チャーリー中山の投資哲学と堀内昭利の相場戦陣訓 の商品レビュー
読了 偉大な諸先輩方の言葉に背筋が伸びる思いである。 二人の投資に対する考え方を前半と後半に分けている。 面白いのは章ごとに同じテーマに関して書かれていること。 ファンダメンタルズを中心に据えたり、テクニカル分析を駆使するなど、勝負に勝つためのアプローチが違う。 アプローチ...
読了 偉大な諸先輩方の言葉に背筋が伸びる思いである。 二人の投資に対する考え方を前半と後半に分けている。 面白いのは章ごとに同じテーマに関して書かれていること。 ファンダメンタルズを中心に据えたり、テクニカル分析を駆使するなど、勝負に勝つためのアプローチが違う。 アプローチが違うのに相場師として生き残っていられるのは、 相場の混沌とした世界に自身の哲学という規律を持ち込むことによって、 自分に有利なフィールドを形作っているのだなと感じる。 個人的には堀内氏の方がしっくりとくる ・時期を待つ ・捲土重来を期す ・取引を絞る など、自分にまだまだ足りない部分を指摘されたようで、自分の未熟さを恥じ入るばかりである。
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為替相場で『伝説』を作ったチャーリー中山・堀内昭利の2人が「即、儲かる!」的な甘い言葉は一切抜きで、為替とはどういうものかということを語りつくす一冊です。修羅場を潜ってきた男の凄みを感じます。 この本は非常に読み応えのある一冊です。いまはどうなのか見当がつきませんが、この本を最...
為替相場で『伝説』を作ったチャーリー中山・堀内昭利の2人が「即、儲かる!」的な甘い言葉は一切抜きで、為替とはどういうものかということを語りつくす一冊です。修羅場を潜ってきた男の凄みを感じます。 この本は非常に読み応えのある一冊です。いまはどうなのか見当がつきませんが、この本を最初に読んでいた当時はFXがブームで、その時にはは主婦が財テクでいくら儲けましたなんてセミナーまで開いていたのですが、この本に書かれていることはそんな生半可なことは一切書かれておりません。 いかに『相場の神様』というものが残忍でかつ気まぐれかということが徹頭徹尾に渡ってこれでもかといわんばかりに書かれております。ともに「トップディーラー」の異名をほしいままにするチャーリー中山氏と堀内昭利氏とでは相場に対するアプローチが微妙に違いますが、相場という修羅場で長年第一線で戦い続けてきた男の凄みというのが行間からにじみ出てくるような本です。 僕のここで挙げている書評やブログを読んでくれる読者の中でもしこれからFXをやろうという方は悪いことは言いません。どうかこの本をそばに置いて、相場という魔物と向かい合ってくれることを切に祈っています。
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チャーリー中山氏の考えはうなずけるところが多い。堀内氏は完全に精神論。いい悪いではなく。 ドル安。高金利通貨買いの否定。ソロスとユダヤ人コミュニティの重要性。為替は需給。売り切り玉と買い切り玉の差。底を流れるファンダメンタルズを無視して決着がついたケースはない。
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伝説的相場師のチャーリーさんと中山さんが相場について熱く語る本。 以下、ささった言葉 ・損失を抑えることは最大のリスク管理である。 ・70対30で平均70%の勝率をキープしないといけない。なぜ、60対40ではいけないのか?それは大体の場合、損失のほうが儲けよりも大きいからである...
伝説的相場師のチャーリーさんと中山さんが相場について熱く語る本。 以下、ささった言葉 ・損失を抑えることは最大のリスク管理である。 ・70対30で平均70%の勝率をキープしないといけない。なぜ、60対40ではいけないのか?それは大体の場合、損失のほうが儲けよりも大きいからである。 ・儲けを出すには、負ける戦の被害をいかに少なくするかということが重要だ。つまり、負け戦における撤退、撤収をする勇気が問われる。 ・しょせん、相場に対峙するということは、自己克己の世界なのだ。市場というボクシング会場を借りて、そのリングで自分と自分のシャドーと戦うということだ。その結果が儲けになったり、損になったりするのである。 読み物としては非常に面白い。 特にチャーリーさんはサブプライムを「糞味噌」と例えたり、とても伝説的な人とは思えない言動が散見されており、まさに天性の才を感じられる。 この両者で言っている事が真逆のことも多く、やはり市場に正解はないということを改めて再認識できる。 両者ともに言えたのは、自分の手法を行うことと自分と戦うことが重要だということだ。 煩悩に挑戦する勇気はあるかい?
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チャーリー中山氏と言えば、日本の為替業界の草分け的存在であり、プロの為替ディーラーであれば知らない人がいないほど著名な人物だ。 かっては、「8割の男」の異名を取り、あの明神茂とともに日本を代表する伝説の為替ディーラーとされる。 噂では60才前後となった今も、現役のトレーダーと...
チャーリー中山氏と言えば、日本の為替業界の草分け的存在であり、プロの為替ディーラーであれば知らない人がいないほど著名な人物だ。 かっては、「8割の男」の異名を取り、あの明神茂とともに日本を代表する伝説の為替ディーラーとされる。 噂では60才前後となった今も、現役のトレーダーとしてシンガポールを拠点に活動しているという。 そんな彼の唯一の書。 巷に氾濫している凡庸なFX本のように、こうすれば儲かるというような話はいっさい書かれていない。 むしろ、トレードとはまったく関係の無い脱線気味の記述もあり、純粋に読み物として楽しめる。 彼の相場観は一貫している。 アメリカの全盛期はすでに過ぎたという認識のもとに、ドル円は今後70円、50円、40円とさがっていくという。 以下、抜粋。 「ドル円の相場は、今の値動きが続く限りは、未来永劫ずっとゼロに向けて近づいていくしかないという、外国為替市場で今まで一度も見たことのない恐ろしい相場展開になっているのだ。」 恐怖を煽るような書き方が副島隆彦とちょっと似ているがw 興味深いのは、ECBを高く評価する中山氏は、ポストドル通貨としてユーロであると考えていること。 たしかに今は欧州危機が賑わせているが、多くのエコノミストや経済学者は、今年発表された「中央銀行のバランスシートを見ると、ドルにはユーロと同等か、それ以上のリスクがあるように思える」というゴールドマン・サックスのレポートを疑っていないようで、最終的にドルの大暴落が来るというのが大方のコンセンサスのようだ。 いずれにしても円を買っておけばいいってことか。 まぁ長期的なスパンで市場を俯瞰すると、実際のトレードで役にたたないどころか、かえって弊害になる場合が多いのだがw
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チャーリー中山氏の経済理解、相場理解、証券理解は明解で、読んでいて痛快。 相場に向き合う姿勢は非常に為になるが、内容があまりにも少ないので、かなり割高。 ですが基本的知識はあるプレーヤーなら読むときっと為になります。
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今まで、数々の投資本を読んできたが、もっとも面白い本である。 とくにチャーリー中山氏による、証券化商品をクソミソがミソ樽でごちゃ混ぜになっている。などの表現や、世間一般にいるコメンテーター・アナリストの信憑性の低さなど、一般的な投資本とは一線を画した大変面白い内容である。 特に投...
今まで、数々の投資本を読んできたが、もっとも面白い本である。 とくにチャーリー中山氏による、証券化商品をクソミソがミソ樽でごちゃ混ぜになっている。などの表現や、世間一般にいるコメンテーター・アナリストの信憑性の低さなど、一般的な投資本とは一線を画した大変面白い内容である。 特に投資をされる方でには、必読の一冊である。
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