福本伸行 人生を逆転する名言集(2) の商品レビュー
鷲巣の言葉が心に刺さります。 神などついていなかった。自分が何者かになり、、、、剛腕に後からノコノコ神が乗っかってきたのだ。 自分もいつか使いたいセリフです。
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「神などいらぬっ…! クビ…! お払い箱よ こっちから! 死ねっ…! 神など死ねっ! 上だっ…! おまえよりわしが…上!」 血液をかける狂気の「鷲巣麻雀」にて、「鷲巣巌」は悪魔じみた天才「アカギ」と勝負をして1100㏄の血液を失い、死が目前まで迫っている状況にいた。 そ...
「神などいらぬっ…! クビ…! お払い箱よ こっちから! 死ねっ…! 神など死ねっ! 上だっ…! おまえよりわしが…上!」 血液をかける狂気の「鷲巣麻雀」にて、「鷲巣巌」は悪魔じみた天才「アカギ」と勝負をして1100㏄の血液を失い、死が目前まで迫っている状況にいた。 そして配牌は最悪。死が目前に迫る中で、神、運、ツキ……すべてから見放されたような状況で豪快に言い放つ。 「わしに最初 神などついていなかった…! 神懸りは途中からだ…! わしはまず自力で何者かになり… その剛腕に神は後からノコノコ乗っかってきたのだ…! つまり奴は強い者の尻馬に乗ることばかり考えている… 日和見主義ってこと…! ゆえに窮している者 弱っている者 そういう者の力になど一切ならん…!」 神ですら自分より下に位置付け、さらにクビまで宣告する男 鷲巣巌! 以前、紹介した『人生を逆転する名言集』著:福本伸行(竹書房、2009/10/5)と今回の名言集は何が違うのかを真っ先に挙げるとこの鷲巣巌の名言が多く掲載されていることではないでしょうか。 熱くて、しびれて、誰もが一度は言ってみたいセリフが満載です。 ギャンブル漫画の通り、勝負ごとに関する名言が非常に多く、どの名言も感心させられます。 「アカギ」「カイジ」「銀と金」「黒沢」など、多くの作品にそれぞれのキャラクターの個性が際立った名言が多くあります。 その中で、作品は違えど多くの名言を生み出しているのは誰かと考えると、それは作者である福本伸行先生ということになります。 言い換えれば、福本先生が「アカギ」であり、「カイジ」であり、「黒沢」であり「鷲巣巌」でもあるのです。 福本先生はどうやってこの数々の胸を打つ名言を生み出しているのでしょうか。 福本先生はなぜこんなに熱いのでしょうか。 それを紐解くヒントが巻末のインタビューに掲載されています。 このインタビューでは福本先生が漫画を目指し、挫折した時のこと。上手くいかなかったときに3~4時間ファミレスで自分を見つめるための日記を書いていたことなど多くのことが書かれています。 退路を断って「ちばてつや大賞」を受賞するまで、「食えれば上等」からブレイクするまで、漫画を描き続ける原動力、人生に勝つために必要なこと、などインタビューが行われています。 「カイジ」が「ヤングマガジン」で連載されることが決定した際に「絶対当ててやる、当たらないはずがない、俺のマンガは面白いんだっていう気持ちでやったよ。不安もあったけど、これを成功させるか失敗させるかどうかで俺の人生はかなり違うという感触はあったからね。」という言葉や「無為を恐れないこと」「勝ち負けよりも勝負し続けること」など非常に熱い内容になっており、福本先生の中のいる「カイジ」「アカギ」などが垣間見ることができます。 福本先生が生み出す名言は福本先生が歩んだ人生が生み出したものだと感じることができます。 「奇跡なんて望むな…!」 だってそうだろ…! ‘勝つ‘ってことは… そんな神頼みなんかじゃなく… 具体的な勝算の彼方にある… 現実だ…! 勝つべくして勝つ…!」 この言葉を思い浮かぶくらい、福本先生は漫画に懸けてきたと思うのです。 そして福本先生の「カイジ」は読者からの圧倒的な支持を得て大ヒットし、編集長の態度を変えることに成功します。 ぜひ、皆さんも福本先生の本を読み、熱くなり、しびれてください。
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※このレビューにはネタバレを含みます
もりもり力湧いてくる一冊でした。熱い!福本漫画名言投票の第1位は「天」のラスト近く、赤木さんの「熱い三流で上等よ…」でした。私が一番好きな福本セリフです。「天」のラスト二巻は麻雀全く打ってない哲学漫画のようになっていますが、心底いい涙が流れるお話なので是非読んでいただきたいです。「人生の無念を愛していた」かあ…赤木さんカッコ良すぎます。今年で赤木さんが亡くなり17回忌でしょうか?いつか法要に行ってみたいです。巻末の福本先生インタビューもしみじみしました。あきらめたらそこで試合終了だよ(それはスラムダンク)
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ま、福本さんの作品をほぼ全作読んでいる僕に とっては理屈抜きに楽しい本です。 言葉そのものを確認するだけで、ストーリー 自体も頭の中に蘇ってくるし。 熱いだけとか、綺麗なだけの言葉って結構、簡単 なんだけど、福本さんが作り出す言葉には人間 特有のずるさとか、汚さとかが混じって...
