なぜザ・プレミアム・モルツはこんなに売れるのか？ の商品レビュー

片山修【著】

2011/06/30

なぜ「プレモル」が今の成功を成し遂げる事ができたのか？その上にある様々な熱意、ストーリーを明らかにした一冊。一見不合理なキラーパス（ストーリーとしての戦略参照）もみられる。プレモルが思わず飲みたくなる一冊。

2011/04/20

プレモルがヒットするまでに、各方面でどのような考えに基づいて、どのような取り組みが行われたのかが、社員のコメントとともに詳しく説明されている。

2019/01/16

サントリーのビール事業の歴史から
絶対に成功させるという意志
体調管理の重要性・・・ビールを試飲する味覚が変わる
時代に愛される商品・・・デフレ下の今だからこそ求められているザ・プレミアム・モルツ

わたしたちにも福祉業界を変えるために
石の上にも１０年の意志は
学べるところです。

2011/07/20

なんて明確で、ストレートな題名なのでしょう。まずこの題名を見て「私は今まで損をしてきたのかも？」と思いました。それほどビールをがぶがぶ飲むわけでもないけれど、飲むなら○○○と決めているので、それがおいしいと思っているので、これがもし本当なら、クヤシイ〜訳です。営業戦略から原料選びから、それはどのメーカーでもそれぞれベストを尽くしているだろうし、サントリーのやり方が特別であるとは思えない。でもサントリーにおけるビールの歴史を見てみると、他社とは違った姿勢が見えてくる。なんだかわからない熱意みたいなものが、胸に届くのです。それぞれ自分に与えられた職務に全力で取り組むという姿勢に打たれました。なにより「何が何でも他社を出し抜くんだ！」みたいなガツガツしたところがないのが、気持ちいいです。自分たちの目指す物をこつこつ完成させるんだ。という一体感がすばらしいです。こういうことをふまえて改めてプレモルを味わってみたいと思います。あ〜まだお昼の２時かぁ。

2010/06/28

この不況下でも売上を伸ばしているザ・プレミアムモルツについて、
研究開発、営業、広告、マーケティングなど、様々な部門の人からインタビューを行い、
それぞれの視点から考察を行っている。

本書は、会社における一つの部門（機能）が際立っているというよりは、
様々な役割の人々がそれぞれ活躍することでこういったヒットに結びつくということを感じさせてくれた。

仮に単に「あなたは何故プレモルを選ぶのですか？」と一般消費者に聞くと、
大半の人は「だって美味しいから。」と答えるかもしれない。
それを聞くと僕らは「ああ、やっぱり売れているのは味のおかげだ。」と結論付けたくなる。

でもそれは短絡的過ぎるのかもしれない。
実際、美味しいけれど売れなかった商品など掃いて捨てるほどある。
「美味しいものをその実力相応にちゃんと売れるようにする」という能力が、「美味しいものを作る」という能力と、もしかすると同程度重要なのかもしれないということを、本書を読みながら強く感じた。

2010/06/17

普通に読みたい一冊

デフレ下で高級ビールを売るために会社と社員はこう動いた。
販売量「5年で20倍」の秘密。ヒットの研究大法則。
なぜ30-40円高いものがこんなに売れるのか？

丸の内では既に上位ランクイン

2010/06/13

夏を前に読んでおかないと思って読みました。個人的にはもともと「モルツ」ファンでした私としては（今もファンですが、プレミアムモルツも好きです、お値段の関係上買うのには勇気がいりますが）、この本は必読です。

製造、開発、営業、経営、ブランド作りのデザイナーなど、さまざまなひとが諦めないでこのビールにかけていたのがヒットの要因なんでしょうね。とりたてて際立ったことはないけど、そのような組織力も含めてなかなか参考になりました。読み終えて「ハレの日」でもないけど、プレミアムモルツを買ってきました。