2時間でいまがわかる!絶対こうなる!日本経済 の商品レビュー
田原総一郎、竹中平蔵、榊原英資の鼎談。 2010年6月に出版されたものです。 竹中平蔵氏と榊原英資氏では、大雑把に言えば 小さい政府志向と大きい政府志向、 自民党よりと民主党よりという風に かなり考え方が違うわけですが、 現在(2010年現在)の民主党政権に対する ...
田原総一郎、竹中平蔵、榊原英資の鼎談。 2010年6月に出版されたものです。 竹中平蔵氏と榊原英資氏では、大雑把に言えば 小さい政府志向と大きい政府志向、 自民党よりと民主党よりという風に かなり考え方が違うわけですが、 現在(2010年現在)の民主党政権に対する 批判的態度は共通している部分もかなりあるといえます。 そして、きちんとした成長戦略を描ければ、 日本経済はきちんとよくなっていくという考え方も 共通していると思います。 もちろん、これは2011年の3.11以前のものであり、 状況は更に悪くなっている中で、 今後の日本がどうなるかは改めて議論されていかなければ いけないと思います。 しかし、政治が官僚をしっかりと使いこなしていく必要性は、 更に高まったといえると思います。
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二時間でいまがわかる!!というシリーズの一冊だったためストップウォッチを片手に読み始めましたが、ざっくり三時間掛かってしました(笑)そんな、経済本ルーキーの書いた書評ですので肩の力を抜いて、怒らずに聞いて下さい。 本書は、大激論の末に何か明確な指標が提示されるかの様な題名です...
二時間でいまがわかる!!というシリーズの一冊だったためストップウォッチを片手に読み始めましたが、ざっくり三時間掛かってしました(笑)そんな、経済本ルーキーの書いた書評ですので肩の力を抜いて、怒らずに聞いて下さい。 本書は、大激論の末に何か明確な指標が提示されるかの様な題名ですが、残念ながらそんなに激しい討論は交わしていない様に思います。むしろ、意外に共通点の多いことに驚いてしまいました。大激論は交わされていないものの、注目する表現は多々あります。 “日本経済は「アイスクリームの天ぷら」だ!” 日本は、輸出産業が景気を牽引してきた。しかし、内側の産業(農業)は、ひたすらに保護されてきており競争力なんてあったもんじゃない。 今や、輸出産業がその他お荷物産業をおんぶ出来なくなって来ている。このままではいけない。早く内側の産業を競争に晒すんだ!! “日本は「オーバークオリティー」だ!” “良いものは売れる”という謝った認識の元に発展して来た日本、テレビにもビデオのリモコンにも触った事のないボタンが無数に存在している。世界基準を目指さなかった故に、単なる自己満足に終わってしまった。 “企業への後押しは、日本では「官民癒着」だ!と叩かれる” 日本は、技術はあるけど売るのはへた。パッケージ戦略が全く無い。 しかし、アメリカは違う。企業をバックアップすることを国益だと思っている。場合によっては、何の遠慮もなく1企業をバックすることすらある。彼らは、政府と企業が一体となって経済交渉を行う。日本企業が勝てるはずがない。 面白いです。次々に出てくる話しは、どれも分かりやすく具体的で、確かにすらすらと読み進めて行く事が出来ました。そして、いよいよ最終章、第7章 絶対こうなる!10年後の日本 へとたどり着きました。これまでの話しをふまえ、一体どのような提言があるのか、日本には、どんな未来が待っているか・・・ 今後10年間でどんなビジョンを? 竹中 法人税を下げて、ハブ空港を造って、オランダの様に雇用に関する法整備を整える。普通の国がやっている事を普通にやれば日本は復活する。 榊原 このままでは日本の未来は暗い、ヨーロッパ型の社会福祉社会の建設を行えば日本は復活! 次世代を担う若者をどうすれば? 竹中 デフレをぶちやぶるチャレンジ精神の醸成 榊原 フランスの様なエリート教育 その為に? 榊原・竹中 英語を学ぼう!! んー・・・(笑) 最後は英語をお勧めするだけの本になってしまいました。最近、やたらスピードラーニングのCMが目立っていますが、本書も関連なのでしょうか(汗)? 最終的な終着点があまりにも面白みに欠けていた為、そこに至るまでの話題も若干説得力が無くなってしまいました。と言う訳で今回の書評は、最後に★が二つ減って、★3つです。 そしてたぶんね、今から20年前(僕が小学生の頃)も、「英語は大切!」って声高に叫ばれていましたよ・・・? 優秀なお二人が、20年間も変わらない大切さを、これからの最重要課題かの様に今更ドヤ顔で叫んでいる姿に、なんだか興ざめしてしまいました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
竹中平蔵と榊原英資の対談本。 小泉改革の責任者と元「ミスター円」の対談…素敵やん。 結論から言うと、期待外れ。 もっと大激論してるのかと思えば、お互いの考えをサラっと表明しただけ。 現状分析に関しても、微妙。 読みやすいが、内容はひどく薄い。 竹中・榊原両氏の単著を別々に読む方が良い。 「2時間でいまがわかる」というキャッチコピーは「2時間でわかった気になる」かに変えるべき。
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脳みそがフル回転するね。日本経済の問題点を榊原氏と竹中氏が語り尽くす内容だけど、意外にも私でも解りやすい話しぶりでした。田原総一朗さんの掛け合いはテレビより面白い。
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対談形式なので論旨明確でない部分もなくはないが、榊原氏と竹中氏の主張の違いがよくわかった。 規制緩和、競争政策強化、産業構造改革、新産業育成、成長戦略、経済活性化等についての問題意識、方向性には大きな相違はないと感じた。 その後の分配論のあり方に関して、ヨーロッパ型の高福祉社...
