スーパーマーケット指南 の商品レビュー

川一男【著】

2012/08/03

求めていた事が色々書かれていて、読み終わったら付箋だからけになった本。
小売とは地域密着のビジネスであることを一貫して訴えている。
こういう現場感溢れる、かつ、精神論的な文章は、コンサルタントでは決して書くことができないだろうな。
また、精神論だけでなく、具体的なオペレーションレベルのアドバイスも書かれているのが非常に良い。

以下メモ
・今日のスーパーマーケットは「標準化だけで」「差別化だけで」・・といった、1つのキーワードで営業できる時代ではない。
・顧客意識の6つの志向
①価格志向
②価値志向
③時間志向
④世代志向
⑤社会的志向
⑥国際的志向
・1アイテムを質と量目の軸で、ターゲット顧客に合わせSKUを絞る
・小売業とは、メーカー、ベンダー、リテーラー、消費者の4者が一緒になって行う仕事である。
・名物の一品ができると来店客数が安定的に増える。
・データを見せて教えること、お客様の声を受信してできること、自分達で仮説を立て、結果が分かること、この3つを常に考えさせる。
・成功体験を共有化することが大きな動機付けになる。
・見える化、言える化、直せる化