本させるようにしてるとあったのが,先日の千葉大アカデミック・リンク・セミナー(2013年度第5回)の調査とも通じるところがあるような気がした。 「近い将来,タブレットPCを持参した御用聞きスタイルのレファレンスライブラリアンがITツールを駆使して利用者の間を巡回し,サービスする姿が見られるかもしれない。」: 今でもその方がいいのでは,と思うことはあるな…。執筆者プロフ一覧ページで「Cybrarian」という言葉があったのだけど,その言葉からイメージされる姿って,そういうタブレットPC持参してたりとかそういう人のような気がする。

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2015/01/05

Thu, 28 Oct 2010 大学の中で学びの為の場作りがすすんでいる. 「学びの空間が大学を変える : ラーニングスタジオ ラーニングコモンズ コミュニケーションスペースの展開」 ということである. 写真という写真,図という図において,部屋のレイアウトや 美しい机や...

Thu, 28 Oct 2010 大学の中で学びの為の場作りがすすんでいる. 「学びの空間が大学を変える : ラーニングスタジオ ラーニングコモンズ コミュニケーションスペースの展開」 ということである. 写真という写真,図という図において,部屋のレイアウトや 美しい机や高価な椅子が配置される.# だいたい,値段はわかる. インテリア会社の広告ばりのかっこよさ. もちろん,学生が活動できる空間をつくるのは重要であり,第一歩としては必要だ. しかしながら,それは「モノ」である. 行政が「コンサートホール」を作れば,その地域の音楽活動が活性化されるだろう,と考えるのと変わらないとおもう. むしろ, ・学内のコミュニケーションを活性化するコミュニティづくりの仕掛け ・会議の中のコミュニケーション・メカニズム・デザイン ・相互の学びを加速させる,教員組織や授業カリキュラム含めた制度設計.インセンティブ設計 など,より,ソフト面でのアプローチが本質的である気がした. すこしは,事例がのっていたが,全体としては 「スタンフォード大にはこんなかっこいいスペースがある」 的な事が多かった気がする.

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2014/11/11

アクティブラーニングが可能な空間設計について検討している本書。もちろん最後のまとめにあるように、形だけ真似るだけでは何にもならないですが、空間設計とその背景にあるコンセプトについて、充実したケーススタディを交えて考察されています。 第3部のコミュニケーションスペースについてのとこ...

アクティブラーニングが可能な空間設計について検討している本書。もちろん最後のまとめにあるように、形だけ真似るだけでは何にもならないですが、空間設計とその背景にあるコンセプトについて、充実したケーススタディを交えて考察されています。 第3部のコミュニケーションスペースについてのところにあったように、大学全体としてまだまだ学生の憩いの場であったりグループで課題に取り組んだりできる場所が少ないのは確かだと思います。そういった「とりあえず集まれる場所」としては何となくのラーニングコモンズが認知されているような気がするけれど、学びを促進したり、想像力をかきたてるようなそういった工夫・改善がまだまだ必要だなと感じました。 ラーニングスタジオ・ラーニングコモンズ・コミュニケーションスペース、この3者は全てつながっているものなのだと読み終わったときに改めて感じました。ラーニングコモンズを作る際に、大学がどういう教育を目指しているのか、実際にどんな授業が行われているのか、ということのカウンターパートになるような空間を作らないといけないなと。 個人的には、はこだて未来大学の大学全体の空間設計がとても面白く感じました。こんな大学で過ごしたら、どういう大学生活になるのかなと純粋にわくわくしました。

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2014/09/02

今年1月から学びの環境に関する文献を読んでいる。アフォーダンスを考えると学びの成立に環境特性は不可欠な要素である。この夏も補助金関係でこのトピックについて考えたが,見積もりだしてみると作りたい環境には多額の金がいることが分かる。ミッションを階層的にして学生の学びを促進できる,促進...

今年1月から学びの環境に関する文献を読んでいる。アフォーダンスを考えると学びの成立に環境特性は不可欠な要素である。この夏も補助金関係でこのトピックについて考えたが,見積もりだしてみると作りたい環境には多額の金がいることが分かる。ミッションを階層的にして学生の学びを促進できる,促進する環境を優先的に作って実践したい。

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2014/03/09

ラーニングスタジオやラーニングコモンズ等、大学の学習空間のあるべき姿について、多くの事例を挙げて考察しており、大学が行う、学生の能動的学修支援について非常に参考となる資料であります。 ■横国大附属図書館所蔵データ http://opac.lib.ynu.ac.jp/cgi-bi...

ラーニングスタジオやラーニングコモンズ等、大学の学習空間のあるべき姿について、多くの事例を挙げて考察しており、大学が行う、学生の能動的学修支援について非常に参考となる資料であります。 ■横国大附属図書館所蔵データ http://opac.lib.ynu.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?isxn=9784938789275

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2012/03/03

大学図書館,学習環境について,豊富な事例が紹介されておりました。母校の図書館も紹介されていました。当たり前のものとして使っていた図書館に対して,このように分析されるものなのかと興味深く拝読しました。 環境が学びの質や意識に影響を与えるんだろうと何となく考えていましたので,もう少...

