神の棘(1) の商品レビュー
ちょうどおもしろくなりそうなところで終わっています! 続巻を読ませるための戦略ですね、私は当然下巻も読みますけれど。 主題がつかみづらかったけれど、時代背景はとても興味深く、さらにわかりやすく書かれています。 激動の時代だったんだなぁ…
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あー。 続き物を読むときは、ブクログをリアルタイムで書こうと思っているのに、続きが手元ある時は、書く前に続きを読んでしまう! 序盤が若干とっつきにくいが、物語の中に入ってしまうと、なんの苦もなくぐいぐいと読み進む作品。
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棄教し、カトリック教会の摘発を行う保安情報部のアルベルトと、大恐慌で家族を失い修道士となったマティアス。アルベルトの兄の死をめぐり、二人は再会する。 近代ドイツ史。歴史の行く末を知っているだけに、アルベルトが辛い。
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私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ ...
私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ つまらない もしくは趣味が合わない 2011.4.30読了 まず、最初に、他の人も書かれていますが、誤字、日本語の間違いの多さを指摘したいです。この校正には、何か理由でもあるのだろうか? これで、評価は下がります。 おもしろいと思いますが、まさに、ライトノベル、少女小説ですね。 別に悪い訳ではありませんが、ドイツ近代史に詳しく、しかも細部まで臨場感溢れるように書かれていて、テーマも重くかつ、面白いものなので、尚更、もったいなく感じてしまいました。 作者を良く知らなかったのですが、ラノベなどで有名な作家さんということで、これだけ重いテーマで、しかも難解になりそうなドイツ史を描き込みながら、こういう風に軽く、読み易く仕上げるのもありかなと思いましたが、もっと深く掘り下げた物も読んで見たい。神の棘というタイトルのように。 宝塚で、面白そう。
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第三帝国ものにしては重苦しくない文体で好感。 信仰を棄てた男と信仰にすがった男の対比がなかなか面白い。 できたら分冊じゃなくて1冊がよかったな。
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もう須賀さんで須賀さんで須賀さんだった。 というより他にないと思うんだが、どうだろう。 早川書房も、本のアオリで 「著者が10年来温めてきたドイツ史への熱い思いを昇華させた記念碑的作品」 とか言っちゃうあたり、確信犯だと思うんだがどうだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読む前に、軍服と修道士萌え! とか言ってた自分は海よりも深く反省するべきだと思った。しかし、表紙が写真に変わったんですね。前のやつのほうが個人的には好きなんだけどな。 取り扱うテーマの割には文章は読みやすかったです。はじめ、マティアスが裏切られて、このまま復讐に向かうのかしら! と燃えたぎってたら、さすがは修道士。神に仕える者。驚きの自制心でした。読む前は、二人の愛憎ものかな、と思ってたんですけどぜんぜん違って、大きな歴史の波の中で生きた人間の話だった。物語は非常に淡々と進み、低温度なイメージ。 これ恐らく、ダブル主人公だったんだろうけど、どちらかというとアルベルトの方に重心が置かれてるんじゃないかなと思った。だって読了後、まず出てきた感想が、アルベルトェ…だったもの。胸に重たいものがぐっとつまってたまる感じ。個人的には中世の戦争描写とかは、切り離して読めるのでそこまで感情移入しないのですが、銃火器とか生物兵器が入ってくると、生々しくてダウナーになる。ので、今回はナチスだったのである程度、予想するべきだったんですけど、ガス室ネタで非常に欝になった。だけど、ドイツの歴史上、絶対に避けては通れない描写で、そこらへんも逃げずに書いてくれたからこそ、物語にも更に重みとリアリティが出たんじゃないかなとも思った。 恐らくアルベルトのような境遇の人は少なからず実際に居たんだろうけど、あれ程までに己を貫けた彼の強さは何だったんだろうな。個人的には、これを男女の愛の物語だとは思えなくて、もちろん立てた誓いはきっかけにはなっても男がそのように行動できた理由はすべて愛からくるのか? と聞かれたら強く頷けない気がする。男は宗教を棄てたけど、最後まで神や罪に対してストイックすぎるほど真摯に向き合いたかったんじゃないかな、と思う。本人が認めなくても。最後の畳み掛けるような展開に心臓鷲掴みにされました。ラストもなぜか爽やかなイメージ。個人的には納得できました。戦争もの苦手だけど、心の底から読んで良かったと思った。暗くて重い話が平気ならば全力でオススメ。
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著者の作品は初めて。 冒頭、優秀で冷酷な保安情報部員のアルベルトに圧倒されて、物語にぐいぐい引き込まれた。 彼は悪魔とののしられる非道な任務をこなしているのに、 なぜか悪い人には思えない。むしろ、ふつうのひと。 NSDAPの思想に染まっているわけではなく、 生活のために私情を取り...
著者の作品は初めて。 冒頭、優秀で冷酷な保安情報部員のアルベルトに圧倒されて、物語にぐいぐい引き込まれた。 彼は悪魔とののしられる非道な任務をこなしているのに、 なぜか悪い人には思えない。むしろ、ふつうのひと。 NSDAPの思想に染まっているわけではなく、 生活のために私情を取り去って仕事をしている…みたいな印象。 気がついたらあっという間にⅠが終了。 図書館でⅠだけ借りてたので、あわててⅡを予約(^_^;) Ⅰってあの終わり方だもの。続きが気になって…
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ちゃんとした感想はまとめて2のほうで。こちらはメモ的なことを。 曰く『同じテーマで、女神伝が陽で、神の棘は陰』の表裏一体だそうで。なるほど。 って、あ、しまったー!夏に買ってきたすがさんのどーじんしをよくみたら、ピ○ス12世は大変な萌えキャラと書いてあったわー!それを念頭に読むべ...
ちゃんとした感想はまとめて2のほうで。こちらはメモ的なことを。 曰く『同じテーマで、女神伝が陽で、神の棘は陰』の表裏一体だそうで。なるほど。 って、あ、しまったー!夏に買ってきたすがさんのどーじんしをよくみたら、ピ○ス12世は大変な萌えキャラと書いてあったわー!それを念頭に読むべきでしたな・・・。 (違うw
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図書館でばったり出会ったので読みました。須賀さん結構」ハードカバー出してますね。うーん、「チャイルド44」みたいな展開でつづく…、ときたら?を読まずにはいられません。
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