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あんじゅう の商品レビュー

4.2

288件のお客様レビュー

  1. 5つ

    94

  2. 4つ

    123

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2024/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ううう面白かった!!! 『逃げ水』、『薮から千本』、『暗獣』、『吼える仏』の4章からなる。間違えてこの本2巻目なのにこれからから読んじゃった。でも面白い! 『逃げ水』は平太という男の子の周りで不思議と水がなくなる話。平太が言うにはお旱さんという神様が水を飲んでしまっているらしい。三島屋で平太を預かることになり、お旱さんとうまく付き合っていく。 『薮から千本』は三島屋の隣の針問屋は謎の多かった女性が嫁に出ることになった。でもその様子がおかしくて…。以前、その女性は双子で姑からの呪いがかけられていた。その呪いと戦うお話。 特に『暗獣』がよかった。くろすけの可愛さったらないね。まじ可愛い!!ずっと一緒に住んでいたい!!いわくつきの館、紫陽花屋敷に隠居生活(?)するので2人の夫婦(?)が住み込む。そこで出会った謎の生き物。くろすけと名づけて一緒に暮らす。 『吼える仏』は偽の僧侶が山で怪我してある村で治るまで暮らしていく。その村で暮らしているといくつか不可解な点が出てきて…。人の闇が見えるお話。

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2024/05/07

面白い。 くろすけが切なかわいいよ〜。 おちかさんの周りに、愉快で頼もしい人が増えてきて、嬉しい限り。

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2024/02/29

さすが宮部みゆきの時代物。 4作どれも読み易くもあり読み応えもあり。 愛らしい物の怪との切なく温かい交流を描いた物語と、人の欲や業の深さを感じるやるせない物語と。

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2023/08/28

漢字が読めない。時代劇だから漢字が難しいのか?単に私がアホなのか? テキパキ以外にカタカナが全然見受けられないのはスゴイなって感心してる。

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2023/05/09

「あんじゅう」が一番良かった。 怪異を恐れず、何かを感じ取った夫婦がその怪異を心を通わせていく。あんじゅうの最後が悲しい。悲しいけど、温かなものが心の中に残った。 また読みたい。

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2023/04/30

どの話も読んでてとても愉快なんだよ。物の怪たちは、お旱さんにせよ暗獣くろすけにせよ、怖くはなくて儚くも可愛い。登場する子供たちだって、いたずらっ子であろうと皆いたいけだし。おちかさんには、豪気なおしまに加えてお勝という頼もしい守役が加わった。行然坊はともかく、若先生こと青野利一郎...

どの話も読んでてとても愉快なんだよ。物の怪たちは、お旱さんにせよ暗獣くろすけにせよ、怖くはなくて儚くも可愛い。登場する子供たちだって、いたずらっ子であろうと皆いたいけだし。おちかさんには、豪気なおしまに加えてお勝という頼もしい守役が加わった。行然坊はともかく、若先生こと青野利一郎は意外や達者なのだ。彼はいずれ…だろうね。と、登場人物たちも魅力的で不思議話に引き込まれる。ところが、各章読み終えると、はて?さて?結局はいかなる仕掛けでどう始末がついたんだっけか?狐につままれたようにボヤけている。これまた愉快。

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2023/04/15

丁稚の新どん絡みのお話が複数。応援したくなる新どん。三島屋の人達は働き者で温かい人ばかりだから新どんも確かな商人に成長しそう。挿絵も可愛い。 表紙がくろすけでこれも可愛らしく切ない内容だから印象が強いけど、人形に針、笑う木の仏もなかなかずしりと重いお話。

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2022/02/04

くろすけ(TへT) 読んでからこの表紙絵を見たら、もう。 もののけの愛しさ。 もちろん優しい話ばかりではなく 業の深さを思い知らされる ため息の出るような話もあるのですが。 おちかの心がほどけていくうちに 身近に寄り添ってくれる人も増えてゆく。 魔除けのお勝さんがキリッとか...

くろすけ(TへT) 読んでからこの表紙絵を見たら、もう。 もののけの愛しさ。 もちろん優しい話ばかりではなく 業の深さを思い知らされる ため息の出るような話もあるのですが。 おちかの心がほどけていくうちに 身近に寄り添ってくれる人も増えてゆく。 魔除けのお勝さんがキリッとかっこいいな。

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2021/05/07

一概に神だ仏だ幽霊だと言っても、基本的には人の心を大切にする土台が必要と思った。今後のおちかの人としての成長にも期待!

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2021/10/17

三島屋変調百物語の続編です。 ずいぶん昔に読んだのですが、もう一度読みたくなって古本屋にて購入しました。 宮部みゆきワールド全開です。 この作者さんの時代物は面白いものが多いです。 「あかんべえ」も良かったな~。 4本の連作短編が楽しめます。 「逃げ水」 お旱(ひでり)さ...

三島屋変調百物語の続編です。 ずいぶん昔に読んだのですが、もう一度読みたくなって古本屋にて購入しました。 宮部みゆきワールド全開です。 この作者さんの時代物は面白いものが多いです。 「あかんべえ」も良かったな~。 4本の連作短編が楽しめます。 「逃げ水」 お旱(ひでり)さんという女の子の姿の神様と、男の子の楽しい話です。 「藪から千本」 人の執念というものは……。 百物語の聞き手である主人公のおちか。彼女の魔除け役として仕えていくことになるお勝の登場です。 「暗獣」 表題作にふさわしいお話でした。 愛らしく不思議な生き物のくろすけ。 せつないです。 「吼える仏」 鬼と化して里を滅ぼした富一。 怖い話ですが、どこかで富一を応援してしまう自分もいます。

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