小鳥を愛した容疑者 の商品レビュー
ドラマとなった「警視庁生き物係」の原作である。容疑者が飼っていたペットとペットの世話を兼ねてそれらとの関連から事件解決を紐解く。薄巡査は思わずキャストの台詞など脳内再生しながら読みすすめていった。動物に対する知識はさながら、容疑者とされる人物が飼っていたペットであるが、家族以上に...
ドラマとなった「警視庁生き物係」の原作である。容疑者が飼っていたペットとペットの世話を兼ねてそれらとの関連から事件解決を紐解く。薄巡査は思わずキャストの台詞など脳内再生しながら読みすすめていった。動物に対する知識はさながら、容疑者とされる人物が飼っていたペットであるが、家族以上に溺愛しているかのような姿を感じられ、動物愛を発揮し、事件解決するのが伝わり、面白い。あまり聞きなれない稀少動物を飼いたいがために、悲惨なことを起こすのは、なんとも悲しさを感じる。薄巡査と須藤とのコンビがいい感じで良い。
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日々、市民ではなく、生きものたちを守る警察官。 ちっとも警察官らしくない彼女だけど、常に制服で、誰よりも警察官らしい。しかし、みんなして彼女の格好を見て、「コスプレ?」と問うのは、よほど彼女が警察官に見えないということなんだろう。
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動植物管理係という変わった設定の短編集 ペットの特性から事件が読み解かれていきます 新たな凸凹名コンビ誕生という感じです やや強引なところもありますが、その設定から許されるところでしょう ペット指南書としてもおすすめ
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警視庁捜査一課で活躍していた鬼警部補・須藤友三。ある現場で銃撃を受けて負傷し、やむなく最前線を離れることに。数ヵ月後、リハビリも兼ねて容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課動植物管理係に配属され…た途端、今まで静かだったこの部署に、突如、仕事の依頼が次々と舞い込む。刑事時代に...
警視庁捜査一課で活躍していた鬼警部補・須藤友三。ある現場で銃撃を受けて負傷し、やむなく最前線を離れることに。数ヵ月後、リハビリも兼ねて容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課動植物管理係に配属され…た途端、今まで静かだったこの部署に、突如、仕事の依頼が次々と舞い込む。刑事時代にはあり得なかった現場、に“驚愕”の須藤。動植物保護だけのはずが、なぜか事件の捜査にまで踏み込むハメになり、腕がなる!?元捜査一課・鬼警部補の前に立ちはだかったもの。それは可愛くも凶暴な―。 読みたいな、と思ってチェックしていたんだけど、 今回ドラマになるということで、 ドラマ見ようかな・・それとも本読もうかな・・ と悩み、本を選択。 事件は「嘘だろ・・」と思うくらい簡単に解決しちゃうけど、 薄と須藤のコンビがクセになるほど面白いので、 全然気になりません! 次作の「蜂に惹かれた容疑者」も続けて読もう♪
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何か(誰か)を偏愛する人を描かせたら天下一品だと思う大倉氏の本領発揮かと。 ヘビに関しては読み続けるのも結構な苦痛だったのだけど、そこは映像化されていない強みで想像力を封印して乗り切った。 いいコンビだよなー、あっちもこっちも。
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事件の容疑者が飼っていた動物を保護する部署を舞台にしたミステリ短編集。ミステリとしてはもちろん、さまざまな動物に関する知識が増えるのも楽しいです。須藤と薄の漫才のような掛け合いも楽しいかも。動物好きはもちろん、動物苦手な人も……読むだけなら大丈夫? お気に入りは「カメを愛した容疑...
事件の容疑者が飼っていた動物を保護する部署を舞台にしたミステリ短編集。ミステリとしてはもちろん、さまざまな動物に関する知識が増えるのも楽しいです。須藤と薄の漫才のような掛け合いも楽しいかも。動物好きはもちろん、動物苦手な人も……読むだけなら大丈夫? お気に入りは「カメを愛した容疑者」。これはほんっと、事件の表層だけ見ていたんじゃ真相は掴めませんね。薄の着眼点はやはり凄い。そしてそこまでしての動物愛、ってのにも少しばかり切ない気持ちになりました。たかが動物、されど動物。
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私が警察や芸能界関係の仕事が無理だと思うのは、能力や才能がないのは勿論、動物が苦手で、近寄れないから。どちらも動物と関わる仕事が多そうだものね。薄さんの家には絶対遊びに行けないな。重くて辛い海外ミステリが続いたので、こういうのはホッとする、たとえ動物恐怖症でも。大倉さんはいろんな...
私が警察や芸能界関係の仕事が無理だと思うのは、能力や才能がないのは勿論、動物が苦手で、近寄れないから。どちらも動物と関わる仕事が多そうだものね。薄さんの家には絶対遊びに行けないな。重くて辛い海外ミステリが続いたので、こういうのはホッとする、たとえ動物恐怖症でも。大倉さんはいろんなシリーズ立ち上げるのが上手だな。
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動物ミステリーなので「小鳥を愛した容疑者」の動物シリーズはもう一冊の「蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係」も読んでみようと思う
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刑事事件を題材にした推理小説ではあるが、容疑者が飼っていたペットの世話を通じて事件の真相を解き明かしていくという設定が秀逸。収録された4話とも、事件解決の場面での種明かしが若干急ぎすぎの感があり、もう少し焦らしてもいいように思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
現場で頭部に銃撃を受けて負傷した鬼警部補・須藤友三がリハビリも兼ねて配属された容疑者のペットを保護する「警視庁総務部総務課動植物管理係」コンビを組む新米巡査の薄圭子は人間よりも動物を愛する変わり者。ペットから謎解きが始まる新鮮で内容の濃い作品。十姉妹・ヘビ・カメ・フクロウと守備範囲が広い薄巡査。捜査以外にも落し物?のいたち等を預かり混乱しながら世話をする、動物マニアで動物園のアルバイトを経て獣医資格を持ち、動物に対する熱愛・博学は素晴らしい!ペットとミステリが好きならピッタリお勧めです!!
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