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ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2014/10/10

サイン本だったので、700ページ、2800円の単行本を思い切って購入した。城陽のミシマ社にて。積読になるかと思ったけれど、内容にひかれて最後まで読み通した。谷川俊太郎が、三度も結婚・離婚を繰り返していたということを初めて知った。それも、1人目は岸田衿子さんで3人目は佐野洋子さんだ...

サイン本だったので、700ページ、2800円の単行本を思い切って購入した。城陽のミシマ社にて。積読になるかと思ったけれど、内容にひかれて最後まで読み通した。谷川俊太郎が、三度も結婚・離婚を繰り返していたということを初めて知った。それも、1人目は岸田衿子さんで3人目は佐野洋子さんだということも。まあそれはともかく、私には中ほどで出てくる詩で気に入ったものが多かった。これは私も持っている詩集「いちねんせい」の中の「あいしている」・・・あいしているって どういうかんじ?/ならんですわって うっとりみつめ/あくびもくしゃみも すてきにみえて/ぺろっとなめたく なっちゃうかんじ・・・同じような感じであと二連続く。それから、一番のお気に入りは「よしなうた」の中の「ゆうぐれ」だろうか。なんとも不思議な詩だけれど・・・ゆうがた うちへかえると/とぐちで おやじがしんでいた/めずらしいこともあるものだ とおもって/おやじをまたいで なかへはいると/だいどころで おふくろがしんでいた・・・そしてさらに兄貴も死んでいるのに、・・・いつもとかわらぬ ゆうぐれである・・・こういうノンセンスな詩はわりと好きだ。朗読を聴くと、子どもたちは1行目から笑ってくれるのだそうだ。それもまたいい。

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2014/05/01

詩人、谷川俊太郎と編集者山田薫の対談集。詩一つ一つのバックグラウンドを知る事ができ、詩に対する理解が深っまったような気がする。とても重いのでご注意ください。

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2012/10/07

面白くて、面白くて、すごく分厚いのに、対談形式のせいか、あっという間に読み終わりました。谷川さん、人生楽しそうでいいなあと思いました。この本の出版記念?の、お2人が出演したニコニコ生放送もよかったです。

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2012/04/13

とにかく分厚い、谷川俊太郎の創作の歴史を 出生からの 私生活との関わりも織り交ぜながら 明らかにするロングインタビュー。 谷川さんと公私ともに仲良しの元担当編集者 山田氏の仲良しっぷりが 随所に見られるのも楽しい。 未読の作品で読みたいものがたくさん増えました。

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2012/04/10

谷川俊太郎氏の詩を読んだことのない人は、多分いないのではないだろうか。 本書は、長年の交友のある編集者:山田馨氏と谷川氏のいちばん最初の詩から2009年の最新作まで、自作と人生を語る対談集。 見た目は分厚いものの、慣れ親しんだ友人との会話ということで、かなりくだけた印象の対談で...

谷川俊太郎氏の詩を読んだことのない人は、多分いないのではないだろうか。 本書は、長年の交友のある編集者:山田馨氏と谷川氏のいちばん最初の詩から2009年の最新作まで、自作と人生を語る対談集。 見た目は分厚いものの、慣れ親しんだ友人との会話ということで、かなりくだけた印象の対談である。 しかしだからこそ読みやすいし、偉大な詩人である谷川氏の作詩の様子がすごく良く分かる、良書。

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2012/02/26

谷川さんと山田さんの対談形式で、谷川さんの生い立ちとともにその当時作られた詩を読みながら対談されている。 谷川俊太郎という詩人を意識したのは、田中渉が挿絵を担当した『あなたはそこに』だったと思う。その後、「生きる」なども谷川作品ということを知り、さらには「スイミー」を翻訳されて...

谷川さんと山田さんの対談形式で、谷川さんの生い立ちとともにその当時作られた詩を読みながら対談されている。 谷川俊太郎という詩人を意識したのは、田中渉が挿絵を担当した『あなたはそこに』だったと思う。その後、「生きる」なども谷川作品ということを知り、さらには「スイミー」を翻訳されていたことを知った。 詩をどのように読むのか、読み手が感じるままでいいのだと、おっしゃっていたのが印象に残る。私は深く読み取ることができないので、感じたままでいいというのはありがたい。

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2011/12/14

約700ページにわたる詩人・谷川俊太郎と編集者・山田馨との長い長い対談集。初めは辞書のような厚さの本にびっくりして、興味のある部分だけを拾い読みしましたが、そのうち谷川さんと山田さんのお人柄や詩の作り方、生きることの謎などに興味が湧いてきて、やはり初めから読みました。「飲み屋さん...

約700ページにわたる詩人・谷川俊太郎と編集者・山田馨との長い長い対談集。初めは辞書のような厚さの本にびっくりして、興味のある部分だけを拾い読みしましたが、そのうち谷川さんと山田さんのお人柄や詩の作り方、生きることの謎などに興味が湧いてきて、やはり初めから読みました。「飲み屋さんでお喋りを楽しむ」という対談形式のせいか、会話がポンポン軽やかに弾んでいて、読みだすと気持ちよく楽しかったです。右脳で生まれた谷川さんの詩を左脳で解き明かそうとする山田さん。お二人とも真っ直ぐに詩と、そして生きることに向き合い、探りあって行きます。画家や作曲家、専門用語などわからない部分もありますが、谷川さんの人生と詩を辿りながら、はて自分はどうだろうと思い馳せることのできる本でした。お二人と「詩」の豊かな世界を知ることができました。谷川さんは私にとって身近で遠くて、尊敬できる、不思議な方です。

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2011/01/10

遂に読み終えた!しかしスゴイなこの人は、言葉が「降りてくる」らしい。 子供の目で平易な言葉で何かを対比させればオレにも「詩」が書けるのか?!それこそ「信じない」ぞ笑 そして父親と同い年だということに更なる驚き!!!

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2010/10/31

半世紀以上、詩人「谷川俊太郎」の足音が聞こえる位置でつきあってこられた友人(編集者)山田馨さんだからこそ、その「詩集」の中の「この一篇」を見事に選び出し、その時々の詩人谷川俊太郎さんを浮かび上がらせることができた対談集。2010/8/8

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2010/07/03

サイン本です!ファン必読。「俺もお祈りしてたよ」と言っていただいたことは私の宝物です。烏滸がましいですが宗教観が似てる。

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