大学図書館,学習環境について,豊富な事例が紹介されておりました。母校の図書館も紹介されていました。当たり前のものとして使っていた図書館に対して,このように分析されるものなのかと興味深く拝読しました。 環境が学びの質や意識に影響を与えるんだろうと何となく考えていましたので,もう少しこの分野にも深く足を踏み入れていきたいと思います。また,大学以外の教育組織においての適用可能性,実践例などについてさらに調べたいと感じました。

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2011/12/03

まじめに仕事関連の本も読んでみた。こういう本を読むと成功例ばかりなので、「うちの大学ではムリだよねえ」、とちょっとへこみます。でも、ところどころ、「これはうちでもできる!」「やってる!」と思えるところもあって、そこらへんから地道に広げたいな、と思い直したり。そして読んで得た知見を...

まじめに仕事関連の本も読んでみた。こういう本を読むと成功例ばかりなので、「うちの大学ではムリだよねえ」、とちょっとへこみます。でも、ところどころ、「これはうちでもできる!」「やってる!」と思えるところもあって、そこらへんから地道に広げたいな、と思い直したり。そして読んで得た知見を一人で完結させるんじゃなく、あちこちに言う、共通理解して仕事につなげる、っていうのが大事なんだな。と思った次第です。

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2011/01/17

2011 1/17読了。研究室蔵書。 新しい大学教育の方向性として、  1)高次能力の育成  2)プロジェクト学習  3)ブレンド学習 を置き、その入り口として能動的学習に不可欠・持続的な変革の拠点になる「学習区間の再設計」を選び、論を進める本。 具体的には新しい教室:ラーニング...

2011 1/17読了。研究室蔵書。 新しい大学教育の方向性として、  1)高次能力の育成  2)プロジェクト学習  3)ブレンド学習 を置き、その入り口として能動的学習に不可欠・持続的な変革の拠点になる「学習区間の再設計」を選び、論を進める本。 具体的には新しい教室:ラーニングスタジオ、新しい図書館:ラーニングコモンズ、対話による学びの誘発の場:コミュニケーションスペース、をケーススタディとともにとりあげ学習空間のデザインについて考察する。 以下、メモ。 ・冒頭にいくつかの学びの空間のカラー写真があり、全体のイメージをつかむのに役立っている。あらためて、はこだて未来大学はこれを見ると行ってみたくなるなあ・・・ 1.駒場アクティブラーニングスタジオ ・アクティブラーニング:「メディアからのインプットに対し学生が能動的に読解・作文・討論・問題解決などを通じて分析・統合・評価・意思決定を行い、その成果を組織化しアウトプットする学習活動」(Bonwell and Eison 1991). ・先行例の分析⇒コンセプト作成⇒学習空間の設計⇒什器の開発⇒実装・運用、という流れ ・授業前後に利用可能な「ウェイティングルーム」がある  ⇒・これはいい。「居場所」問題とも関連 ・什器は独自開発。組み合わせによりフレキシブルに使える形を、複数のデザインから検討。対人距離の安定するまが玉形に  ⇒・ここはやはりお金の掛け方が違うよな ・教育工学の専門スタッフ×2を配置 ・eラーニングツールの活用 ・長時間PCを使う場合は電源がいるのでどうしても固定的に? 2.スタジオ型教室について ・半年前に受講していた講義形式の授業内容について、あらすじを話せる学生は2%、キーワードのみでも29%、という調査  ⇒・7割の学生は何も覚えていない ・アクティブラーニングとスタジオ型教室  ⇒・学生は試行錯誤しつつ能動的・発見的学習をすることを、教員は必要な手助けをすることが求められる ・MITの事例・・・アクティブラーニング・スタジオ型の方が効果が高い。特に受講前からレベルの高い受講生の伸びがいい ・スタジオ型教室の特徴  ⇒・学習者中心  ⇒・知識中心  ⇒・評価中心  ⇒・共同体中心 3.東京女子大学マイライフ・マイライブラリー ・ここは以前に見学に行ったことあり ・新スペースによってうるさくなったというより、従来の閲覧室でのおしゃべりが減った印象がある、と学生のコメントあり 4.自律と協同の学びを支える図書館 ・ラーニングコモンズの章 ・Beagleのコモンズの3段階、中でも文化的コモンズ=学習グループ、学習・実践の共同体について、McMullenのコモンズの構成要素のうちアカデミックサポートと結びつけて論じている。ここはラーニングコモンズの肝だよなあ 5.はこだて未来大学 ・pingpongの関連で写真はいっぱい見ているが現地は未見 ・読むとあらためて行きたくなる ・「いってみれば大学が丸ごとラーニングコモンズ」 6.コミュニケーションスペース ・大学が学習者中心の空間になると、飲食しながら作業したり周りを気にせず討議ができるコミュニケーションスペースが重要になる ・おわりに  ⇒・空間を検討する前に学習環境全体のビジョンを!

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2010/10/07

最近の大学は、以前と比べると非常にユニークな教室、学習空間が多いことが気がつく。 私の通っている大学の図書館もラーニングスペースとやらで改築工事をして学生の学習スペースになっている。(おしゃべりスペース?) いずれにせよ、時代とともに色々と教育機関のあり方も変わってくるのだろう。...

最近の大学は、以前と比べると非常にユニークな教室、学習空間が多いことが気がつく。 私の通っている大学の図書館もラーニングスペースとやらで改築工事をして学生の学習スペースになっている。(おしゃべりスペース?) いずれにせよ、時代とともに色々と教育機関のあり方も変わってくるのだろう。当たり目と言えば当たり前だが、そういう最新の事例が紹介されている。日本の大学は知らない学校ばかりが多かったが、そういうことを取り組まないと学生が集まらないのだろう。 勉強の方法、知のあり方は普遍であるべきだが。

Posted byブクログ