さよならもいわずに の商品レビュー
友人から借りて。 重い。自分好みの作品ではなかった。 自分を見てるようで、怖くなるのかもしれない。
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最も自分に近しい人が、突然いなくなる。 予測していないことが、当然のことのように起こることに筆者は戸惑う。 事実に対する違和感からこの世のことと受け止められない感情と、喪失感が混ぜ合わさった、妻を亡くした風景を切り取った、悲痛でいて、客観的にななめ上から自分を観察しているような...
最も自分に近しい人が、突然いなくなる。 予測していないことが、当然のことのように起こることに筆者は戸惑う。 事実に対する違和感からこの世のことと受け止められない感情と、喪失感が混ぜ合わさった、妻を亡くした風景を切り取った、悲痛でいて、客観的にななめ上から自分を観察しているようなクールさがどこかにあるような、不思議な力のある作品。
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「最愛の家族と突然の別れ」どの家庭でも一度は考えたことがあるのではないか。 心の準備ができないまま、話しかけても答えてくれない・反応してくれないのはなんとも辛い・・・
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前、読んだ漫画を もう一度、読み直してみる巻 Vol.11 何度読んでも「リアル」だな。。。そして心の中で泣きました。
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こちらはただ読んでいるだけなのだけど、愛する人を亡くした感覚や感情が、淡々と進む生活とは裏腹に生々しく伝わってくる。 気迫のある作品。
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ある日突然妻に先立たれてしまった漫画家のノンフィクション。作者自身の自己治療的な意味合いが強い作品。雰囲気は重く読んでいて辛くなるが、作者の思いは伝わってくる。
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ある日突然逝ってしまった妻との別れは、作者の存在を根底からゆすぶるような衝撃をもたらした。その過程を詳細に描いたドキュメントだ。 上野は様々なマンガの技法をパロディ化して作品を組み立てていく、アプロプリエーションを身上とするギャグ漫画家だが、リアリズムに徹することで孤独感が恐ろしいほどひしひしと伝わってくる。時として慟哭がリアリズムを超えてあふれでて、文字通りのシュールレアリズム的な表現に達している。 作者は現在、次の生活を見出していることも暗示されている。別れにしっかり向かい合い、弔いのプロセスを経ることこそが、次の一歩を踏み出すための近道なのだ。それは同じような境遇の人にも、力強いメッセージとなるのではないか。
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1人の漫画家の愛と、愛する人を突然失った日々の記録。世界は色を失い溶ける。この作品は、作者でなくては描けなかった、そして描かなくては生きられなかったのだろうと思わされる。傑作というだけでは言葉が軽くなる、作者渾身の作。
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ブックオフで買って反省したマンガ1位(しかも108円…。だいたいどの店舗でも108円で売ってるし…)。
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鬱病と喘息で療養中だった愛妻が心筋梗塞でうつ伏せに倒れたために窒息による突然死。幸せな家族を突然襲った不幸の中で、葬儀や事務的なことをこなす悲しみの日々と新しい幸せの私小説漫画。お勧めと紹介されてたので読んだ。 個人的好みでは、もっと客観視できるようになってから描いた方がいい作品...
鬱病と喘息で療養中だった愛妻が心筋梗塞でうつ伏せに倒れたために窒息による突然死。幸せな家族を突然襲った不幸の中で、葬儀や事務的なことをこなす悲しみの日々と新しい幸せの私小説漫画。お勧めと紹介されてたので読んだ。 個人的好みでは、もっと客観視できるようになってから描いた方がいい作品だと思った。突然死の怖さや準備のない死の受け入れがたい悲しみとつらさは伝わった。
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