沈黙入門 の商品レビュー
積読したままの2008年発行の単行本を今さらながら読んだのだが、とても修行した僧侶の思考とは思えない内容で読了は難しかった。 この方が今も僧侶を続けられているのか疑問
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小池さんの他作品を読んだことがあればとっつきやすいと思います。人間を苦しめる3つの苦(欲望、怒り、迷い)に対する対処法が割と軽めに書いてあります。
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元浄土真宗僧侶(破門になった)の小池龍之介氏による、2004年-2007年(著者26-29才ごろ?)の平易な言葉と豊富な事例のあるエッセイ集。自意識過剰な心を黙って観察してみることで、欲望、怒り、迷いによってブレてしまう自分に気づけるよ、と語っている。
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自分を語ることがそんなにダメなことなのかなとも思いましたが、読んでいくと、心の奥の欲に目を向けることの大切さを述べているのだと感じました。 自分経験上、大切な人にほど期待してしまうことやすぐ謝ってしまうことなど、当てはまることも多くあったので、自分の欲と向き合って良い意味で適当に...
自分を語ることがそんなにダメなことなのかなとも思いましたが、読んでいくと、心の奥の欲に目を向けることの大切さを述べているのだと感じました。 自分経験上、大切な人にほど期待してしまうことやすぐ謝ってしまうことなど、当てはまることも多くあったので、自分の欲と向き合って良い意味で適当に生きていきたいと思いました。
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くよくよ悩んでしまうことや、他人によく腹を立ててしまう人への処方箋としておすすめ。 マイナスの感情に取りつかれることは、自分自身を貶めることだと気付く。 より穏やかに暮らすための様々な実践法を本書からは学ぶことができる。
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・思い通りにならないことって、結局、相手のせいではなくて、自分の期待が大きすぎるってことなのかもしれませんね。苛立ちを静めるためには、自分に対してどこまで客観的になれるかにかかっているのかも(/・? この『沈黙入門』は、小池龍之介さんが、放蕩生活ゆえに大学を二留していたころか...
・思い通りにならないことって、結局、相手のせいではなくて、自分の期待が大きすぎるってことなのかもしれませんね。苛立ちを静めるためには、自分に対してどこまで客観的になれるかにかかっているのかも(/・? この『沈黙入門』は、小池龍之介さんが、放蕩生活ゆえに大学を二留していたころから、修行をぽつぽつと始め、何とか卒業して「イエデカフェ」を営んでいたころの間に「家出空間」というウェブサイトに書き続けていたいたもの、とのことです。 おそらく、自意識過剰であったために、様々な"上手く行かないこと"に出会い、挫折を経験し、その状態から立ち直るために、その時の自分を客観的に見詰めることを通して課題を発見し、師から教えを乞うのではなく、自分自身の力で仏道に接近し開眼していった過程の記述とも言えるのではないかと思いました。 小池龍之介さんの経歴は、何となく知っていたんですけど、このデビュー作?を読むと、まだ何かに抑圧されている結果としての『沈黙入門』があり、ほころびからもれてくる「うめき声」のように聞こえなくもありません。やはり、自分の在り方は、自分自身で見つけなければならないのだと、改めて思いました。 確かに、欲望は、求めれば求めるほど、満たせたとしても満たせるほど、肥大化し、自分でもコントロールできなくなるものなのかもしれませんね。ゴーンさんもそうだったのかな(・・? ある意味、教育とか、ビジネス、政治など、人の活動というものは、自分が納得した主義・主張を相手に押し付けていくことだとも言えるので、小池龍之介さんが仰るところの仏道とは、方法性が違うものなのかもしれませんが、人類が良かれと思って邁進してきた活動が、一方では戦争や地球の資源をむさぼることに繋がっているとも言えるので、さて、どうしたものなのか?
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R25ブックガイドから、だったかな。仏教の考えを絡めて沈黙の素晴らしさを説くもの。沈黙は即ち自分濃度を薄めること、というのを根っこに置いて、色んな側面から”黙ること”の効能を説く。単に口下手なだけといえばそれまでだけど、自分も黙して語らず的な部分があって、本書で語られる内容には、...
