“うつ"と戦わない生き方 の商品レビュー
うつ病を改善するための根本的な治療方法を知れたことが大変良かったです。 うつ病は心の病気なので、薬だけでなく、自分の思考や行動を変える必要があることを学びました。 筆者はただ薬の批判をするだけでなく、うつ病の薬の歴史から効能まで詳しく分かりやすく書かれていたところが好印象でし...
うつ病を改善するための根本的な治療方法を知れたことが大変良かったです。 うつ病は心の病気なので、薬だけでなく、自分の思考や行動を変える必要があることを学びました。 筆者はただ薬の批判をするだけでなく、うつ病の薬の歴史から効能まで詳しく分かりやすく書かれていたところが好印象でした。また、具体的な実験結果などのエビデンスから持論を展開したり、反論しているところも良かったです。 うつにならない生き方を実践して心を安定させたいと思います。
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さらっと読める。 軽・中度のうつ病の治療はカウンセリングが主であるべきなのに、日本の治療は薬偏重になっている、薬は効果がないことも多く、むしろ害になることもある。ずっと、なんとなく感じていたことが、研究結果や症例などをふまえて、きちんと文章化されており、大変腑に落ちた。
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「うつ病は心の病」という立場をとる著者の本。 ざっとしか読んでいませんが、勇気づけられる文章がいくつかありました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書の半分は、日本の抗鬱剤処方(ときに、大量の)に対する批判です。 論調は穏やかなのですが、繰り返し、あらゆるデータを駆使して語られる薬批判に、 あぁ、よっぽっど薬、嫌いなんだね・・・と。 では、「戦わず」して、どう対処するか。 ベースとなるのは、認知行動療法なのかな? 「行動を変える」 「考え方を変える」ということです。 欧米では、そのためのカウンセリングが有効活用されている、といった内容でした。 (本書は、認知行動療法を解説するものではありませんが) 印象に残ったのは、下記の文。 『あなたが何かを感ずるときに、感情は一瞬にして生まれるわけですから、その感情を変えることは不可能と思われるかもしれません。しかし、よく考えてみてください。今、外界で起きていること自体には、何も意味はないのです。その出来事に意味をつけているのはあなた自身です。その結果、あなたは明るくもなり、暗くもなるのです。解釈の結果が感情になるのです。あなたの心の思いが感情を生んだのです』 そう、まさに 『感情は一瞬にして生まれるわけですから、その感情を変えることは不可能と思われる』のです。 だって、気温35度の屋外に出た。 「暑い!」 この感情を変えられますか? むー。 しかし、この論調で行くと、 「35度の気温」がただの出来事。 「暑い」というのが、解釈の結果の感情、でしょうか。 少し例えを変えてみましょうか。 事実「土砂降りの雨だ」 →「外に出るのが億劫」 ・・・ですが、別の解釈から見ると、 「水不足解消! ヤッター!」 とも、たしかに思えますね。 著者の考え方を完璧にマスター出来たとは思えませんが、 本作を通して、認知行動療法に興味を持ちました。 本作は認知行動療法の本ではないので、 さっそく今、「はじめての認知行動療法」という本を読み始めています。 いつか、この本が、 「うつのぐるぐる思想から脱出する第一歩になった」 と、思える日が来るといいな。
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9784048850650 191p 2010・7・10 初版 △うーん?もしかしたら読むのを断念する人も多いのでは?タイトル通りに戦えるだろうかという思いがします。 うつの治療の一つの方法として読む姿勢が必要かも。理論的にはこうすれば治ると納得はするが、同時にうつの治療法は一人...
9784048850650 191p 2010・7・10 初版 △うーん?もしかしたら読むのを断念する人も多いのでは?タイトル通りに戦えるだろうかという思いがします。 うつの治療の一つの方法として読む姿勢が必要かも。理論的にはこうすれば治ると納得はするが、同時にうつの治療法は一人ひとり違うから理論どうりにはいかないのだなあと感じる内容。
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