国境事変 の商品レビュー
ジウシリーズ第四弾。捜査一課の東警部補と公安のしがらみ。さらに北朝鮮の工作員も出てきて、国境の島・対馬で対決する。
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フィクションというのを忘れてしまう位に引き込まれてしまった。公安に北朝鮮という難しいテーマを分かりやすく描かれていて、とても興味がわきました。ジウで活躍した女性刑事の1人が慕っていた東警部補の活躍も面白かった。彼女が少しだけ感じられたのもジウシリーズ好きには堪らなかったです。
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元バンドマンが書いた小説らしく、9mmとか椎名町とか、音楽っぽい小ネタが挟まれていて面白かったです。リサーチもかなりされていたらしく、参考文献がたくさん載っていたのが印象的でした。
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「在日」というトラウマ、ドブネズミと揶揄されるつつも自身に疑問を持つジレンマ、そしてスリリングな駆け引き、グロさがないのがさらにいい。ただ、東警部補の態度を見てると門倉巡査がかわいそう。
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【2023年157冊目】 ええええ、なんとも煮え切らない終わり方…どういう、どういうことですか、ややこしい。ややこしすぎる。結局、なんか国籍とかマジどうでもよくないか、その人がどういう人間性を持ってるかじゃないのかと思わずにはいられませんでした。そりゃ人種の傾向はありますけど、そ...
【2023年157冊目】 ええええ、なんとも煮え切らない終わり方…どういう、どういうことですか、ややこしい。ややこしすぎる。結局、なんか国籍とかマジどうでもよくないか、その人がどういう人間性を持ってるかじゃないのかと思わずにはいられませんでした。そりゃ人種の傾向はありますけど、そんなずっと日本で育ってきて向こうの言葉もわからないのに、ただ出自がそれだからって、酷すぎる。 あとなんか、こう、仲間割れ?的な感じの設定はもう一回メモ取りながら読まないと理解できてなかったりします。 あと東さんは美咲さんと接近してるかと思いきや全然で、その理由もなんとなくわかって(奥さんと別れなきゃいけなかった理由とか)切ないなって。現実の警察がそこまでじゃないといいんですけど。 対馬を地図で確認しましたが、大きいですね。そして、釜山めっちゃ近い。これは島の中で逃亡されたら大変だわ…。 再読する時は相関図書きながら読みたいと思います。
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彼の国を相当批判的に書いている。 ジウの続編と思ったが、2年後の舞台というだけでジウシリーズと比較すると物足りなさあり。 基子は無事出産出来たんだろうか。 美咲はどうなったんだろうか。 次作に期待。
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ジウ・サーガを読むのは12年振りで、全然覚えてないが、東警部補が登場するというだけで、特につながりはないようだ。今野敏さんのロシア物を最近続けて読んだが、この話は北朝鮮。どっちもやな国・・・
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ジウによる『歌舞伎町封鎖事件』から2年。 新宿で在日朝鮮人の殺人事件が起こる。 殺害事件を担当することとなった警視庁捜査1課6係・東警部補。 北朝鮮に関わる企業の捜査を進めていた公安。 被害者はその企業の社長だった… 刑事部と公安のせめぎ合い。 お互いの意地がぶつかり合う。 ...
ジウによる『歌舞伎町封鎖事件』から2年。 新宿で在日朝鮮人の殺人事件が起こる。 殺害事件を担当することとなった警視庁捜査1課6係・東警部補。 北朝鮮に関わる企業の捜査を進めていた公安。 被害者はその企業の社長だった… 刑事部と公安のせめぎ合い。 お互いの意地がぶつかり合う。 小型のスーツケースほどの核爆弾『ミニニューク』がアメリカから持ち込まれ、対馬を経由して北朝鮮へ、運び込まれようとしていた… ジウサーガ4作目。 美咲や基子はどうなったのか…と。 ほぼ触れられることもなく… ジウからの登場人物も東警部補だけ。 ジウ3部作ほどの凄まじさ、スピード感もなく、進んでいく。 ジウよりも現実的で、本当にありそうで怖さを感じる。 ジウとは少し世界観が違うのか。 ジウの流れを期待していただけにちょっとがっかり。 公安という組織は本当にこうなんだろうか、目の前で人が殺されようとしていても、自分たちの捜査を優先するために、助けないなんて。 東が公安嫌いな理由がわかった気がする。 本当に『ドブネズミ』だ。 まだジウサーガは続く… 美咲と基子のその後がわかるまでやめれない… 誉田哲也に嵌められている。
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ジウとは世界観が違い、捻じ曲がった感情のもつれではなく、公安の矛盾とか、東の正義感と曲者感とか、北朝鮮とアメリカの陰謀など、なかなか大きな話でサラッと読めた。ちょっとジウの後を期待してしまったので、星は控えめで。
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公安 という組織の内容は全く知らなかったけれど、通常の警察ではないとは思っていた。あまり良くない方向で。 しかし、結構いいかも なんて思って読み進めていた。 この作品から 内部のそれぞれの人となりに触れてみると、元は同じ人間 日本人なんだ。組織の構造上、訓練されてのものなんだなぁ...
公安 という組織の内容は全く知らなかったけれど、通常の警察ではないとは思っていた。あまり良くない方向で。 しかし、結構いいかも なんて思って読み進めていた。 この作品から 内部のそれぞれの人となりに触れてみると、元は同じ人間 日本人なんだ。組織の構造上、訓練されてのものなんだなぁと思わされた気がする。 内容はシリアスな内容だ。その中に絡まる組織の話となるのだけれど、人情味溢れるやり取りや人物 信頼 諸々 とてもいい作品でした。
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