R25ブックガイドから、だったかな。仏教の考えを絡めて沈黙の素晴らしさを説くもの。沈黙は即ち自分濃度を薄めること、というのを根っこに置いて、色んな側面から”黙ること”の効能を説く。単に口下手なだけといえばそれまでだけど、自分も黙して語らず的な部分があって、本書で語られる内容には、なるほどって腑に落ちる部分が少なくなかった。もっと自分を前面に出して、どんどん話していった方がいいんじゃ…って思うことも無い訳じゃなかったけど、これを読んでしまうと、なんだ黙ってていいんじゃん、っていう安堵感まで得られるようになった。逆にしていないことでは、メールの返事の書き出し。確かに、『遅くなった』と書いてしまうと、相手にはそれ以上の速さを求める、ってことが暗示されてしまいますわな。これ、気をつけないと。
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人びとは日常生活のなかで、何気なく会話をおこなっていますが、そこで発されることばのうちには、自己に対する慢心や他者に対する怒りが入り込んでしまっていることが多いと著者は指摘し、仏教の立場から「沈黙」の価値をあらためて見つめなおそうとしています。 著者の第一作とのことですが、後年...
人びとは日常生活のなかで、何気なく会話をおこなっていますが、そこで発されることばのうちには、自己に対する慢心や他者に対する怒りが入り込んでしまっていることが多いと著者は指摘し、仏教の立場から「沈黙」の価値をあらためて見つめなおそうとしています。 著者の第一作とのことですが、後年のエッセイに比べると、ややキャラクターを作りすぎているのではないかという印象を受けてしまいました。その意味では、本書では著者自身が語りすぎているような気がしないでもありません。後年の作品のほうが、肩の力の抜けた自然な著者の語り口にすっと引き込まれてしまうような魅力をもっているように感じます。
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謙遜するでもなく、相手を持ち上げるでもなく 黙っている事が一番。 天皇陛下のようにゆっくり、には納得しました。 確かにゆっくり喋っていれば、次を考えられるし 失礼発言をしなくても済む気がします。 中頃にあった、貸したものの感想を求める事。 よかった、楽しかった、で終わればいい...
謙遜するでもなく、相手を持ち上げるでもなく 黙っている事が一番。 天皇陛下のようにゆっくり、には納得しました。 確かにゆっくり喋っていれば、次を考えられるし 失礼発言をしなくても済む気がします。 中頃にあった、貸したものの感想を求める事。 よかった、楽しかった、で終わればいいですが それ以上に求められても困るものがあります。 そこまで深く理解したわけでも 好きなわけでもないですので。
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読書録「沈黙入門」3 著者 小池龍之介 出版 幻冬舎 p102より引用 “ 人には、何かをしているときに、関係な い別のことを次から次へと「考える」ことに よって、「今、この現実」にちゃんと集中し ないという、浮気症的な特性があります。” 目次から抜粋引用 “自分濃度を薄め...
読書録「沈黙入門」3 著者 小池龍之介 出版 幻冬舎 p102より引用 “ 人には、何かをしているときに、関係な い別のことを次から次へと「考える」ことに よって、「今、この現実」にちゃんと集中し ないという、浮気症的な特性があります。” 目次から抜粋引用 “自分濃度を薄める ケチつけをやめてみる いいかげんな相槌のすすめ 勇敢なる沈黙 意見あるところに欲あり” 僧侶である著者による、気持ちの整え方に ついて記した一冊。 自己主張の強さの原因についてから実戦的 な気持ちの整え方についてまで、仏教の教え をもとに書かれています。 上記の引用は、自分を他人のように眺める ことについて書かれた項での一節。 目の前のことだけに集中して、一つ一つしっ かりと物事を片付ける、そうありたいと思っ ていてもなかなか出来ないものですね。 そういうふうに行動出来るようになる一助と して、本書はいいのではないでしょうか。 こうしてこの本を読んで、自分の感想を ネットに載せているというのは、本書の趣旨 から外れているのかもしれませんが。 ーーーーー
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