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ニッポンの風景をつくりなおせ の商品レビュー

4.2

36件のお客様レビュー

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2012/08/05

梅原さんは、その人の印象を一言ずつ書いてて、あー人と接して仕事をしているんだなぁと感じた。現在ある商品のルーツを見れて、デザインと携わる人の熱意に圧巻!!

Posted byブクログ

2012/06/05

ご存知、梅原真は、デザインの力で一次産業を再生し、地方の原風景を残そうと、高知で仕事をつづけているグラフィックデザイナー。本書は、そんな著者の全国での作品、提案集。「作品集」というところが、少し気にかかるけれど。それはそうと、クリエイティブ分野にいる多くの人が、梅原のような仕事が...

ご存知、梅原真は、デザインの力で一次産業を再生し、地方の原風景を残そうと、高知で仕事をつづけているグラフィックデザイナー。本書は、そんな著者の全国での作品、提案集。「作品集」というところが、少し気にかかるけれど。それはそうと、クリエイティブ分野にいる多くの人が、梅原のような仕事がしたいと思っているに違いない。僕もその1人。梅原のような仕事をするには、高度経済成長的産業構造の外に出なければならない。望むと望まざるとに関わらず、やがては多くの人がそうしなければならなくなるだろう。だから、仕事は働き方、暮らし方を含む方法の問題だ。ところで、「風景をつくりなお」すのは、本来ならば都市計画家、ランドスケープデザイナー、土木設計家、建築家の仕事。そうした分野に身を置く人は、まずは、本書を読んで、腹の底から情けないと地団駄を踏む必要がある。そこからしか、これからの方法論も職能も、多くの無名の取り組みも、きっと生まれない。著者1人には、任せていられない。ところで、著者の文章は、ライフスタイルプロデューサーの浜野安宏の文章に似ている。たぶん、立ち位置も似ている。

Posted byブクログ

2014/02/19

デザインの力で地域活性を行う梅原さん。地元のよさを見つけてパッケージングして送りだし、農業や漁業が復活していくさまは、ドラマのよう。感動

Posted byブクログ

2012/03/21

土佐の反骨デザイナー 梅原真さんのポートフォリオのような一冊です。最初に梅原さんを知ったのはNHKのプロフェッショナル仕事の流儀でした。それで「梅原真」でネット検索したら本書に辿り着きました。 個人的には篠原匡さんの「おまんのモノサシ持ちや!」と併せて読むと情報が多面的になり面白...

土佐の反骨デザイナー 梅原真さんのポートフォリオのような一冊です。最初に梅原さんを知ったのはNHKのプロフェッショナル仕事の流儀でした。それで「梅原真」でネット検索したら本書に辿り着きました。 個人的には篠原匡さんの「おまんのモノサシ持ちや!」と併せて読むと情報が多面的になり面白いと思います。 梅原さんは一次産業にデザインをかけ合わせ「新しい風景」をつくる「アカンヤンカ」マンです。日本の現状に常に怒り、地方の埋もれた産業をデザインの力で掘り起こします。 例えば、カツオ一本釣り漁。廃業寸前のところを 「漁師が釣って、漁師が焼いた」のパッケージデザインで 年商20億円の産業に成長させました。 しいて注文をつけるとすれば、もっと作品が見たかったです。

Posted byブクログ

2012/02/14

一次産業にデザインをかけ合わせて「あたらしい価値」をつくる。どこへ行っても同じ風景のニッポンなんてきらいだ。「ラツキョウの花見」は残して置きたい風景を見つけられるかにかかっているけど、仕掛けとしての「句箱」を畑に置いてラッキョウの「句集」を作っちゃおうというアイデアがすばらしい。...

一次産業にデザインをかけ合わせて「あたらしい価値」をつくる。どこへ行っても同じ風景のニッポンなんてきらいだ。「ラツキョウの花見」は残して置きたい風景を見つけられるかにかかっているけど、仕掛けとしての「句箱」を畑に置いてラッキョウの「句集」を作っちゃおうというアイデアがすばらしい。ビジネスモデルというと怒られそうなので、成功のストーリー作りがうまいと言っておこう。私的には「土佐 一本釣り 藁焼きたたき」の後日譚がおもしろかった。

Posted byブクログ

2011/12/09

梅原さんのデザインはシンプルで力強い。 そしてそれ自体が自立して継続してゆく。 一次産業には心強い味方である。

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2011/11/29

一次産業×デザイン=風景。 かなり直球でわかりやすくシンプルな梅原さんのスタイルが好き。 この方の周りはいつも気持ちいい空気が流れてるイメージ。 日本の産業はこういう視点がとても大切になるし 今後、世界的にみても「見せ方」が重要。 「3年で3億稼げるよ」みたいな話は デザイナーら...

一次産業×デザイン=風景。 かなり直球でわかりやすくシンプルな梅原さんのスタイルが好き。 この方の周りはいつも気持ちいい空気が流れてるイメージ。 日本の産業はこういう視点がとても大切になるし 今後、世界的にみても「見せ方」が重要。 「3年で3億稼げるよ」みたいな話は デザイナーらしからぬ言葉だけども 現場はこういう直球の言葉じゃないと動けないかもしれないなあと思った。

Posted byブクログ

2011/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高知在住の梅原真氏が、主に地元高知の一次産業と行ったブランディングデザイン事例の数々。写真もきれいで、梅原さんや製作者の人となりもあふれててステキな本です。 一次産業Xデザイン。 二次産業Xデザイン。 今ブランディングデザインが最も必要とされてる産業界や零細企業。 良いものはあるのに、市場に打って出れない。 かっこよすぎます、梅原さん!さすが竜馬の国の人。 ただでさえ生活の根源の「食」を外国に握られてる危うい日本。その他の産業もこのままでは次々と他国に取って代わられてしまう危機も迫ってる気がするので、竜馬は外を見据えて戦略を立てたけれども、今は外を見るために、足元を手堅く固めていきまっしょい!と言いたい。 木製8X4標識色々はぜひ実現していただきたい。ステキだろうなー・・・。

Posted byブクログ

2011/09/18

グラフィックデザイナー梅原真さん・・「一次産業×デザイン=風景」という式を創った、高知の「アカンヤンカ」マン。 知らない人は少ないと思いますが・・ 土佐の一本釣り鰹のたたき、四万十緑茶などの商品開発で知られています。 砂浜に多数のTシャツを掲げた「砂浜美術館」なんてのもあります...

グラフィックデザイナー梅原真さん・・「一次産業×デザイン=風景」という式を創った、高知の「アカンヤンカ」マン。 知らない人は少ないと思いますが・・ 土佐の一本釣り鰹のたたき、四万十緑茶などの商品開発で知られています。 砂浜に多数のTシャツを掲げた「砂浜美術館」なんてのもありますね。 単に売らんがためのデザインとも、エコロジーやロハス、スローライフなんていうのとも違う・・ まあ、その辺は、読んで感じていただくしか無いと思います。 「土佐の一本釣り鰹のたたき」が売れたおかげで一本釣り鰹漁が生き残り、「四万十緑茶」が売れて茶畑の風景が今もある・・そう考えると、なかなか凄いことです。

Posted byブクログ

2011/09/07

有名な馬路村のゆずポン酢はこの著者のデザインだったのか。読み物というよりはデザイン事例集という感じなのが惜しい。地方の産業を活性化させることは難しく、成功事例も少ないが、著者のように地域に腰を据えて取り組んでいくデザイナーが増えてくれば、変わっていくかも。

Posted byブクログ