はとバスをV字回復させた社長の習慣 の商品レビュー
はとバスが赤字の時に社長になって 黒字に V 字回復させた人の話 人件費の1割 カット 定年退職を60歳から55歳に 人気のない 観光 コースを廃止 1年以内に黒字にならなければ 社長をやめると宣言して本気さをアピールする 観光バスに乗り込んで社長ですと挨拶をするようにした...
はとバスが赤字の時に社長になって 黒字に V 字回復させた人の話 人件費の1割 カット 定年退職を60歳から55歳に 人気のない 観光 コースを廃止 1年以内に黒字にならなければ 社長をやめると宣言して本気さをアピールする 観光バスに乗り込んで社長ですと挨拶をするようにした 現場を大事にするために 乗務員の控室を改善した 平和島に本社があってそこにバスと 乗務員がいるのに 営業本部は浜松町のビルにありその家賃が年間 5500万円かかっていたのでそのビルをやめた ある時 役員の一人がこの計画を 末端まで周知徹底しますと言った。末端という言い方は 社内では慣用句 かもしれないが 敬意がないので NG ワードにした バスツアーは20人以上の予約があって初めて 実際に開催される。実際に開催される割合は 以前は3割程度しかなかった。これはコースを増やしすぎたことが原因になった 例えば 観光名所に ABCD の4つがある時時間的な制約で3つしか 回れないとすると それぞれの組み合わせの3コースを作ってしまっていた しかし せっかく 予約したのに バスツアーが開催されないと満足度も下がる なので 思い切って1つのコースに絞るなどした ある時 ぐるり 東京という専用ツアーの専用の車に乗って欲しいと言われて乗ってみた 外を見てみると 専用の車の派手なペインティングのせいで外がよく見えなかった ぐるり 東京 のツアーを廃止しこの車も売却した
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・人間が最終的にやる気を出すのは、「自分が必要とされている」「何かの役に立っている」という自覚を持てた時だと思います ・トップに立つ者は、ソファに深く腰掛けてタバコをふかしていてはいけないのです。中腰でいなければならないのです ・リーダーは「辛い」もの。本人は辛いけれど周りの人か...
・人間が最終的にやる気を出すのは、「自分が必要とされている」「何かの役に立っている」という自覚を持てた時だと思います ・トップに立つ者は、ソファに深く腰掛けてタバコをふかしていてはいけないのです。中腰でいなければならないのです ・リーダーは「辛い」もの。本人は辛いけれど周りの人から「偉い」と言わせる。それがリーダーなのです ・「楽ではない」人生を、「楽しく」するためにはどうすればいいか?自らを律して。努力し、挑戦し、道を開いていく。これ以上に人生を「楽しく」する方法はない、と私は思います ・問題を起こさないように、問題を発見するのが管理者の職務です ・「幸運の女神には前髪しかない」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)幸運の女神には後ろ髪はないから、通り過ぎてから捕まえようと思っても、もう遅い ・「一番強いもの、一番賢いものが生き残っていくのではなく、環境の変化に機敏に対応したものこそが生き残る」(ダーウィン『種の起源』)
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はとバスの経営再建を任された元都庁職員の天下り社長の実体験によるリーダーシップ論。4年連続赤字だった同社を初年度から黒字化し4年の任期中に累積赤字も解消させたV字回復の裏側は、読んでみれば奇をてらった新しいことは特にないが、実際に実行しているかと問われれば口ごもってしまう当たり前...
はとバスの経営再建を任された元都庁職員の天下り社長の実体験によるリーダーシップ論。4年連続赤字だった同社を初年度から黒字化し4年の任期中に累積赤字も解消させたV字回復の裏側は、読んでみれば奇をてらった新しいことは特にないが、実際に実行しているかと問われれば口ごもってしまう当たり前の積み重ねによる改革があった。人を動かすには口だけでなくまず自らが動く。上手く行っている組織に共通するエッセンスが詰まってます。
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”はとバス”といえば 東京見物の代名詞です。 今、有名な”はとバス”も、 バブル以降、赤字になり 70億円もの借り入れをするまでになった 時期がありました。 本日ご紹介する本は、 この赤字状態を黒字に転換し、 70億もの借入金を返済し、 はとバスをV字回復させた宮端社長の...
”はとバス”といえば 東京見物の代名詞です。 今、有名な”はとバス”も、 バブル以降、赤字になり 70億円もの借り入れをするまでになった 時期がありました。 本日ご紹介する本は、 この赤字状態を黒字に転換し、 70億もの借入金を返済し、 はとバスをV字回復させた宮端社長の著書。 V字回復時のストーリーや、 考え方、取り組みが書かれています。 ポイントは 「現場」 本書を読んでみて、感じたのは 業績を回復させるのは、 お客さまと接触する社員一人ひとりの 働きによるということ。 宮端社長は、現場を大事にされる方で 定期的に、自分がお客さんになって はとバスのツアーに参加したそうです。 そうすると、お客さんの立場で 自分がサービスの善し悪しを感じることができます。 そして、同時に周りのお客さんの感想や不満も それとなく聞こえてきます。 そういうところで感じる感想や不満は 些細なことですが、 それを一つひとつ改善していくことで、 お客さんが、また参加したいと思える ようなサービスになっていきます。 日頃、気になってはいるけど、 改善できていない些細なことは たくさんあると思います。 それを実際に改善するかしないかで 会社の業績は変わってくるんだと 改めて思いました。 ぜひ、読んでみてください。
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著者は、都庁交通局から、東京都地下鉄建物代表取締役を経て、はとバス代表取締役に就任。 ・社員は経営状態に不安を感じているものの最後は大株主(東京都など)がなんとかしてくれのではないか、という親方日の丸的な安心感を持っている。 ・総じて「まじめ」ではあるが、覇気に欠ける面が見られ...
