1,800円以上の注文で送料無料

世界の野菜を旅する の商品レビュー

3.8

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/12/01

知的でユーモアがある玉村豊男さんの文章が好きです。野菜も旅も好きなので「きっと面白いはず」と思い本書を手に取りました。そして期待は裏切られませんでした。 思いつくままに野菜について書き連ねた中に、面白い歴史や珍しい旅のエピソードが満載で、読んでいてとても楽しかったです。 例えば、...

知的でユーモアがある玉村豊男さんの文章が好きです。野菜も旅も好きなので「きっと面白いはず」と思い本書を手に取りました。そして期待は裏切られませんでした。 思いつくままに野菜について書き連ねた中に、面白い歴史や珍しい旅のエピソードが満載で、読んでいてとても楽しかったです。 例えば、アジア諸国の多くで欠かせない唐辛子は中米原産。それがヨーロッパを経由して伝わったのですが、その経由地ではあまり受け入れられていないというのも、面白い。 身近な野菜が興味深いものになりました。

Posted byブクログ

2023/05/16

身体は食べたものでできている、今の健康状態はすべて受け入れること 野菜の原産地がどこなのか考えたことはなかった 長い年月をかけて、世界中の人々が努力して品種改良を継続してもらったことに感謝します 著者のワイナリーに行った記憶がありますが、これほど幅広く活動されていたことに驚く

Posted byブクログ

2023/01/18

野菜をとっかかりに、いろんな国を、旅した気分になりました。 世界だけじゃなく、日本のモチ派VSイモ派の熾烈な戦いも知り、赤白合戦の奥深さも知ってしまいました‥ 野菜 奥深く面白い!

Posted byブクログ

2022/04/04

キャベツ、ジャガイモ、唐辛子、胡椒、茄子、里芋、砂糖大根(番外的に鱈も)の旅。 茄子のキャビアや本場のブイヤベースの描写に涎が。 マホメットが甘党故にアラブの菓子が甘いと初めて知り、フランスの港、ロリアン L'Orient→the orient/東方港との記述にハッと...

キャベツ、ジャガイモ、唐辛子、胡椒、茄子、里芋、砂糖大根(番外的に鱈も)の旅。 茄子のキャビアや本場のブイヤベースの描写に涎が。 マホメットが甘党故にアラブの菓子が甘いと初めて知り、フランスの港、ロリアン L'Orient→the orient/東方港との記述にハッとした。 <その他の書籍紹介> https://jtaniguchi.com/tag/%e6%9b%b8%e7%b1%8d%e7%b4%b9%e4%bb%8b/

Posted byブクログ

2021/03/30

図書館で借りた。 「この一冊で野菜通」との宣伝文句あるが、一通り野菜を知った上で、海外の野菜も知れるような本。 都合により最後まで読まなかったが、また読みたいとは思っていない。

Posted byブクログ

2019/05/25

旅を愛し、料理を愛し、何より野菜を愛する者なら必ず好きになる一冊!『レタス』という名前にはラテン語である意味がある、等の野菜にまつわるエピソードが盛りだくさんで読んでいて楽しくなります!

Posted byブクログ

2018/10/08

借りて読んだが、手元に置きたい・・・! 内容が濃すぎて、読んでも読んでも抜けてしまう・・・ 地理と歴史と人物とのつながりに、ほーっと思うことが多く、自分の言葉にして話したいと思う事柄がいっぱいの1冊でした。

Posted byブクログ

2018/05/28

じゃがいもやトウガラシ、ナスやキャベツなど、様々な野菜の原産地を巡る旅。この野菜はどこで、昔はどのような形で、どのように食べられていたか。 非常に面白い本でした。

Posted byブクログ

2017/04/28

キャベツ、ジャガイモ、トウガラシ、ナス、サトイモ、テンサイ(砂糖)など、普段身近な野菜が原産地から世界に伝播して行った歴史を、著者の実体験も交えて詳しく解説した博物誌的な本。 原種の野菜が、人間の欲望によって、どのように手が加えられて現代のような姿になり、その過程で人々や地域や...

キャベツ、ジャガイモ、トウガラシ、ナス、サトイモ、テンサイ(砂糖)など、普段身近な野菜が原産地から世界に伝播して行った歴史を、著者の実体験も交えて詳しく解説した博物誌的な本。 原種の野菜が、人間の欲望によって、どのように手が加えられて現代のような姿になり、その過程で人々や地域や国家にどんな影響を与えてきたのか。特に最後の章における、テンサイから作られる砂糖が西洋諸国家を見苦しく自分勝手な係争に巻き込んでいったくだりは、普段語られることの少ないレアな歴史観が分かって面白かった。 学術書のような堅苦しさがなく、軽いエッセイのような語り口が読みやすい一方で、それがゆえに、非常に意味の深い貴重な情報がすいすいと頭に入って来づらいのがもったいなくて、逆にはがゆいと感じた点。メモを取るなり、情報を別途整理し直す作業でもすれば、後で役立てられるような形で記憶にとどめておくことも可能であろうが、そこまでするマメさもない怠惰な読書人としては、緩やかに好感を持って読後評とさせて頂く。

Posted byブクログ

2017/01/15

いや、面白い本でした。野菜…と言いながら魚やスパイスなど野菜以外の食材の話も結構出てくるのですが…についての蘊蓄に著者の旅の思い出としての随筆的が散りばめられているような内容。 1つ気になったのは、アメリカに関して「エダマメはなぜ普及していないのだろう」と書かれている点。201...

いや、面白い本でした。野菜…と言いながら魚やスパイスなど野菜以外の食材の話も結構出てくるのですが…についての蘊蓄に著者の旅の思い出としての随筆的が散りばめられているような内容。 1つ気になったのは、アメリカに関して「エダマメはなぜ普及していないのだろう」と書かれている点。2010年の発行の本なのだけれど、今ではEdamameは英語として通用するくらい普及していて、冷凍パックだけでなくサラダバーにもほぼ必ずあるし、ファミリーレストラン的なところでもさやに入ったままのまさに日本の居酒屋で食べるエダマメがメニューにあるところも少なくないので、アメリカで枝豆が普及したのはわずかここ数年のことなのだろうか。

Posted byブクログ