編集者の仕事 の商品レビュー
電子書籍という、本の内容だけのデータをダウンロードして読書を楽しむような時代になりつつあります。しかし、そういう合理化や効率化でそぎ落とされてしまう部分、それは装丁で選ぶ本自体のサイズや紙質やデザインだったり、フォントのサイズや種類、配置などもそうですが、本という物体まるごとをつ...
電子書籍という、本の内容だけのデータをダウンロードして読書を楽しむような時代になりつつあります。しかし、そういう合理化や効率化でそぎ落とされてしまう部分、それは装丁で選ぶ本自体のサイズや紙質やデザインだったり、フォントのサイズや種類、配置などもそうですが、本という物体まるごとをつくりだすこと、つまり、受け手のことを考えて表現し楽しませるための工夫について、本書は「編集者の仕事」として紹介・説明しています。そうそう、そうなんですねえ。文庫や新書ばかりに触れていると、それほど本の体裁というものを気にしなくなりますし、それこそ電子書籍のほうが検索とか楽でいいじゃん、なんて思うようになるかもしれないですが、本そのものの物体としての魅力について、その豊かさを軽視するのはちょっと違うかな、と思いました。単行本なんかは、表紙から材質や紙質、行数と文字数など細かいところまでいろいろ考えて決定して、内容だけじゃなく、トータルでの本としてひとつの作品になります。
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本作りの話を期待したが、主題は製本。しかし結局その部分も軽い紹介程度に留まっていて新規性がない。もう一歩仕事の本質に迫ってほしかった。
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2010年6月20日初版。 本の本。編集者がどのような視点を持って本を作っているかの解説本である。普段本を読んでいる人でもあまり意識しない細部へのこだわりや専門用語を知ることができる。 編集者の方は「常識」なのだろうが、本好きや著者の方は案外おもしろく読めるかも知れない。 ...
2010年6月20日初版。 本の本。編集者がどのような視点を持って本を作っているかの解説本である。普段本を読んでいる人でもあまり意識しない細部へのこだわりや専門用語を知ることができる。 編集者の方は「常識」なのだろうが、本好きや著者の方は案外おもしろく読めるかも知れない。 電子書籍の時代だからこそ、本が持つ良さについて振り返ってみるのも重要だと思う。
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編集者なら読んでおいて損はない。単に自慢話ではなく、印刷や紙、レイアウトなど、汎用的な話が多く、役立つ。
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編集者の仕事、というよりは、本についてのあれこれ、というかんじ。モノとしての本が好きな著者が、本について好きに語る。仕事の片手間で読んだから、時間かかった。こういうゆとりのある(?)本が出てると、それだけでいいなぁと思う。
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読みやすい本でした。 電子書籍で読んだので文字などをについては少しとまどいましたが、わかりやすく解説されています。 ですが、何故か記憶にあまり残っていない… 集中力と覚えなきゃという危機感がないからでしょうか。 読みながら、ここ最近読んだ本は、読んだなという気にはさせられました...
読みやすい本でした。 電子書籍で読んだので文字などをについては少しとまどいましたが、わかりやすく解説されています。 ですが、何故か記憶にあまり残っていない… 集中力と覚えなきゃという危機感がないからでしょうか。 読みながら、ここ最近読んだ本は、読んだなという気にはさせられましたが、何も自分の中に残らなかったり、自分で何も考えなかったりすることが多く、最後のページまで目を通したなというすこしの達成感が得られるだけだったなと思いました。 もう少し真剣に読まなければと考えさせられました。
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編集の仕事の面白さ、不思議さがよくわかる一冊。本に対する見方が変わります。 本を読むとき、その内容ばかりを気にしているような気がするけれど、実はそうではない。内容の良し悪しはもちろん重要だけど、内容を気持ち良く読者に伝えるためにはいろんなことが工夫されている。 本のサイズ、紙...
編集の仕事の面白さ、不思議さがよくわかる一冊。本に対する見方が変わります。 本を読むとき、その内容ばかりを気にしているような気がするけれど、実はそうではない。内容の良し悪しはもちろん重要だけど、内容を気持ち良く読者に伝えるためにはいろんなことが工夫されている。 本のサイズ、紙の種類、フォント、文字の大きさ…。とにかくいろんなことが、工夫されている。本を読むとき物理的にいちばんよく見える部分になされている工夫なのに、いちばん見逃されている工夫。 でもきっとそれは、見逃されてしまうくらいのものがいちばん読者にとって自然で心地よいものだからなのだろう。逆にいろいろ気になってしまうようでは、編集者が正しく仕事ができていないということになるのだろう。 何より、著者の「本」に対する愛や思い入れが感じられる。手元の本を、編集者の視点で読み返したくなる、本をもっと大切にしたくなる、そんな本でした。
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なぜコピーした本の活字は読みにくいのか。また電子書籍はよみにくいのか。モノとしての本をさぐることにその答えがあった。今の時代だからこそ読む価値があるのでは。一昔前では単なる雑学本になってしまっていただろう。 ・一次元の原稿を三次元に、の章全般 ・校正にお金をかけない(時には全く...
なぜコピーした本の活字は読みにくいのか。また電子書籍はよみにくいのか。モノとしての本をさぐることにその答えがあった。今の時代だからこそ読む価値があるのでは。一昔前では単なる雑学本になってしまっていただろう。 ・一次元の原稿を三次元に、の章全般 ・校正にお金をかけない(時には全く)出版社が多いのは残念。その通り。
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ある冊子を作る機会があり、基本的なことを知ろうと思って読みました。 新書・文庫・単行本など、決まった型があるものだと思い込んでいましたが、そのもの全体として、「本」なのだということがよくわかりました。 電子ブックが増えていますが、紙媒体がなくならないのは、編集者の魂が宿ってい...
ある冊子を作る機会があり、基本的なことを知ろうと思って読みました。 新書・文庫・単行本など、決まった型があるものだと思い込んでいましたが、そのもの全体として、「本」なのだということがよくわかりました。 電子ブックが増えていますが、紙媒体がなくならないのは、編集者の魂が宿っているからなのかもしれません。
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「金閣寺が地味に見えなければその本当のよさはわからない」らしい。 こういう本の存在意義がわからんのだがなー。
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