修身論 の商品レビュー
読了しました。 ■なぜ手に取ったのか 2010年発刊時に購入し、再読したくリアル本棚から出して手にした本です。 自分の軸を再確認するためです。 ■何が語られていたのか 小林よしのりのゴーマニズム宣言。 賛否両論あるのはもちろん知ってますし、ゴーマニズム宣言は私の大好物です。 ...
読了しました。 ■なぜ手に取ったのか 2010年発刊時に購入し、再読したくリアル本棚から出して手にした本です。 自分の軸を再確認するためです。 ■何が語られていたのか 小林よしのりのゴーマニズム宣言。 賛否両論あるのはもちろん知ってますし、ゴーマニズム宣言は私の大好物です。 著者は決して傲慢ではありません。無知をしっているからこそ、傲慢かもしれませんが、話しませんかというとても謙虚な方です。 本書は、著名のとおり、自身を修めるとは何かということを論じている内容です。 他のゴーマニズム宣言同様、マンガですが、吹き出しの字が多いマンガ。 恋愛、結婚、自由、平等、平凡、魂、志、いじめ、孤独、生命という言葉を キーワードに、著者らしい考え方をロジカルにそして、私はこう思うという ことがしっかり書かれています。 戦前の学校では「修身」という教科があったようです。 なぜ、勉強するのか、なぜ生きるのか、礼儀とはなにかかを説いたものです。 儒学でも、宗教でもなく、人としての修め方、あり方などは現代に置き換えながら、 語られていました。 ■何を学んだのか 本書で一貫しているのは、「公の心」とはどういうことか。 逆に言うと「私心」との区別が明確にされています。 戦争で特攻で散った若者、街の清掃をする人、理不尽な政治家など様々な人を 取り上げて著者が論じます。 修身とはこういうことであるとは書いてません。 しかし、読み終わると私の今までの考え方や振る舞いなどについて、考えさせられることが多いです。そして、それを取り入れます。 その一連の流れが修身であるとの、学びを得ました。 ■どう活かすのか こうして時々、再読し一連の所作をしようと思う気持ちにさせてくれる本でした。 ■どんな人にお勧めなのか 自分の軸を考えた人、小林よしのりファン、自身の普段の振る舞いを他人に注意 された方にお勧めの本です。
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やはり、東京、大都市で暮らし、マスコミからの情報が自身が社会というものを考える最大要素であり、その言説もマスコミに流布するということを前提として描かれた社会批判。自身のエピソードを描く語りとしての強度はさすがだが、結局は社会科学的用語で「仮初めの」結論を言って見せているだけなので...
やはり、東京、大都市で暮らし、マスコミからの情報が自身が社会というものを考える最大要素であり、その言説もマスコミに流布するということを前提として描かれた社会批判。自身のエピソードを描く語りとしての強度はさすがだが、結局は社会科学的用語で「仮初めの」結論を言って見せているだけなのでは。公共心を!愛国心を!と言ってもそれが暮らし、あるいは懐かしさの本源というものを拠り所としない以上、安い酒場の若者への愚痴に終わる。修身論は、残念なことになった。今後に期待?
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小林よしのりは『修身』については「戦争論」や「天皇論」その他で既に充分書いている。内容に対する批判ではなく、そういった意味で、自分にとって新規性はなかった。
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漫画の絵柄嫌いではないが。 いささか読みにくかった。 テレビで見かけたご本人は意外とまともそうだった。 女性に手厳しい意見が多いが、納得する部分もあるね。
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小林よしのり氏の本を1冊丸々読むのはこれが初めて。 生存本能、教育、しつけについての意見は、自分の考えと大体似たり寄ったりだった。 「親が自分の生き甲斐をなくして、教育馬鹿になっただけ」、「共同体意識が消え、肥大化した個人だけが生まれ、市民社会はない」、「誰でも望めば希望する仕事...
小林よしのり氏の本を1冊丸々読むのはこれが初めて。 生存本能、教育、しつけについての意見は、自分の考えと大体似たり寄ったりだった。 「親が自分の生き甲斐をなくして、教育馬鹿になっただけ」、「共同体意識が消え、肥大化した個人だけが生まれ、市民社会はない」、「誰でも望めば希望する仕事につけるという希望を与えるべきでない」というくだりは読んでいてスカッとした。
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自らが個としてまた集団の構成員としてどう生きるか(修身)というテーマで語る。しかしこれまでゴーマニズム宣言を読んできた人間から見ると焼き直しっぽさがぬけきれず、☆x 3
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連載を斜め読みしたりしていたのでちゃんと読んでみたいと思い手に取った。最後に書かれている「結局「身を修める」とは、死に際というものを、どのように修めていくかということにつながっていく」という事につきる気がする。「消費だけで人情や愛情は支えられない」という章で「人間は生産を通じてしか附合へない。消費は人を孤独に陥れる」という福田恆存の言葉は妙に腑に落ちた。
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オンリーワンという響きの良い言葉に踊らされ、地に足が付いていない。 身を修めること。 痛いところを真正面から突いてくる。
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生き方みたいなのが書いてあった。 著者の主張する「宗教観」や「共同体の中の個」という考え方には同意する。 しかし、現代でこれを維持するのはとても難しい。 自分が育ったころには、すでに宗教アレルギーが自然と身に付くようになっていたし、共同体などはほぼないに等しい状態であったからであ...
生き方みたいなのが書いてあった。 著者の主張する「宗教観」や「共同体の中の個」という考え方には同意する。 しかし、現代でこれを維持するのはとても難しい。 自分が育ったころには、すでに宗教アレルギーが自然と身に付くようになっていたし、共同体などはほぼないに等しい状態であったからである。 これらは、転勤などのない農業社会においては育まれやすかったかもしれないが、土地と人を切り離すことによって成立する工業化社会では自ずと希薄化していくものである。 しかし、学校教育などの崩壊っぷりには問題があるのだろう。 平等からいじめが始まるという視点は面白いと感じた。また、確かにと思わされた。
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図書館:初よしりん。比較的右寄り思想。現代社会の風潮を辛辣に批判していて潔い。多少偏りもあるが、「現代人はなっとらん!」には納得。
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