さくら荘のペットな彼女(3) の商品レビュー
絵画の天才ましろが漫画を志したことに秘められたもの
今回は思わぬ“火事場の馬鹿力”を発揮した空太がアツい。火事場だから熱いのではなく、青春してるなーというアツさである。何せ人でごった返す成田空港でぐっと抱き締めるなんて、どこのメロドラマ?最近あまり見かけないよ?という想いの弾けっぷりである。話のオチとしてはかなりアレレ?な感じの、...
今回は思わぬ“火事場の馬鹿力”を発揮した空太がアツい。火事場だから熱いのではなく、青春してるなーというアツさである。何せ人でごった返す成田空港でぐっと抱き締めるなんて、どこのメロドラマ?最近あまり見かけないよ?という想いの弾けっぷりである。話のオチとしてはかなりアレレ?な感じの、誰かさんを発端にした巻き込まれ展開ではあったが、これが無ければ空太の爆発も無かった訳で、今後の動向に注目したい。 本巻もまた非凡と平凡の悲哀をたっぷり詰め込んだ1冊だが、比較的分かりやすいテーマでもあった。つまり、あれだけの栄光と名誉が確定的なましろが何故に漫画の世界に飛び込んだか?を、主に空太と今回の実質的なヒロインだった【リタ】の立場から描いている。ましろに対するリタの、隠された本当の思いを背景に、周りから見る「あるべき姿」と、自身が「望む姿」とのギャップである。本当はダークでシリアスな物語が書きたいのにツンデレヒロインのラヴコメが全盛だからと本意を曲げて執筆しなくてはならないラノベ作家にも通ずるところだが、同時に、人に対する羨望が強迫観念に変わる危険をも示している。周りがどうこう言おうが気にも止めず対象にのみ真摯に向き合うもの。自分自身がどこまで満足できるかが大事であり、そこには他者との比較が介在せず、むしろ周りの評価は後から付いてくるものだと述べている。これが分かれば誰も苦労はしないが、事実の1つとしてこのことを龍太郎が指摘する演出がニクい。高校は卒業するためだけのものと割り切り、自ら望んで引きこもり、自身が求める道に脇目もふらず邁進する龍太郎に指摘させることで的を射させている。 本来なら文化祭にゲリラ出演するさくら荘の面々という面白い企画、さくら荘の英知が結集する展開が途中なので、この続きも是非見せてほしいところである。
DSK
今までで一番好きな巻だったかな。主人公サイドの新キャラは今まで曖昧にされていた部分をヒロインへとぶつける役目なのだが非常にうまく機能している。二巻を踏まえた役割などが放られてしまったので(それも効果的だと認識しているが)次巻でどのような展開になるのか楽しみ。
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社会のために生きているのではないから。 どんな才能を持っていようと、逆に持っていなかろうと、何をして生きるのかを決めるのは自分。 それで本当に生きて行けるかは分からないけど、自分で決めないと何も始まらない。
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ネタバレ 往年のトキワ荘並に天才的実力(=集中力)を持つ者が集うさくら荘。本巻は、天才画家で駆け出し漫画家のましろが、無自覚なまま周りとの軋轢や言われなき嫉妬心を生んできた模様と、それへの自覚が描かれる。その自覚に誘ったのは、ましろが唯一「友」と信じて疑わなかったリタ・エインズワーズ。が、リタはましろの才能に打ちのめさせ続けてきたのだ。その才の結晶たる「絵」に惚れ込みつつも…。この軋轢は、ましろがリタの絵を上手いと褒める件で最高潮に達する。◇勿論、才能の有無だけで物事は決まらず、リタもそう自覚はできたところ。 単に見切りをつけるだけでなく、別の切り口や工夫、さらには生き残る道を探す試行錯誤が待っているのだ。そして、その本質をリタに冷徹に突きつける赤坂龍之介という特異なキャラクターも本巻で登場する。ある種の大人の論理を鋭利な刃物のような言動で切り付ける存在はこの種の物語としては得難い存在だ。◇一方、ラストで感じるのは、隔絶された環境にあった天才が人間の感情という不可思議なものを持ち得るのか、という種まき。なかなか痒いところに手が届いている印象。
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近くにいるからこそ、見えていなかったり、気づかなかったり・・・。 そんなすれ違いがあることを知って、互いにまた一歩近づけて・・・。 そういうやりとりを見ていると、そこでそう思うのか、なんでそう思うのか・・・、というように思ってしまうのは、第三者として見てるからなんだろうなぁ・・・...
