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僕らの青春 の商品レビュー

3.4

13件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2022/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SF作家、半村良さんの青春小説。 スカッとした青春小説が読みたいと思い手に取ったら、その前に1977〜1978年の世相が横たわっていた。 「受験戦争」、「受験地獄」 体育教師までもが、放課後のクラブ活動を良しとせず、早々に帰宅させ、受験勉強を推奨する。 それに反旗を翻す形で、高校2年生になりたてのダッシュとデカは、おっかなびっくり、野球を一緒にできるメンバーを集め始める・・・。 44年前に発刊された小説のため、高校生同士の会話、家族の会話が素直すぎて隔世の感がある。 調子の良い設定・展開だが、マイルドな読後感を味わいたい方はどうぞ。

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2017/05/13

野球に興味が無いので買わずにいたのを古本屋で見つけて購入。 物語とは全く環境の違う自分の高校時代が懐かしく感じた。

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2013/03/08

受験校に通う下町の高校生が休眠状態の野球部を復活、甲子園を目指すお話し。ちょっととんとん拍子に行き過ぎるところはあるが割り切れば楽しく読める。

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2012/11/12

SFを読みたくなって手に入れたがSFではなかった。 昔のよき時代の受験戦争を背景とした高校の様子を描写したもの。野球部などの部活動をする時間も惜しんで勉強せよとの風潮により学校生活の意味を問う。その風潮に挑戦するかのように甲子園を目指す。すんなり甲子園の出場権を得たところが非現...

SFを読みたくなって手に入れたがSFではなかった。 昔のよき時代の受験戦争を背景とした高校の様子を描写したもの。野球部などの部活動をする時間も惜しんで勉強せよとの風潮により学校生活の意味を問う。その風潮に挑戦するかのように甲子園を目指す。すんなり甲子園の出場権を得たところが非現実的ではあるが、生徒の反抗的なセリフでも先生を立てる前提でのものになっており、友達との会話もさわやか。スムーズに読んでしまった。気分がよかった。

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2012/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「戦国自衛隊」などのSF小説で知られる半村良が30年以上まえに書いていた高校野球を題材とした青春小説。 受験一辺倒で部活動が有名無実化してしまっている東京の都立下町高校に実は集まっていた野球の名手たちが、受験至上主義の学校側にひと泡ふかそうと企み、甲子園予選に臨むというストーリー。 話の展開は「実際あり得ないだろう」とつっこみを入れたくなる展開で、表紙の帯にに宮部みゆきが「青春おとぎばなし」と書いているのも頷ける内容。ただ、後半連戦連勝する野球部に対しての他の生徒たちの反応が下町の江戸っ子らしく、すがすがしさを感じましたね。

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2012/01/25

1970年代に書かれた物だが同じ下町の進学都立高校にいた者としてその時代、考え方、とても懐かしく思い出されました。

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2011/08/21

下町の進学校の弱小野球部が近所のおっちゃんたちに応援され見守られながら強くなっていく青春小説。スポコン物ではない。

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2011/05/05

〈内容〉東京の下町高校で心をかよわせた生徒たちが野球部をたちあげるが、その行く末は? 伝奇SFで知られた作家が、若者たちへの励ましをこめて書いた爽快な青春小説をはじめて単行本化。

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2010/10/24

進学校の幽霊野球部が起こした奇跡を楽しく書いてあります。 半村良の人情ものですね。 ただし描ききりはずいぶんとあっさりしていると思いました。

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2010/09/10

新聞連載終了後、32年も経てから単行本化された理由は定かではありませんが、特に古臭さを感じることはありませんでした。ただ、進学校で出会った有志で選抜予選に参加、特にこれと言ったドラマもなく淡々とを勝ち抜いていくというストーリーはあまりにも陳腐で非現実的です。

Posted byブクログ