シヴァ(下) の商品レビュー
後半は涙なしには読めなかったですね。直前のクライマックスのあたりは、場面の緊迫感にあおられる一方で、どんどん心が冷えて冷静になっていく自分がいました。それでも諦めなかった2人の、想いの強さがもたらした結果、でしょう。 確かに多くの方が指摘している、とっちらかったままの謎もたくさ...
後半は涙なしには読めなかったですね。直前のクライマックスのあたりは、場面の緊迫感にあおられる一方で、どんどん心が冷えて冷静になっていく自分がいました。それでも諦めなかった2人の、想いの強さがもたらした結果、でしょう。 確かに多くの方が指摘している、とっちらかったままの謎もたくさん残っていますが、ラストシーンで救われたと想います。 狼たちの匂い・息づかい・毛並みの美しさ・瞳の力強さ。 それらが生き生きと感じられたのが嬉しかった。 単なる「ラブストーリー」という言葉では言い表せない作品に巡り会えてしあわせでした。 さまざまなことはさておいて、実写される前に是非読んでおいてください。
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献本キャンペーンでいだたきました グレースの両親や学校での関わりはドライな感じなのに、狼たちの関わりの時は狼や草や木のにおいまでが感じられるほどリアルな感じがしました。 グレースにとって狼の恋人、サムこそが現実なんだと思いました。
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献本キャンペーンでいただきました! 下巻では上巻に名前だけ出てきた狼の仲間が登場したり、 狼と人間の複雑な関係が明らかになります。 サムとグレースがお互いを守りたい、というやさしく、 切ない気持ちに、読んでいて胸を締め付けられる思いでした。 パラノーマル・ロマンス初心者には、...
献本キャンペーンでいただきました! 下巻では上巻に名前だけ出てきた狼の仲間が登場したり、 狼と人間の複雑な関係が明らかになります。 サムとグレースがお互いを守りたい、というやさしく、 切ない気持ちに、読んでいて胸を締め付けられる思いでした。 パラノーマル・ロマンス初心者には、丁度良い作品だと思います。
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献本フェアにて。続きの下巻。 ハッピィエンドは大好きです。 だって物語なのですもの。 都合がよくても良いのです。 グレースとサム、そして周りの人々のそれぞれの想い。 下巻はどんどん繋がっていき、残酷にも時間が過ぎていく。 上下巻、トータルな感想になってしまいますが、 きらめ...
献本フェアにて。続きの下巻。 ハッピィエンドは大好きです。 だって物語なのですもの。 都合がよくても良いのです。 グレースとサム、そして周りの人々のそれぞれの想い。 下巻はどんどん繋がっていき、残酷にも時間が過ぎていく。 上下巻、トータルな感想になってしまいますが、 きらめく風景が脳内に溢れます。そして残酷な風景も。 それでも愛おしい。 過ぎゆく時間の中で、愛する喜びと悲しみが混乱していく。 そして、とても少ない一緒に過ごした日々、しかし深い日々の想い出をグレースとともに感じ、 サムがまた目の前に現れるコトを切望せずにはいられない。 映画化されるようで、楽しみです。 そしてこんなに楽しめたのは橋本恵さんの訳のお陰かとも思います。
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上巻を読んでから、この下巻を読んでいくうちに、ますます話の展開がより一層深いものになっていくのを感じました。 「狼の恋人」というタイトルからも分かるように、上巻は恋愛を中心としたテーマに仕上げられているようなストーリーでしたが、後半の下巻に進むにつれ、本から手が離せない内容に...
上巻を読んでから、この下巻を読んでいくうちに、ますます話の展開がより一層深いものになっていくのを感じました。 「狼の恋人」というタイトルからも分かるように、上巻は恋愛を中心としたテーマに仕上げられているようなストーリーでしたが、後半の下巻に進むにつれ、本から手が離せない内容になってきました。 それは、サスペンスのような、とてもミステリアスな内容で、自分の心臓も興奮して読んでいるような感覚でした。 まるで映画のシーンのような、大胆なストーリー(映画化は決定されていますが)が読むものを惹きつけて離しません。 上巻以上に内容の濃い手に汗握る展開となっています。 最後まで読み終わってから、とても感動したような気がしました。 心の通わせ方といった、繊細な描写がこの本には書かれていて、思わず息を飲みながら、集中して読みました。私自身も、心がつよく締め付けられるような想いを感じ、食い入るような目できっと読んでいたんではないかと思います。 パラノーマル・ロマンスに興味のある方、またそうでない方にもお薦めしたい本です。。
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さて下巻。他の方のレビューを読むまでてっきりサムは人間に戻れずバッドエンドなんだと思っていました。自分の読解力にがっかりです・・・。上巻のひたすら恋愛モードな雰囲気よりは下巻のサスペンス色の強い雰囲気の方が面白かったです。帯によれば映画化決定とのことなので是非観てみたいです。もち...
さて下巻。他の方のレビューを読むまでてっきりサムは人間に戻れずバッドエンドなんだと思っていました。自分の読解力にがっかりです・・・。上巻のひたすら恋愛モードな雰囲気よりは下巻のサスペンス色の強い雰囲気の方が面白かったです。帯によれば映画化決定とのことなので是非観てみたいです。もちろん吹替で。
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「ハーレクイン風味のコバルト文庫」という感じでしょうか。 言い方を変えれば、「翻訳調恋愛小説、少女向け」。 とても読みやすい文章なので、一気に読めてしまいます。 グレースとサムの交互の一人称視点で物語が進んでいきますが、その語りが淡々としていて、ふたりの大人びた雰囲気がよく伝...
