小鳥を愛した容疑者 の商品レビュー

大倉崇裕【著】

2012/11/22

初めて読んだ作家さんだったけど、すごく面白かった！
おじさんと若い女の子という組み合わせが良かったのかな。

怪我で一線を退いた一課の鬼刑事の須藤は、ﾘﾊﾋﾞﾘも兼ねて内勤に異動になった。
そこは、事件の容疑者が飼っていたﾍﾟｯﾄ等を保護する動植物係といったものだった。
警察博物館に勤務をしている動物のことなら人間より最優先という薄(うすき)巡査とｺﾝﾋﾞを組み、事件現場に取り残された動物たちの保護へ向かう。

2話目の話は、少し気持ちが悪かったがあとは良かった。
須藤＆薄のｺﾝﾋﾞがなかなか面白かったしな。
動物のことなら何でもござれの薄と現場の経験豊富の須藤だからうまくいってたのかな。

もうちょっと2人の活躍をみたいなと思う作品だった。

2012.11.22 読了

2012/11/22

負傷のリハビリを兼ねて動植物管理係に配属になった鬼警部補と、動植物に詳しい天然な巡査がペットの世話をしに主のいない容疑者宅を訪れ、事件の真相にたどり着くという一風変わったミステリ短編集。
容疑者のペットを保護する係の警官という設定が面白い。
小鳥、ヘビ、カメ、フクロウと様々な動物トリビアがあり、主人公二人もわかりやすいが好感の持てるキャラ設定で掛け合いが楽しい。ぜひ続編を。

2012/09/28

連作短編集。コージーミステリみたいなノリで読みやすい。目新しさはないものの、キャラも悪くなかったです。

2011/09/29

解決したのは女警部補殿だと言うセリフにニヤリ。くだんの女警部補殿を彷彿させる巡査の活躍が楽しめる。動物が事件の鍵を握っていると言うミステリーはよくあるが架空の警察組織と言う設定が面白い。ここに犬や猫を連れてきたのでは消化不良気味と謗られただろうが、十姉妹から始まり爬虫類と身近でない動物を採用したのが成功の鍵だったか。冒頭の動物の命名はお約束。それにしてもこの作者の創造する魅力的な警察の女性、ちょっと無理だろうと突っ込みたくなるが楽しく読めてしまう。不思議な魅力がある。

2011/07/28

ペット×ミステリー？捜査一課にいたベテラン刑事のリハビリ先は得体の知れない謎の部署で、相棒も動物マニアの若い女性。
短編４つ。サクサク読めて、薄さんは動物を大切に扱ってるのがいい。話しが進む毎に須藤さんも回復している様子。続編ありそう。

2011/06/04

あっという間に読み終わっちゃった。あまり期待していなかったが、リハビリ中の元鬼刑事とピンボケの新米婦警(元獣医)の掛け合いと動物の生態を絡めたミステリーで楽しめました。

2011/10/08

警視庁捜査一課で活躍していた鬼警部補・須藤友三。ある現場で銃撃を受けて負傷し、やむなく最前線を離れることに。数ヵ月後、リハビリも兼ねて容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課動植物管理係に配属され…た途端、今まで静かだったこの部署に、突如、仕事の依頼が次々と舞い込む。刑事時代にはあり得なかった現場、に“驚愕”の須藤。動植物保護だけのはずが、なぜか事件の捜査にまで踏み込むハメになり、腕がなる!?元捜査一課・鬼警部補の前に立ちはだかったもの。それは可愛くも凶暴な―。

面白かったぁ～♪
「警視庁総務部総務課動植物管理係」･･･
そんな部署あるわきゃないんだろうけど、
ものすごくgoodな目の付けドコロてはないかっ!

須藤、薄のそれぞれのキャラといい、
二人の掛け合いといい、
ユーモアを織り交ぜながらも、しっかりとしたミステリー仕掛け。

かなり好みの短編集。
ぜひぜひシリーズ化を望みます。

大満足!

2011/02/25

警視庁きっての鬼警部･須藤は負傷により最前線を離れることに。配属されたのは警視庁総務部総務課動植物管理係という被疑者や被害者の飼っていたペットの世話をする一風変わった部署。
そこで彼は動物のエキスパートであり、マニアでもあるうら若い女性「薄巡査」と出会い、彼女の動物の知識が彼を事件の捜査に巻き込んでいく・・・

各章で「小鳥」とか「蛇」とかそういう動物ごとになっています。
大まかなつくりは基本同じで「動物の世話をする→動物の異常を発見→事件の真相のカギ？」みたいな。つくりがシンプルな分読んでいて疲れずに楽しめました。
それでいて動物飼育や生態なんかの細かい知識とかもなかなかにおもしろく・・・・これは続編とかでないんでしょうかね？もしでたら是非読んでみたいです。

2011/01/30

事件に巻き込まれた動物を保護し、世話する…警視庁総務部総務課動植物管理係の須藤と薄（うすき）。彼らが、その職務の過程で殺人事件まで解決してしまうというお話です(^_-)
須藤の経歴や置かれた立場が、ドラマ『ゴンゾウ～伝説の刑事～』とちょっと似てますが…もしろ主役は、動物飼育に詳しい薄巡査の方で、二人の掛け合いが楽しかったですね♪
登場する動物は小鳥・ヘビ・カメ・フクロウで…それぞれの動物達の生態や描写も興味深く、動物達は事件とも深く関わっていました(@_@)
ペットへの愛ゆえの事件…というのもあって、新しいジャンルかも??
って思いましたね(#^.^#)
だけど、そんな係って実際あるんでしょうか(・・?
別になくても、小説が面白ければ問題ありませんが☆
続編があれば、ぜひ読みたいです～＼(^o^)／

2011/02/03

元捜査一課の須藤警部補と動物飼育に詳しい薄巡査が、容疑者のペットを手掛かりに事件を解決していく物語。
十姉妹、ヘビ、カメ、フクロウとちょっと変わった動物の飼育情報も盛りだくさんだし、２人の掛け合いもおもしろい。
軽めで読みやすいし、続編出してくれないかな。