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東京タワー の商品レビュー

4.3

208件のお客様レビュー

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2010/10/03

大学生のときに友達に借りて読んで号泣。 久しぶりの2度目。 リリーさんの、冷静で客観的なモノの見方にとても共感した。 母親に愛情を注がれて育った男の人は、女性を大切にする、少なくともひどい扱いはしないんだろうな、我が子には無償の愛と感謝とおいしいごはんを、と思った。 ゆげとあかり...

大学生のときに友達に借りて読んで号泣。 久しぶりの2度目。 リリーさんの、冷静で客観的なモノの見方にとても共感した。 母親に愛情を注がれて育った男の人は、女性を大切にする、少なくともひどい扱いはしないんだろうな、我が子には無償の愛と感謝とおいしいごはんを、と思った。 ゆげとあかり。

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2010/09/27

今更ながら手に取って、さめざめと泣いておりました。 誰でも知ってることだけど、やっぱり親孝行はしておくものですね。 自分はこんなに母親孝行できなかったなあ。 母親がいつか見たいと言っていたものを見せてあげられなかったこと、 やりたいと言ってたことを応援できなかったことなど、 折...

今更ながら手に取って、さめざめと泣いておりました。 誰でも知ってることだけど、やっぱり親孝行はしておくものですね。 自分はこんなに母親孝行できなかったなあ。 母親がいつか見たいと言っていたものを見せてあげられなかったこと、 やりたいと言ってたことを応援できなかったことなど、 折りに触れて思い出します。 それを考えるとずいぶんと孝行息子だと思うなあ。リリーフランキー。 人の幸せなんて計れないけど、きっとオカンは幸せだったろう。 今際の際に思い残す事ひとつない人生なんて味気ない。 言葉で語れる思いなんてたかが知れてる。 人が亡くなる時、後悔は側にいる者にとって礼儀みたいなものじゃないか。

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2011/01/07

いま、この本が読めてよかったと思う。 読んでいて共感できることがたくさんあり、この先、自分にも必ず起こりうることが書かれていた。 何度も何度も文章の中の人物と自分が頭の中で入れ替わり、焦ったり、安心したり、楽しくなったり、涙したりした。 現在、25歳。このタイミングで読めて本...

いま、この本が読めてよかったと思う。 読んでいて共感できることがたくさんあり、この先、自分にも必ず起こりうることが書かれていた。 何度も何度も文章の中の人物と自分が頭の中で入れ替わり、焦ったり、安心したり、楽しくなったり、涙したりした。 現在、25歳。このタイミングで読めて本当に良かった。 5年後、10年後に改めて読んだとき自分はどう思うのだろうか? それまではこの本のことを忘れずにがんばりたいと思う。 それと、親孝行は・・・無理をしてでも出来るときにしたいなと、強く強く思いました。

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2010/09/08

素直に良かったと言える。後半のガンの母親と作者である息子の生活の中で生まれる様々な想いとか思考とか。日常の何でもない事がとても大切な集りだという事を。実の父親がガンで闘病なのもあるが非常に色々と共感できる部分が多かったのもあるが。

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2010/09/05

都内のあちらこちらに用があり、電車で移動しながら読みました。つまり、目を上げると東京タワーが見えたり見えなかったりしていて、この本を読むにはなかなかよいシチュエーションだったかも。 親って大切にしなければと頭では思っていても、ぐちぐち言われると面倒だったりして、つい冷たくあたって...

都内のあちらこちらに用があり、電車で移動しながら読みました。つまり、目を上げると東京タワーが見えたり見えなかったりしていて、この本を読むにはなかなかよいシチュエーションだったかも。 親って大切にしなければと頭では思っていても、ぐちぐち言われると面倒だったりして、つい冷たくあたってしまうこともありますよね。後になって「こんなふうにしてあげればよかった」と後悔することがないように、優しくしておきたいです。でも親が子に与える愛情の大きさにはどうしたって勝てないんでしょうね・・・。

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2024/07/17

私、こういう類の話に弱くって、だから、お盆の帰省の時に鞄には入れていたのだけど、あまりのドンピシャに泣けたら困るので、少し読むのを延ばして、改めて会社から帰る電車の中で少しずつページを手繰る。 前半、淡々と描写される作者と思しき主人公の子ども時代から東京に出るまでの生活。 筑豊...

私、こういう類の話に弱くって、だから、お盆の帰省の時に鞄には入れていたのだけど、あまりのドンピシャに泣けたら困るので、少し読むのを延ばして、改めて会社から帰る電車の中で少しずつページを手繰る。 前半、淡々と描写される作者と思しき主人公の子ども時代から東京に出るまでの生活。 筑豊、大分、東京と夫々の土地を舞台にその時代を映した描写に、ほぼ同時代を生きた記憶が重なる。 昔々“うちの子よその子隔てなくみんな良い子に育てましょう”みたいな標語があったけど、世の中にはまだ寄って集って子供の躾をしていたようなところがあって、そうした時代の空気が色濃く描かれていてなかなか良い。 中でまあ何と立派なオカンであることか。間に挟まれる大人になること、親になること、人として生きることに対する省察。 『オカンの人生は十八のボクから見ても、小さく見えてしまう。それは、ボクに自分の人生を切り分けてくれたからなのだ』 そうだねぇ。 それが分かっていて何とも体たらくな息子、ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる…。 後半、お話しが段々リアルになるに連れても相変わらずの生き様にいささか呆れて、オカンは可哀想だったけど、結局、私は泣けなかったよ。 『子供が可愛いだけでいいのは、小さい頃の、ほんの一瞬だけ。あとは…本当に大変よ。もう嫌だ、いなければいいのにって思うことだってあるのよ。でもね、子供って時々、あぁ、この子を産んでよかったなっていうことをするのね。そう思えることがあるのよ。子育ては、その気持ちと大変なことの繰り返し』 今年就職した息子が、もうすぐ遅い夏休みで帰ってくるもんね。そんな感じは良く分かるよ。

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2010/08/27

時々「ボク」の立場になり、時々「オカン」の気持ちになり読み進む。 年をとっても男というのはどうしようもなく「マザコン」なのだと思うが、それがまったく嫌味じゃない。 悲しく、刹那的。美しく、普遍的な母子の情が現代的な筆致で描かれている。

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2012/01/09

はい、まんまと泣きました。悔しいです。オカンが死ぬことはわかっていたのに、オカンが死ぬまでをここまで丁寧に書くなんてもはや卑怯だ。絶対泣く。このリリーさんのオカンが亡くなった頃は、ちょうどリリーさんがココリコミラクルタイプにレギュラー出演を始めた頃。全然感じさせなかったなあ・・・...

はい、まんまと泣きました。悔しいです。オカンが死ぬことはわかっていたのに、オカンが死ぬまでをここまで丁寧に書くなんてもはや卑怯だ。絶対泣く。このリリーさんのオカンが亡くなった頃は、ちょうどリリーさんがココリコミラクルタイプにレギュラー出演を始めた頃。全然感じさせなかったなあ・・・。

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