小さな王さまとかっこわるい竜 の商品レビュー

なかがわちひろ【作】

2024/04/15

3年。一日中雨の降る王国には代々気前のいい王様がいた。新たな王さまが国民にあげようと思い付いたのは、空のつめものをするボタンだった。小さな頼りない竜と一緒にボタン探しの冒険へ。
なかがわちひろさんのお話の中でも落ち着いた文学的なお話は中学年にも◎。可愛らしさと共に、優しい感動をもたらしてくれる。

2020/09/06

面白いと小4の娘が紹介してくれた本。歴代の王が国民に色々なものを分け与えすぎてもう分け与えるものがなく、あとは小さな竜がいるだけ、というところからお話がはじまる。
小さな王さまの冒険はスケールが大きく、ラストも含めて、満足感のかんじられる本だと思いました。控えめな描きすぎない挿し絵が可愛らしく、素敵です。

2018/05/23

温かいお話だなって思った
王さまは小さいし、竜もかっこわるいかもしれないけど、2人は強い子たちです
よく見たら表紙にたくさんボタンが描いてあってカワイ〜〜

2015/08/01

みんなにプレゼントしたくて頑張るかわいらしい王さまの様子にほのぼのした気持ちになります。
また、それらをとりまく世界の描写がとても素敵だと思いました。

2013/05/21

絵が可愛い!!「かっこわるい竜」がとても可愛くてぬいぐるみにして欲しいと思ったくらい(笑)小さい王様はすごく一生懸命なところが可愛くて、王様だけど、他の子供と一緒に仲良く遊んでるという設定がすごくぴったりだと思った。
文章量がそんなに多くないので、高学年であまり読書が好きでない子にも勧めやすい。

2012/09/13

誰かを思いやるこころとか、誰かの為に何かをするとか、そういう想いに心が動かされます。温かな気持ちになれるお話です。

2012/05/27

2012年5月20日(日)読了。

絵が可愛かったです♪
お話も可愛くてすんなり読めました。
ただ…漢字が多くてルビが少ないので、ちょっと小学生だと厳しいかな〜って感じです。
今時の小学生は私の想像よりも漢字読めるかもしれませんが(^-^;

2012/01/15

絵がとても可愛い。子供のときの人間の心の基礎の部分をこんな優しい可愛い楽しいシンプルなお話のイメージで満たしておくのはとてもいいことだと思う。惜しげもなく与え喜ぶ楽しむ王国の王という理論的な構図の内実、そのエッセンスが、ただただ、つやつやとうつくしい子供の生命の輝きの部分のようなイメージでだけ満たされているように、そのようにおく、ということ。

2013/03/24

きまえのいい王様の家系に生まれた、小さな王様。歴代の王様がきまえよく、みんなにいろんな物をあげてきたので、小さい王様があげるものは　あまりないのだが、雨ばかり降る王国に、晴れの日をプレゼントしようと王は思います。それには、お空のボタンをとってこなくては・・・
小さい王様と、いつも一緒にいる小さな竜の冒険物語。

2012/01/08

最後に近い一文、
“竜と、じぶんとが、ほんとうは、
どんな者であるのかをしっていたからです。”
を読んで、この物語の深さを理解した気がした。