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つながり の商品レビュー

3.6

57件のお客様レビュー

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2011/01/06

拾い読み 訳がひどい。 テーマとしては面白いし、人間全体のつながりをここまで壮大に体系化しているのは新しいので、再読の価値あり。卒論の参考文献になりうる。 物理的etcな条件から人は一定の種類の社会関係を一定の数だけもつように制約されている。人々を理解するためのカギは、彼らのあ...

拾い読み 訳がひどい。 テーマとしては面白いし、人間全体のつながりをここまで壮大に体系化しているのは新しいので、再読の価値あり。卒論の参考文献になりうる。 物理的etcな条件から人は一定の種類の社会関係を一定の数だけもつように制約されている。人々を理解するためのカギは、彼らのあいだの絆を理解することである。

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2010/12/22

2010/12/22fin 書いてあることわかるけど、参考になることがなさそうなので途中で読むの止めた

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2011/08/29

ネットワーク論、及び集団や社会に対する行動学ともいえる本。先日読んだ「群れのルール」はどちらかというと生物学が基礎としてあり、それを人間という生物社会に照らし合わせるとどうなるかについて書かれていたが、本書は人が集団や社会の中でどういう結びつきをし、それがネットワーク全体でどのよ...

ネットワーク論、及び集団や社会に対する行動学ともいえる本。先日読んだ「群れのルール」はどちらかというと生物学が基礎としてあり、それを人間という生物社会に照らし合わせるとどうなるかについて書かれていたが、本書は人が集団や社会の中でどういう結びつきをし、それがネットワーク全体でどのような挙動や原理を生み出しているかを分析している。従来の科学では還元主義の名の下に、細胞から遺伝子、原子から素粒子と最小単位の構成というものを考えてきた。同じく社会学や経済学の分野でも一人の個人の総和が社会の規範や市場論理を作り出すという考えの下に発展してきたように思う。一方で集団の科学も大きな個人(総和の個人)として、擬人化し、それを分析してきたように思う。しかし、科学の分野でも一つのものが寄り集まっただけで大きな存在を分析できるという考え方ではなくなってきた(昨今の複雑系の流行りのように)。人は個人においても多様であるし、多様な個人がより複雑なつながり方をして社会が形成されている。本書ではそれを政治や愛情、オフラインオンラインでのコミュニティというより社会に近い視点で分析しているのがユニークである。SNSやTwitterなどオンラインでより遠隔で、広範囲な人がつながるようになった社会において、例えば従来の距離が近いコミュニティや社会的格差などの問題をどのようにクリアしていくのか? それを考えるのが、これからの新しい科学の領域ではないかと強く感じた。

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2010/10/06

かなりアカデミックな文章で読むのが大変でした。ソーシャルメディアを構造的に理解したい方にはオススメです。社会的ネットワークの社会実験事例や定量データがあるので納得度が高いです。六次の隔たりや利他精神が伝播する事例は面白かったです。

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2010/09/15

レビューはブログにて http://ameblo.jp/w92-3/entry-10648933215.html

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2010/09/05

感想は、こちら → http://mdef.blog29.fc2.com/blog-entry-66.html

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2010/08/17

私たちのあらゆる言動は、さざ波を立てるようにネットワークを進んでいき、友人(一次)、友人の友人(二次)、さらに友人の友人の友人(三次)にまで影響を及ぽすケースが多い。だが、その影響力は徐々に弱まり、三次の隔たりの位置に存在する社会的な限界を超えると、目立った効果はなくなってしまう...

私たちのあらゆる言動は、さざ波を立てるようにネットワークを進んでいき、友人(一次)、友人の友人(二次)、さらに友人の友人の友人(三次)にまで影響を及ぽすケースが多い。だが、その影響力は徐々に弱まり、三次の隔たりの位置に存在する社会的な限界を超えると、目立った効果はなくなってしまう。  いくつもの実験から次のことが明らかになっている。人びとは、数秒から数週間の時間枠で、他人が示す感情の状態に「感化」されるのだ。大学の新入生を無作為に選び、やや元気のないルームメイトと同室にすると、三ヵ月のあいだにどんどん元気をなくしていった。 私たちの発見によれば、ある人が幸福な友人を持つと、その人が幸福になる可能性は約9%増大する。不幸な友人を持った場合は、幸福になる可能性が約7%減少する。(中略) だが、友人の感情の状態まで考慮に入れると、より多くの友人を持つだけでは十分でないことがわかる。より幸福な友人を持つことが、私たち自身の感情を健やかに保つカギなのである。 だから、自分自身が幸福になることがすごく大事。 友人同士の絆の性質によって違いが出ることを、まさに私たちは発見した。たがいに認め合う友人が肥満になると、自分が肥満になるリスクも3倍近くになる。しかも、たがいに認め合う友人の持つ影響力は、友人だと思われている(だが自分は相手を友人だと思っていない)人の2倍になる。最後に、友人だと思われている人は、相手を友人だと思っていないなら、相手から何の影響も受けない。 著名投資家のウォーレン・バフェットは、2009年の株主宛年次書簡で、企業破綻のドミノ倒し的な本質についてこう述べている。「災難に遭うまいとする(市場)参加者は、性病を避けようとする人と同じ問題に直面します。……つまり、誰と寝るかということだけでなく、その人がほかの誰と寝ているかが問題なのです」。まさに、二者関係を超える拡大が問題なのだ。 ネットワークの構造における種を超えた共通性 ファウストらが気づいたのは、優れた予測をするには、動物種の別よりもネットワーク内の関係のタイプのほうがはるかに重要だということだった。たとえば、毛づくろいの関係は、どの種でもきわめて似通っているように思えた。実際、アメリカの上院議員のネットワーク構造を最もうまく予測するモデルは、雌牛の「社会的舐め行動」のネットワークだったのだ。 仮想世界でのことが、現実世界に影響を及ぼす 任意に割り当てられたアバターを使ったゲームを終えたあと、アバターが美形だった人は現実世界でもより大きな自信を示したのだ。ある実験では、参加者にオンラインの出会い系サイトに掲載された写真を見せたところ、美形のアバターを割り当てられた参加者は、美形の相手がきっと自分とデートしたがると思うことが多かった。 社会的ネットワークの中心にいる人は周縁にいる人より、一次、二次、三次の隔たりで多くの人とつながっている可能性が高い。その結果、もし良いもの(お金や尊敬)がネットワーク内を流れていれば、中心にいるがゆえの特典を手にできる。周縁にいる人より中心にいる人のために何かしたいと思う人のほうが多いからた。生徒たちがゲームをすべて終えたとき、最も人気の高い生徒たちは、人気のない生徒の四倍の金額を手にしていた。 ネットワークの質と量が富を決めている。

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