著者は、都庁交通局から、東京都地下鉄建物代表取締役を経て、はとバス代表取締役に就任。 ・社員は経営状態に不安を感じているものの最後は大株主(東京都など)がなんとかしてくれのではないか、という親方日の丸的な安心感を持っている。 ・総じて「まじめ」ではあるが、覇気に欠ける面が見られる。 そうした風土の結果、累積借入金70億円という赤字企業(しかも年間に7回も借り換えをしていた)に成り下がっていた、はとバスを一年で黒字化した社長の奮闘の記録となる一冊。 CS Customer's Satisfactionを、CD Customer's Delight(感動)に変えていくという目標設定はスティーブジョブズに通じるものもあるのではないでしょうか。 そうした高い目標設定に1年という期限を設け(できなかったら社長を役員一同とともに降りる)、本気で追求する。その結果、自分自身が顧客となってサービスを評価するという、究極にして唯一の課題発見方法にたどり着かれたのではないかと感じました。
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都庁出身の社長が赤字のハトバスを立て直した事例を引き合いに、顧客第一主義、非価格競争の大切さ、トップが現場に出て、先頭に立って、改革をすすめる大切さなどを説いている。改革の過程で給与カットこそすれ、人員削減は行わなかったが、顧客重視への意識転換行動転換出来なかった社員を解雇するな...
都庁出身の社長が赤字のハトバスを立て直した事例を引き合いに、顧客第一主義、非価格競争の大切さ、トップが現場に出て、先頭に立って、改革をすすめる大切さなどを説いている。改革の過程で給与カットこそすれ、人員削減は行わなかったが、顧客重視への意識転換行動転換出来なかった社員を解雇するなど、会社が大切にしたいことを徹底する姿勢は参考になる。ただ、本だけでは分からないことが多く、はとバスに乗ってみる機会をいつか持ち、そのサービスを体感してみたい。はとバスホームページで宿泊プランなどを見て見ると、お得感いっぱいの企画が多くあることが分かる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何かの研修で紹介されていたので読んでみた。 4年連続の赤字や70億の借入金により、倒産寸前だった「はとバス」を、一気に回復させた奇跡を起こした社長の8つの実践。それを紹介している。8つの実践とは、以下のものである。 1 最初に目標を宣言する 2 目標はシンプルにする 3 朝一番で現場に行く 4 組織を逆ピラミッドにする 5 社内でのNGワードを決める 6 お客さま第一主義を徹底する 7 苦情には社長自ら万年筆で返事を書く 8 「選択と集中」よりも「絞り込み」 目標の宣言として「1年で黒字にならなかったら、辞める」と宣言したという。そこには、「1年でできないものは、4年経ってもできない」という信念があったから。なるほど。確かに、1年でいうリミットが、人の力を高めることは間違いない。 さすがの社長マネージメント「人間が最終的にやる気を出すのは、「自分が必要とされている」「何かの役に立っている」という自覚を持てた時」というのは、その通りだと想う。 「組織は逆ピラミットである」「末端は社長であり、お客様と接する現場の社員は先端」という、一般的な価値観の転換を迫る内容や、「「100-1=0」「100-0=200」 学校で習う算数ではありえない数式ですが、サービスの世界では、これが正解」(つまり、社員100人で1人でも問題があると成果 は0、逆に何も問題がなければ成果は2倍)という斬新な内容もある。 リーダーに求められる3条件として(1)仕事ができること、(2)人間的魅力を持っていること、(3)心身ともに激務に耐え得る体力をあげている。加えて、見識、情熱、正義を求めている。そして、ろうそくのように、自らを削り、周りを明るく照らすのだと。 最後に、筆者が都庁勤務時代に経験した、興味深い内容がある。「管理者能力のうち、一般的には問題発見能力と問題解決能力の二つが考えられるが、究極的にどちらが大事か。」 その質問に、都庁の中堅幹部の8割が「問題解決能力」と答えたという。しかし、実際求められているのは「問題発見能力」なのだ。 起きてから対応する(問題解決能力)ではなく、起きる前に発見すること(問題発見能力)が、大切ということらしい。もっとなことである。
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公務員出身者らしく、そんなに奇抜な発想ではありません。 それでもできることを堅実に行い、 従業員の声、お客さんの声にしっかりと耳を傾ける姿は 長く行政サービスのリーダーをしてきた宮端さんの 経験から出ているものだと思い、頭が下がります。 天下りと言えば、天下りなんですが こうい...
公務員出身者らしく、そんなに奇抜な発想ではありません。 それでもできることを堅実に行い、 従業員の声、お客さんの声にしっかりと耳を傾ける姿は 長く行政サービスのリーダーをしてきた宮端さんの 経験から出ているものだと思い、頭が下がります。 天下りと言えば、天下りなんですが こういう本当に見識と実力を兼ね備えていて 結果も出す人なら文句はないのではないでしょうか。 本も、これまたとっても読みやすくて 宮端さんが社長時代に心がけていた8つの習慣を表題にして 話が進んでいきます。 最初に宣言するということや 目標はシンプルにするいうこと そして当たり前ですが、「お客様第一主義」 経営の本をのぞけば必ず出てきそうな言葉が並んでいますが それを実行に移せた点で宮端さんの行動は模倣ではなかったといえると 思います。 とっても勉強になりました。
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宮端 清次さんの「はとバスをV字回復させた社長の習慣」を読み終わったなう。はとバスの経営危機を救った社長の物語。徹底したお客様第一主義を貫き、従業員の満足度も上げながら、業績を回復させた手腕には学ぶべき点がとても多い。大変参考になった書だ。
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