対談形式なので論旨明確でない部分もなくはないが、榊原氏と竹中氏の主張の違いがよくわかった。 規制緩和、競争政策強化、産業構造改革、新産業育成、成長戦略、経済活性化等についての問題意識、方向性には大きな相違はないと感じた。 その後の分配論のあり方に関して、ヨーロッパ型の高福祉社会を主張する榊原氏と独自型の効率的で小さな政府を目指す竹中氏の見解がわかれていると理解した。 人口が減る成熟社会を迎える日本にとっては、ドイツ・フランス型の国家のあり様が先行事例として参考に値するというのが榊原氏の主張。一方、お上主導の風土、大きな人口規模、逆ピラミッドの人口構成という3点から、ヨーロッパ型の大きな政府は機能しないというのが竹中氏の主張。 で、お前はどう考えるのか?もう少し考えたい。
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辛坊さんの本が売れています。 最近大きな本屋に行くと、三橋さんの本とこの本の3冊が並んでいます。 それぞれ主張が違い読み比べるととても面白いです。 主なテーマになっている「日本は財政破綻するのか?」 の観点から行くとこの3冊の中ではちょうど真ん中に位置するのではない...
辛坊さんの本が売れています。 最近大きな本屋に行くと、三橋さんの本とこの本の3冊が並んでいます。 それぞれ主張が違い読み比べるととても面白いです。 主なテーマになっている「日本は財政破綻するのか?」 の観点から行くとこの3冊の中ではちょうど真ん中に位置するのではないかなと思います。 この本を読んで面白かったのが、韓国と日本の主要産業の国内市場に対しての比較。 ・よく韓国は国内マーケットが小さいから、海外進出を進めたと言われます。 ・国内マーケットは4000千万人と1億2千万人、でも、自動車や家電メーカなどの1社辺りのマーケットを比較すると・・・ 気になる人は是非読んでみてください。
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「骨太且つわかりやすい政策を」という竹中平蔵の論調はシャープでわかりやすく、自民党政権・竹中経済政策担当大臣に復活してもらえば停滞した経済の立て直しが実現できるのではないかというイメージを植え付ける力すらある。 しかし、「日本では弱い企業がゾンビのように生き残っている」という中小...
「骨太且つわかりやすい政策を」という竹中平蔵の論調はシャープでわかりやすく、自民党政権・竹中経済政策担当大臣に復活してもらえば停滞した経済の立て直しが実現できるのではないかというイメージを植え付ける力すらある。 しかし、「日本では弱い企業がゾンビのように生き残っている」という中小企業切り捨ての態度には賛同できない。
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今、日本が、世界が、どうなっているか非常にわかりやすく書かれている本。世界情勢の流れが日本に何をもたらしているか、日本はどうあるべきなのかを噛み砕いて教えてくれます。
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まあ、タイトルと装丁からして実に怪しいわけですが、内容はなかなか面白い。普段の対談と違って、だいぶラフというか。田原さんは、ほんと煽るのがうまいね。
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小泉政権の金融担当と民主党のブレーン、犬猿の仲とも言われる二人の対談を田原が仕掛ける。 金融や経済のプロとも呼べる人たちでさえ、見通しを誤ったり意見が異なったりするのだから、やっぱり経済は難しい。
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