海・呼吸・古代形象 の商品レビュー
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何十年ぶりかで読む。今読むと母性のとらえ方とかPMSのとらえ方とかどうよ、というところもあるけれど、この連続性の感覚はもう一度読んで本当によかった。
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解剖学者である著者が生物学、生理学、解剖学などの観点から題名である海、呼吸、古代形象にまつわる考察や思想を散文的に説明した本です。 「いのち」には、①先祖から子孫へ連続して伝わる力と②その中で生まれて死んでいく個体の二つの意味があると書かれており、胎児が生まれてくる迄の過程に代...
解剖学者である著者が生物学、生理学、解剖学などの観点から題名である海、呼吸、古代形象にまつわる考察や思想を散文的に説明した本です。 「いのち」には、①先祖から子孫へ連続して伝わる力と②その中で生まれて死んでいく個体の二つの意味があると書かれており、胎児が生まれてくる迄の過程に代表される我々の身体に刻まれた太古の祖先との繋がりは②の中に①の記憶が内包されている事を示しているのだと理解しました。 学術的な事実と著者の思索がシームレスに行き来するので、どこまでが筆者の考えで、どこまでが一般的に事実とされることなのか分からないところがありますが、全体的に興味深い話が沢山ありました。
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ところどころ本当かな?と思う部分はあったが、古い言い伝えを読んでいるようでおもしろかった。 呼吸をつかさどる筋肉は心臓と違って自動で動くわけじゃないから、質の良い呼吸をするためには意識して取り組む必要がある、というのはなるほどと思った。 時代なのか、母性や母乳礼賛なのは残念。
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歌の始まりに耳をすまして、音の響きをたどり 人間の歴史さえも軽く飛び越えて脊椎動物そして 生命の始まりへと続く壮大な旅路へと誘う一冊。 解剖学/系統発生学の専門的な内容なのに まるで詩でも読んでいるかのよう。 久しぶりに本を読んで鳥肌がたった。 音楽への向き合い方、聴き方が 根底から変えられてしまった。 ただ三木氏死後に編集されたものだからなのか 構成、文体などまとまりにかける。 また専門書なので仕方ないかもしれないが 解剖学のテクニカルタームの説明が前後していたり 脚注などが不親切で、初心者には読みにくい。 素材、内容が刺激的で 素晴らしいだけに残念・・
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胎児の世界とかぶっているところも多い。だけど彼の思想には本当に心から共感する。生物学者でありながらゲーテ傾倒者でもあった彼。研究者とはこういう人物のことを言うんだ。
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