1,800円以上の注文で送料無料

われら銀河をググるべきや の商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/10/08

116:ご存知SF作家さんによる、グーグル・ブック検索問題やら電子書籍関連の話題のブログエントリを書籍化したもの。ブック検索については、今回初めて深い内容を知ったということもあって、問題の抱える大きさに改めて呆然としました。事実は小説より奇なり、ということを思い知らされた気分。

Posted byブクログ

2017/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

GoogleBooks騒動時に記載されたブログ内容を1冊の本にまとめたもの。 作者はSF作家であり、上記騒動とに関する考察を巡らせている。 勝手に進めて問題が出たら妥協点を探るGoogleの姿勢は変わらないし、考えてみれば現実にフィットしていない著作権(というか複製権)は違う形になっていくよ、だから従来の出版業界は、今までの強みを生かして別の価値、特に人をコミュニケートするところを注力したらいいよという結論に至っている。 結論まで読むとそうだよなと思う程度であるが、ブログで記載した内容を時系列に編集した書であるため、思考の履歴が読み取れて面白かった。 一つの議題に関して長い期間考察できる思考の体力がすごいと思うし、集合知をさらに大きな分母で機能させれば文明のアップグレードもできるんじゃないかと色々な思考の枠をぶっ飛ばして考察を深めるところはさすがSF作家だなと感じた。 内容事態は昔の内容であり、ブログを読めばわかる内容でしかないが、思考の履歴を体験できるという点で面白い。

Posted byブクログ

2014/09/28

いやーどうしよう。 個人的にはまあ、面白かったんですが。 どこかのブログで読んだようなことが多いっちゃ多いですが ^^ あれですね、Googleブックスネタ。 書籍って出版までに物理的な時間を必要とするから、 こういうネタの場合、すぐに陳腐化しますなあ。 おっそろしい時代だなあ...

いやーどうしよう。 個人的にはまあ、面白かったんですが。 どこかのブログで読んだようなことが多いっちゃ多いですが ^^ あれですね、Googleブックスネタ。 書籍って出版までに物理的な時間を必要とするから、 こういうネタの場合、すぐに陳腐化しますなあ。 おっそろしい時代だなあ~

Posted byブクログ

2013/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結局、思ったほど電子書籍は流行っていないし、Google Book Searchは話題になっていない。(日本の出版業界はもっと悲惨な状態になっているが) 現時点ではまだ、一定のコミュニティの中だけに通用する文明論という印象を受けた。 それからこれはこの本の責任ではないのだが、3.11とそれに続いて発生した原発事故を考えると、情報技術から文明を語るというのは、やや空しい。

Posted byブクログ

2011/05/10

SF作家の新城カズマさんの2008年12月からの18ヶ月間のブログに注釈を入れて出版した本。 テクノロジーに関する時期ネタを異なる人格間で反芻し合うスタイルで、(批判てき視点はあるけど)Google礼賛→小説家の視点からGoogleBOOKサーチの問題点検証→Google以上の...

SF作家の新城カズマさんの2008年12月からの18ヶ月間のブログに注釈を入れて出版した本。 テクノロジーに関する時期ネタを異なる人格間で反芻し合うスタイルで、(批判てき視点はあるけど)Google礼賛→小説家の視点からGoogleBOOKサーチの問題点検証→Google以上のサービス/組織は?→最終的に文明論に展開。 対話形式でとっつきやすくはあるけれど、紙に印刷されたURLを打ち込む人はどれほどいるのだろうか。 ただ、SF作家さんは設定設計力がキモなのかなと感じるほど、世界を知ろうとする意思と世界について考えようとする意思を感じた。 どういう世界なら、どういう意味があるという思考実験は、現実のテーマがある本とはまた異なる面白さがある。 2009年に予測されていたサービスは、だいたい実現している感あり。 最新のブログを見てみようと思った。

Posted byブクログ

2011/02/26

星雲賞を受賞した「サマー/タイム/トラベラー」なんかの小説でも有名な新城カズマの新書。「15×24」出版当時はセカイカメラを使ったコラボイベントでも一部で話題になりました。本書はグーグルやツイッターが世界をどう変えていくか、横組みブログ文体でカジュアルながら本格的に考察していく内...

星雲賞を受賞した「サマー/タイム/トラベラー」なんかの小説でも有名な新城カズマの新書。「15×24」出版当時はセカイカメラを使ったコラボイベントでも一部で話題になりました。本書はグーグルやツイッターが世界をどう変えていくか、横組みブログ文体でカジュアルながら本格的に考察していく内容です。 文体が受け付けない人もいるかもしれないけど、「ドル本位制から情報本位制へ!」の帯の通りなかなかに刺激的な内容です。ただ、テーマがテーマだけに、2010年7月出版ながらすでに若干情報が古くなっている感あり。興味をお持ちの方は旬を逃さないうちにお早めに。

Posted byブクログ

2011/02/24

基本三人(S M X)による会話形式。 マジキチなSさんが持論を展開し、常識人のMさんが反論しようとするが、SさんをもっとマジキチにしたようなXさん(しかも口調がこわい)が被せてくるので、ひとりMさんがぐぬぬ・・ってなるという、かなりあざとい感じの構成になっております。 ブログを...

基本三人(S M X)による会話形式。 マジキチなSさんが持論を展開し、常識人のMさんが反論しようとするが、SさんをもっとマジキチにしたようなXさん(しかも口調がこわい)が被せてくるので、ひとりMさんがぐぬぬ・・ってなるという、かなりあざとい感じの構成になっております。 ブログを有体化したものなので、たくさんリンクが貼ってあるんですが、いっさい飛べません。 こんな生産性の低いモノが1000円! 図書館で借りてよかった。

Posted byブクログ

2010/09/30

 SF作家の新城カズマが書籍電子化をリサーチ、そこからGoogle論を展開し、さらに著作権の法体系を巡り文明論まで発展させていく。  というとなんだか小難しいことを書いてそうですが、会話形式で進む文体は読みやすいし、とっても面白い。  話は飛びまくって(飛躍しまくって)ますが、非...

 SF作家の新城カズマが書籍電子化をリサーチ、そこからGoogle論を展開し、さらに著作権の法体系を巡り文明論まで発展させていく。  というとなんだか小難しいことを書いてそうですが、会話形式で進む文体は読みやすいし、とっても面白い。  話は飛びまくって(飛躍しまくって)ますが、非常に綿密な引用と独自性あふれる解釈には知的興奮をかき立てられます。  いちいち「オチ」を付けて、笑って終わらせるものいいなぁ。

Posted byブクログ

2010/09/11

ブログの転載?という書き方のせいか、よく理解できないまま読み終わった。用語も小難しくわけわからん… なにかいいこと言ってそうな雰囲気は感じられたのでわかるひとにはわかるんでしょう。

Posted byブクログ

2010/09/04

Googleという会社の構造や、検索という行為を著者の視点で分析したり、 小説家として著作権問題を取り上げている。 インスパイアされた書籍紹介もあり、表現上の世界観を注釈で分かり易く解説している。

Posted byブクログ