近くにいるからこそ、見えていなかったり、気づかなかったり・・・。 そんなすれ違いがあることを知って、互いにまた一歩近づけて・・・。 そういうやりとりを見ていると、そこでそう思うのか、なんでそう思うのか・・・、というように思ってしまうのは、第三者として見てるからなんだろうなぁ・・・。
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リタ登場回。 アニメは少しシナリオ改変されていたようですね。 リタの発言に対しての龍之介の容赦ない発言が印象的。 あれくらい言うってのもある意味大事なんだよな。
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今まで引きこもっていた龍之介が姿を現し、ましろを連れ戻しに来たリタ登場した。 相変わらず思ってることと言うことがちぐはぐというか、「どうしたいか」と「どうすべきか」の間で行ったり来たりを繰り返していて、本当に土壇場にならないとどっちかに決められないという、この界隈だと割とどこにでもいそうな主人公な空太くん。 ましろちゃんはリタの存在のおかげでなんだか人間味が出てきたなぁという感じ。 217ページからのシーンはすごく印象的。 ましろの一言一言が1巻序盤の「絵を描いてきた」に集約されて、ああこの子は本当に天才なんだなぁと思った。 あと、今まで何かを諭す存在が仁しかいなかったが、核心をズバッと突いてくる言動をする赤坂が加わったことで、より展開が面白くなったなぁと思う。 まあ彼は突然出てきて、新ヒロインかと思われたリタの心を奪っていったわけだけれども・・・ ん?七海ちゃん?そんな子いたかしら・・・ 次は学園祭やるのかな。 恋を意識したましろちゃんがどう変化するのか楽しみ。
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才能の有無、それを間近に感じることの辛さ、葛藤、憧れ、羨望、、、、、目指したいけど、手が届かないことに気付くときの絶望感……そんな細やかな描写が気に入っている作品です。 仁と美咲の関係も、いい感じにハラハラドキドキドキドキドキドキって感じです(笑) 新キャラ・リタもなかなか可...
才能の有無、それを間近に感じることの辛さ、葛藤、憧れ、羨望、、、、、目指したいけど、手が届かないことに気付くときの絶望感……そんな細やかな描写が気に入っている作品です。 仁と美咲の関係も、いい感じにハラハラドキドキドキドキドキドキって感じです(笑) 新キャラ・リタもなかなか可愛らしいので気に入りました。
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龍之介のキャラ炸裂。これ以降龍之介の心を開くエピソードもくるのだろうか。 それと最後の空港でのシーンが良いと思う程度にはキャラ理解が進んできた模様。あともう一声! そういえば、さくら荘の一つ上の代ってどんな人達だったんだろう。少なくとも仁と美咲は知ってるはずだし、そのうち出てこ...
龍之介のキャラ炸裂。これ以降龍之介の心を開くエピソードもくるのだろうか。 それと最後の空港でのシーンが良いと思う程度にはキャラ理解が進んできた模様。あともう一声! そういえば、さくら荘の一つ上の代ってどんな人達だったんだろう。少なくとも仁と美咲は知ってるはずだし、そのうち出てこないかな。 なんにせよ思うことはラノベってやっぱりキャラが一番大切だってことです。
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リタさん登場。 彼女と赤坂くんのペアがくっついてくれるとちょっと楽しいのですが、うーん…いって普通に会話するくらいでしょうか。ちらちら見つつ、あまり期待しないで読み進めていこうと思います。
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