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私の前から消えた知的障害者 の商品レビュー

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2011/12/12

「私の履歴書」でしかない。 施設長や理事長を歴任した著者の自己陶酔本であると私は感じた。 私の関わっている施設の書棚で目に付き、 帯に描き込まれた宣伝文句にツラレて読み出したけれど、 その内容は軽いドラマティックな物語でしかないように思われる。 シナリオライターだった...

「私の履歴書」でしかない。 施設長や理事長を歴任した著者の自己陶酔本であると私は感じた。 私の関わっている施設の書棚で目に付き、 帯に描き込まれた宣伝文句にツラレて読み出したけれど、 その内容は軽いドラマティックな物語でしかないように思われる。 シナリオライターだったと言う著者らしく、 ト書きのように登場者の心が主人公の言葉のように描き込まれているのも、 ウソっぽく不自然で読みにくかった。 とは言え中央集権によって地域社会が形だけのモノに貶められてしい、 暖かい心が冷え切っている現状を垣間見せてくれているし、 現場無視の上に現場に責任を覆いかぶせる行政的体制も描かれている。 わずかなりとも国の建前だけのおざなりな姿勢も盛り込まれている。 しかし主人公自信が損得感に追われているのが丸見えで、 自分を慰める体裁ばかりでその場を繕っているだけにしか見えない。 多分著者のせせこましい生き様ソノモノなのだろうと想像してしまう。 社会派小説とはとても言えない代物で、 もっと勉強して意見を持ってから書いてほしいと思う。 自家版なら色々あるのも当たり前だけれど、 編集者抜きに近い儲かれば良いと言う出版社にも問題がありそうだ。

Posted byブクログ