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ゆんでめて の商品レビュー

3.8

146件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    62

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

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2023/11/18

<目次> 略 <内容> いつも通り。短編5作。図書館で間の刊が貸し出し中で、飛ばして読んだので、若干『?』の部分も。でも屏風のぞきが復活しててよかった。

Posted byブクログ

2023/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

突然知らない展開となったので、読み忘れた巻があるのかと何度も確認してしまった。 実に、時の流れの書き方がうまく、著者の構成や筆力に驚く。 右手に進み、一体何があったのか。詳細は描かれないが、その後の展開、時の遡り方の見事なこと。 屏風のぞきがいなくなったことの、若だんなの後悔と悲痛が苦しすぎて、いったん読むのをやめてしまった。人生にはそんな後悔も悲痛も起きるものだけれど、やっぱり無い方がいいなぁと、思わず考えてしまう。そして、寂しすぎて、続巻の表紙をWEBで検索し、屏風のぞきがいないか調べてしまった。 かなめの出会いも驚いたが、生目神様のおかげで時が戻り、左手に進んだこととなった「始まりの日」の章。 ということはおねとも会っていないことになるのだろうか。 でも何よりも、本当に何よりも、屏風のぞきが今まで通りであることに感謝が湧いた。あぁ、よかった。驚くほどに、あの妖たちが私にとっても大切な存在になったようだ。

Posted byブクログ

2023/04/30

前回は、どこか小憎たらしかった生目神様が、今回は若旦那さえ知らぬ内に問題を解決…。明日の敵は今日の味方。若旦那の人柄がなせる技ですね。 9巻では、色んな意味で大人な若旦那を垣間見れて、少し寂しいよう、誇らしいような不思議な読感がありました。面白かったです。

Posted byブクログ

2020/01/08

選ぶべき道をひとつ違えると、その後の人生が大きく変わってしまうというお話。 最初から急展開で戸惑いながら読んだけど、最後には丸く、というかあるべき所に落ち着いてくれて安心した。 短編でもあり、長編でもあるような巻でした。

Posted byブクログ

2019/07/20

相変わらず安定の面白さ、妖怪たちのキャラもさることながら主人公の朴訥さがとても優しく温かい気持ちにさせてくれます。 妖怪ファンタジックミステリ?笑笑 この本をパッとジャンルに分けるならそんな感じ。笑笑!!!! 妖怪のキャラや登場の仕方から、活躍まで毎度毎度楽しませてもらってま...

相変わらず安定の面白さ、妖怪たちのキャラもさることながら主人公の朴訥さがとても優しく温かい気持ちにさせてくれます。 妖怪ファンタジックミステリ?笑笑 この本をパッとジャンルに分けるならそんな感じ。笑笑!!!! 妖怪のキャラや登場の仕方から、活躍まで毎度毎度楽しませてもらってます!いろんな神々が出てきたり、カッパやら狐やら狸やらが化かしあったり、なんとも奇妙キテレツな中緩やかに問題が解決してくれる、水戸黄門妖怪版のような、勧善懲悪的ストーリーで安心して、腰を据えて読めます。 読みやすい。小学館とかでもいけるかんじ。

Posted byブクログ

2018/12/09

ひさびさにおもしろかった。 結局すべてはなかったことになったのか。 でも、次の巻当たりで「どこかで会ったような」という決まり文句でおねとか登場してくるような気がする。

Posted byブクログ

2018/11/25

未来を決定づけたあの日あの時へ、時を遡っていくちょっと凝った構成。喪失の回避に安堵しながらも、若だんなにとってこれで本当に良かったのかなぁと疑問にも思う。別れや変化と向きあって成長する強さを見せてほしい。もう大分その頃合いだと思うんだけどな。

Posted byブクログ

2018/10/08

しゃばけシリーズのif物。 短編集に近いけど読み進めるに従って時を遡っていくのでちょっと違和感がある話でした。 若旦那もちょっと成長したような気もするけど、妖たちは相変わらずだし二人の兄やも甘々なので成長した感が薄れてしまってる。それでも若旦那自らが行動する場面が増えたのはいい。...

しゃばけシリーズのif物。 短編集に近いけど読み進めるに従って時を遡っていくのでちょっと違和感がある話でした。 若旦那もちょっと成長したような気もするけど、妖たちは相変わらずだし二人の兄やも甘々なので成長した感が薄れてしまってる。それでも若旦那自らが行動する場面が増えたのはいい。 次に期待。

Posted byブクログ

2018/06/03

第九弾。短編集。 ゆんでめて 弓手は左、馬手が右。 左へ進むつもりの道を右に進み、長崎屋の離れへ帰るのが遅れた。その日近くで火事があり、延焼を防ぐため離れは壊された。屏風は損なわれ、修理に出しても職人も仁吉の薬湯も駄目で、老職人に頼むも卒中で亡くなり、屏風は戻らなかった。 もし...

第九弾。短編集。 ゆんでめて 弓手は左、馬手が右。 左へ進むつもりの道を右に進み、長崎屋の離れへ帰るのが遅れた。その日近くで火事があり、延焼を防ぐため離れは壊された。屏風は損なわれ、修理に出しても職人も仁吉の薬湯も駄目で、老職人に頼むも卒中で亡くなり、屏風は戻らなかった。 もし早く帰っていたらと何年も後悔していた。 こいやこい 七之助の嫁候補が江戸に来る。 花の下にて合戦したる 飛鳥山にみんなで花見。 雨の日の客 雨続きの日に龍に目を返し、利根川のねねこ河童に会う。 佐助を照れさせる稀少なタイプ。 始まりの日 生目神は若だんなが右に進むきっかけになった小さな祠の主を若だんなに見られないよう姿を隠した。 若だんなは弓手に進み、屏風達を壊れないように穴蔵に隠すことが出来た。 生目神は時間を戻ったり出来るらしい。 生目神が時間を帰るまでの間に出会った人や妖とは何も無くなるのかなぁ。

Posted byブクログ

2017/11/03

しゃばけ版パラレルワールド。 些細なことが、その後の人生を左右するのだなぁ。 得るものがあればその分失うことも、失わずにすめば得るものもなく。ひとは押し並べてその両手に見合うだけのものしか手にはできないということをしみじみと感じた。

Posted byブクログ