三千枚の金貨(下) の商品レビュー
壮大な物語でした。 一人の男の人生を、三千枚の金貨を探すという事をきっかけにして、知っていくのだけど、物語の中心は、その男の人の人生でも、金貨の真偽でもなくて、「ワタシなるもの」について。 そして、年月の積み重ねということ。そこから生き方ということまで。それは押し付けがましい感じ...
壮大な物語でした。 一人の男の人生を、三千枚の金貨を探すという事をきっかけにして、知っていくのだけど、物語の中心は、その男の人の人生でも、金貨の真偽でもなくて、「ワタシなるもの」について。 そして、年月の積み重ねということ。そこから生き方ということまで。それは押し付けがましい感じじゃなくて、色んな伏線があって、最後にそこに繋がっている。過去、現在、未来。そして砂漠。 すごい物語でした。 最後、ママが切ったシャッターには、どんな背中が写っているのかな。
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桜の樹の下に埋められた金貨探しの話はいきなり惹き込まれたが、ゴルフの話が冗漫。マミヤ三銃士って、相当なオッサンかと思いきや、自分よりかなり年下で、自分自身に年相応の貫録なり、地位なり、余裕がないのだな、と少しだけ卑屈になった。まあ、連ドラ、いくつも見てるくらいだしなあ。
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宮本さんの本には 必ず死生観みたいなのが まぶされていて たまに読むには 考えさせられて、 そんなコトバに同調して 気持ちいいんだ-。 なんとなく毎回だから 飽きそうなんだけど。 砂漠の嵐みたいな 風景がイメージされそうなとこが なぜか印象に残ってる。 ...
宮本さんの本には 必ず死生観みたいなのが まぶされていて たまに読むには 考えさせられて、 そんなコトバに同調して 気持ちいいんだ-。 なんとなく毎回だから 飽きそうなんだけど。 砂漠の嵐みたいな 風景がイメージされそうなとこが なぜか印象に残ってる。 なぜだろ…
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宮本さんの作品らしく人との繫がりと別の事象が絡み合って展開していく。上巻は全く先が想像出来ず進まず。金貨が埋まってるのかは最後明らかになってないが、20年がさらに成長の時間というのが、彼等らしいと感じた。
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二十年待てたら、俺たち大きな人間になれるなァ。ー大きな人間って、どんな人間?ー悲嘆もしない、落胆もしない、という人間だよ。
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下巻はちょっと間延びした…というか、もうちょっとコンパクトになっていてもよかったような。 結末は予想とは違ったけれど、これはこれでよかった。
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芹沢さんの話が気になって読んでしまいました。 賢すぎて怖い?悪い人?いい人?報告書の本人の姿が違いすぎてわからなくなりました…。 モヤモヤする私でしたが、全て彼の一面を表していたんだ、という言葉がすとんときました。 人間ってそうですよね。 つい単純に考えそうになるけど、人間って単...
芹沢さんの話が気になって読んでしまいました。 賢すぎて怖い?悪い人?いい人?報告書の本人の姿が違いすぎてわからなくなりました…。 モヤモヤする私でしたが、全て彼の一面を表していたんだ、という言葉がすとんときました。 人間ってそうですよね。 つい単純に考えそうになるけど、人間って単純じゃないもんね。 金貨は埋まっているのかなー? 50万ずつで家を買った斉木さん達に、家庭があってもそういうこと出来るのかな?と思ってしまった私… 長く一緒に生活しているとできるのかな? まだ私にはファンタジーだな…
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☆3・5くらい、随所で著者でなければ読めないいいまわしに遭遇し、やっぱりいいなあ~と実感!しかし、3千枚の金貨が掘り出されなかったのがちょっと残念。
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2月10日~11日 悲しいこと、辛いこと、腹立たしいこと…。現象に揺さぶられずに人としての喜びに生き、おおらかに歩める「おとなの心」。その「宝探し」を、四人の男女の胸躍る道程に描く。
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読みやすい文章にもかかわらず途中で息切れ。 冗長すぎるのだと思う。 20年、人妻と付き合っている酒場のマスターが女性と歩いているのを見かけるシーンは良かった。 女性が夫と別れ、マスターのもとに戻ってきたらしい。 挿話として書かれたものだが、この挿話が一番印象的だった。
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