話し上手な人のアドリブの技術 の商品レビュー

大谷由里子【著】

2010/08/07

土井英司さんのメルマガに紹介されておりました。
そもそも、自分は他人との会話コンプレックスの持ち主。
この手の本には敏感に反応してしまいます。

少しでもましなことが言えるようになるかも、もしかしたら、、、、
と、欲にかられて読みました。

著者は横山やすしのマネージャーをやっていた大谷由里子氏。
帯には
「気のきいた一言
おもしろいネタ
とっさの返しが
ポンポン出てくる！」とあります。

聞いたこともあるセリフもありましたがたしかに面白かったです。

離婚した友人へ
「また恋愛する夢ができたね」
「仕事に打ち込めてよかったね」

上司へ失敗の報告をしたとき、上司から
「やっと、ゆっくり休めるね」

ディズニーランドのホストのセリフ
ホーンテッドマンションへの行き方を尋ねた最後に
「無事に出てこれるといいですね」
シーの火山の噴火周期を尋ねたとき
「自然現象なので、まったく分かりません」

結婚式のスピーチで
「夫婦とは、空気みたいなものである」
あっても見えないけど、なくては困る関係

お寺の住職の言葉
「宗教とは、今生きる人のためにあるもの。葬式のためのものじゃない」

多く書くとネタばれになるのでやめておきます。

アドリブとは思いつきではなく技術だそうです。
事前に準備しておくものであり、ストックしておくものだそうです。
ストックをしておいて、その場にマッチしたアドリブを
繰り出すのだそうです。
言われてみればその通りですが、はたしてストックができるかどうか。
小生は面白いセリフが思いついたならば、
TPOを考えずに無理やり使ってしまうことよくあります。

でも本書に載っているセリフが覚えておいても損はないかも。
しかし、使う場面には慎重になったほうがよさそうです。
例えば会社で、
上司「またトラブルかぁ、お前もうちょっとどうにかならなのぉ～」
小生「自然現象なので、まったく分かりません！」
上司「．．．．．．．」
となりそうです。