「ハーレクイン風味のコバルト文庫」という感じでしょうか。 言い方を変えれば、「翻訳調恋愛小説、少女向け」。 とても読みやすい文章なので、一気に読めてしまいます。 グレースとサムの交互の一人称視点で物語が進んでいきますが、その語りが淡々としていて、ふたりの大人びた雰囲気がよく伝わってくるようでした。 秋の束の間、ファンタジックな恋愛物語をさらりと読むにはうってつけの本です。
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第二巻は、少しテイストが違ってきていました。 ベックが狼人間を自分の目的のために増やそうとしているのを見て、自分の信念とベックへの忠誠心との間で悩むサムの話。 そしてデートの時のトラブル。 前はロマンス中心でしたが、今回はちょっとハードになってるなという印象です。 「あな...
第二巻は、少しテイストが違ってきていました。 ベックが狼人間を自分の目的のために増やそうとしているのを見て、自分の信念とベックへの忠誠心との間で悩むサムの話。 そしてデートの時のトラブル。 前はロマンス中心でしたが、今回はちょっとハードになってるなという印象です。 「あなたは美しいけど悲しい」というグレースのことばは、印象的でした。 そんなはかないサムでも、危険な犬を殺すこともあり、それが非常にインパクトがありました。 サムのような感受性の持ち主が、そういう非常手段を執るのだな、と思うとともに、アメリカらしいなと思いました。 ラスト、ハッピーエンドでよかったです。
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献本フェアでいただきました。 「トワイライト」と感じが似ているので、比較されがちですが、このお話はこのお話でよかったと思います。ふたりの恋は純情な恋の物語でした。 最初は「狼」と「人間」として出会い、お互いに見守り続け、とある出来事が起こったときから、改めてふたりは「狼人間」と...
献本フェアでいただきました。 「トワイライト」と感じが似ているので、比較されがちですが、このお話はこのお話でよかったと思います。ふたりの恋は純情な恋の物語でした。 最初は「狼」と「人間」として出会い、お互いに見守り続け、とある出来事が起こったときから、改めてふたりは「狼人間」と「人間」として出会い、恋をし、家族、仲間との絆、変化そしてゆっくりと訪れる悲しい別れ・・・季節が移ろうのと一緒に、そして気温の変化と共にだんだんとストーリーが進みました。 作者の方がとても詩的で叙情的な文章を書かれ、きっと原書で読んだらとても綺麗なんだろうなと思いました。別れや喪失感の描写は胸にグッとくるものがありました。 ただ読んでいて思ったのが、ラストのシーンがもう少し詳しくとか、サムが最初は「俺」と描写されていたのに、途中から「僕」になっていたりとか、なんとなく話のぶつぎれ感やミステリの部分でおしいなと思うことがあったので、そのへんが残念でした。 どうやら「シヴァ」は「狼三部作」の第一弾とのことなので、サムとグレースの話が続くのか、または他の白い狼のシェルビーとかオリビアの別の話になるのかはわかりませんが、続編に期待。 また映画かも決まっているので、どんな世界観が創られるのか楽しみです。 ブクログさんありがとうございました!
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※上下巻読了後の感想です。 この本については、 (あくまで原書への評価ですが)以前から良い評判ばかりを聞いていたので、 近いうちに読もうと原書も買ってあるのですが、 今回、献本キャンペーンで頂いたので、邦訳版で読んでみることにしました。 自分の中であまりに期待が高かったので、 少...
※上下巻読了後の感想です。 この本については、 (あくまで原書への評価ですが)以前から良い評判ばかりを聞いていたので、 近いうちに読もうと原書も買ってあるのですが、 今回、献本キャンペーンで頂いたので、邦訳版で読んでみることにしました。 自分の中であまりに期待が高かったので、 少々不安でしたが、読了後に余韻が残るような素敵な作品でした。 物語は、章ごとにグレースとサムの二人の視点で描かれています。 私としては、サムの思いや心の動きの方が細かく描かれていたので、 グレースのというより、これはサムの物語のような印象を受けました。 二人は、“ホット”ではないけれど“スウィート”。 微笑ましい…と言ったらいいでしょうか? そんなカップルです。 サムは、繊細で(本人はこの表現を嫌っていましたが…)シャイで、優しくて、正直。 読書や詩が好きで、グレースに対する思いや自分の状況を詩で表現しようとしたり、 グレースに対して、あくまで人間らしい態度で紳士的に振舞おう努力している姿が素敵でした。 グレースは、実用的(?)で自立している女の子。 放任主義の両親の愛情に飢えているものの、 だからと言ってサムにしがみついて、彼のことしか考えていないというわけでもなく、 行動力もあって良いなぁっと。 全体的にストーリーは静かで、至る所に登場する冬の寒さを表す描写が切なさを募らせます。 シリーズ第二作目の“Linger(原題)”が楽しみです。 一つだけ、不満を言うとしたら… 表紙を原作と同じにして頂きたかった…すごく素敵なので; <あらすじ> 幼いころに狼に襲われた経験のあるグレース。 なぜ助かったのかはわからないが、 彼女はそれ以来、狼の群れや黄色の瞳をもつ狼に惹かれるようになる。 夏は姿を消し、冬になると現れる狼たち。 黄色の瞳を持つ狼は、グレースの家の裏庭と森の境に姿を現すものの、 二人がそれ以上の距離を縮めることはなかった。 だがある日、町でジャックという青年が狼に襲われるという事件が発生し、 そのせいで人々の狼への恐怖が高まっていく。 森を追われそうになる狼を助けようと走り回るグレース。 彼女がそこで目にしたのは、 血を流して倒れる“彼女の狼”の瞳を持つ青年サムだった…。 (あらすじは参考程度でおねがいします。)
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