「いい文章」ってなんだ? の商品レビュー
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2010年刊行。著者は立教大学文学部教授。教育における作文・小論文の史的な変遷を叙述する一方、文章評価の困難性を踏まえた上で、著者のいう高い評価を得る文章の在り様、その基準、さらにはその習得の術まで筆が及ぶ。本書に挙げる参考文献は、戦前高等教育における入試内容変遷史に関わるものが多い。
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小論文という科目のあり方を決定的に変えたのはAO入試。 リテラシー能力の育成という観点からみても、学びの方法や体系を知らない受験生がそのまま大学生になり、やがて社会人になっていくことの懸念が残る。 自ら今日的な諸問題を発見し、これらを解決sるうための課題を設定し、その深い解明を目...
小論文という科目のあり方を決定的に変えたのはAO入試。 リテラシー能力の育成という観点からみても、学びの方法や体系を知らない受験生がそのまま大学生になり、やがて社会人になっていくことの懸念が残る。 自ら今日的な諸問題を発見し、これらを解決sるうための課題を設定し、その深い解明を目指して学習しようとする自主性があること。
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ハウツー本かと思って買ったらがっつり歴史の本だったのでうれしい驚き。かつての漢文の地位の高さとか、文章で思想統制をはかる流れとか、発見がいろいろあった。あと興味深かったのが九州大学21世紀プログラムの入試。講義→レポート作成→討論→小論文という流れで行うらしい。これ授業でできない...
ハウツー本かと思って買ったらがっつり歴史の本だったのでうれしい驚き。かつての漢文の地位の高さとか、文章で思想統制をはかる流れとか、発見がいろいろあった。あと興味深かったのが九州大学21世紀プログラムの入試。講義→レポート作成→討論→小論文という流れで行うらしい。これ授業でできないかしら?
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