八月の魔法使い の商品レビュー
お盆のヒマネタ役員会議の場が突然コロシアムに。 時を同じくして総務でも 定年間近の万年係長が 総務部長に突然衝撃のネタを突きつける。 社内の権力抗争に巻き込まれながら 謎を解き明かしていくオフィスミステリー?? 異色で面白く読めたけれど 少々理屈っぽい気も。 松本係長の心理が...
お盆のヒマネタ役員会議の場が突然コロシアムに。 時を同じくして総務でも 定年間近の万年係長が 総務部長に突然衝撃のネタを突きつける。 社内の権力抗争に巻き込まれながら 謎を解き明かしていくオフィスミステリー?? 異色で面白く読めたけれど 少々理屈っぽい気も。 松本係長の心理がイマイチつかめなかった。 【図書館 初読 9/1読了】
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単なる盆休み中に行われる退屈な会議だった場が 何の前触れも無く会社の根底を変える「コロシアム」 へと変貌を遂げる会議室。 フロアを隔ててその会議室で起った真相を解く 総務部の2元中継で構成される今作。 風変わりなミステリですなー。ディベートのような 流れの中で主人公の「拓真」が...
単なる盆休み中に行われる退屈な会議だった場が 何の前触れも無く会社の根底を変える「コロシアム」 へと変貌を遂げる会議室。 フロアを隔ててその会議室で起った真相を解く 総務部の2元中継で構成される今作。 風変わりなミステリですなー。ディベートのような 流れの中で主人公の「拓真」が、丁寧に時間と手間を かけて自分の推察を否定と肯定と配慮と勇気を持って 真相に辿り着く。その過程に惹き込まれます。 物語の面白さを感じる反面、現実に自分の会社と 置き換えて読んでしまう。そうすると自分の温度が 極端に下がっていくという不思議な感情で読んでたなー。 やはり会社に必要なのは「人材」だよね...。 その人材を育てる環境が皆無の会社には当然未来はない。 NO FUTURE (笑)!! そんな会社で今働いてますw。
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石持さんのいつもながらの静かに進行してゆくミステリー、大好きです。大企業の内部に巣くう、どろどろした人間たちの欲と計算。それを 有能な若者と、かつてカミソリと呼ばれた退職間際の係長との思考戦でのやり取りで解明してゆくなんて。その後の話もよかったです。
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企業の舵取りって、確かにデータ化された部分もありそうですが、ごくごく人間的なものが作用しているんだなあ。。。 上司、部下との人間関係が大きく作用していて、そこには個人個人の欲望、打算が大きく影響している。。。 そんなことが、この作者が消化すると、こういうふうになるんですな。 ...
企業の舵取りって、確かにデータ化された部分もありそうですが、ごくごく人間的なものが作用しているんだなあ。。。 上司、部下との人間関係が大きく作用していて、そこには個人個人の欲望、打算が大きく影響している。。。 そんなことが、この作者が消化すると、こういうふうになるんですな。 人心を意のままに動かす魔法使いにはなりたくないけれど、人心の意を知ってみたいとは少しだけ思う。
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次々と展開される論理が面白く、著者らしさがよく出ている。ただ、会社を知らないので、会社の論理がいまひとつわからず、そういうものだと言われればそうかと思うのみ。
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オフィスもの。 著者が現役会社員なだけあって、無能な幹部とか、会社の論理とか、ところどころはリアルなんだけど、主人公の若手主任と切れ者係長が独りよがりというか、なんとも言えず・・・な感じ。
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退屈で平和なはずのお盆の会議で起こった事件。 定年間際の係長と切れ者課長の意図したこととは何なのか? 著者は現役の会社員といことで、 描かれる社内の論理が生々しいです。
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会社の権力争いに巻き込まれた若手社員。 実は切れ者の係長との対決にドキドキしっぱなしでした。 面白い!石持さんは現役の会社員さんなんですね。素敵。
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『攪乱者』に続いて石持妄想論理をまたうまいところに落としてきたなあという感じ。作者自身が会社員だからなのか、会社の人間の汚い部分がうまくデフォルメされて描かれている。いやいやねーよと思うところもありますが、そこはまあ魔法を使われたと考えることにする。
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私の石持作品二作めです。 作者らしい、現場から離れたところで展開される論理的な推理と、すべての登場人物のイキイキしたリアリティーが秀逸。 ひとつ残念だったのは、主人公が切れ者すぎてこちらが取り残される印象だったところかな。 もう少し主人公に感情移入できたらもっと面白かったかも。
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