ま、福本さんの作品をほぼ全作読んでいる僕に とっては理屈抜きに楽しい本です。 言葉そのものを確認するだけで、ストーリー 自体も頭の中に蘇ってくるし。 熱いだけとか、綺麗なだけの言葉って結構、簡単 なんだけど、福本さんが作り出す言葉には人間 特有のずるさとか、汚さとかが混じっていて、 かつ、それをユーモアも含めてうまく調理している 感じがするんですよ。 で、こういう作家さんは多分、そうはいないと 思います(福本さんは漫画家というより、作家って いうイメージです) 役者として食えずに混沌としていた時代から、 すごく福本作品からは刺激を受け続けて きました。憧れの存在。 で、今ではただの憧れではなく、ちょっと自分の 中では違う位置付け。 人生の歩みって悪くないものですね。
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名言集第二弾。覚醒、咆哮、妄言、不屈、極意、矜持、直言…。福本伸行の描くキャラクターにはむき出しなまでの『人間』が描かれているということがよくわかる一冊です。 覚醒、咆哮、妄言、不屈、極意、矜持、直言…。これらのテーマで放たれる珠玉の言葉の数々と福本伸行本人名言、インタビューな...
名言集第二弾。覚醒、咆哮、妄言、不屈、極意、矜持、直言…。福本伸行の描くキャラクターにはむき出しなまでの『人間』が描かれているということがよくわかる一冊です。 覚醒、咆哮、妄言、不屈、極意、矜持、直言…。これらのテーマで放たれる珠玉の言葉の数々と福本伸行本人名言、インタビューなどが収録されている名言集の第二弾です。この人のマンガにはギャンブルものがメインなので、金や欲にまつわる陰惨な描写が結構出てくるのですが、それでもあの個性的な絵柄をはじめとして(作者の名誉のためにこの表現にとどめます)圧倒的な物語の世界および、自分の世界に読者を力づくでぐいぐいと引っ張り込むその度量には感服しました。 この本に収録されている「福本節」も健在で、 『熱い三流なら上等よ…!』 『祈るようになったら人間も終わりって話だ…!』 『天才は初太刀で殺す。それが鉄則…!』 などの、心をわしづかみにする名言たちがてんこ盛りです。 そして、この巻には福本伸行が漫画家になるまでの自伝マンガが掲載されていて、これがまた面白いんですわ。そしてインタビューの中にちばてつや賞を受賞した『ワニの初恋』というマンガに触れていて、これがまた面白そうなんですが、たぶん中古でしか手に入らないと思いますんで、今度古本店を回ってみようと思っています。
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金を賭けるのがギャンブルなら、時間を賭けるのが人生といえるだろう。「諸君は永久に生きられるかのように生きている」とセネカが糾弾している。生と死の理(ことわり)を思索することもなく、肝心なことは全部先送りにしながら我々は年老いてゆく。 http://sessendo.blogsp...
金を賭けるのがギャンブルなら、時間を賭けるのが人生といえるだろう。「諸君は永久に生きられるかのように生きている」とセネカが糾弾している。生と死の理(ことわり)を思索することもなく、肝心なことは全部先送りにしながら我々は年老いてゆく。 http://sessendo.blogspot.com/2011/07/2.html
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カイジの作者が、作者の漫画のから名ゼリフをまとめ、解説した一冊。 偽りの世界ってみんなが認知してる「漫画」って前提があるから、伝えたい事が素直に伝わりやすい。 人間が言えばKYな事も、キャラクターが言えば感動。これが漫画の付加価値。
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あの必読名言集の第2弾ということで。1弾でだいぶ名言を網羅してしまった感があるので、さてはてどう出るか…と思っていましたが、これはこれで上手くまとまってるのではないでしょうか?より竹書房っぽさが出てますね!笑 名言に関しては、やっぱりコアなものが多いですが、例えば50番とか、それ...
あの必読名言集の第2弾ということで。1弾でだいぶ名言を網羅してしまった感があるので、さてはてどう出るか…と思っていましたが、これはこれで上手くまとまってるのではないでしょうか?より竹書房っぽさが出てますね!笑 名言に関しては、やっぱりコアなものが多いですが、例えば50番とか、それがまだあったか!と思えるものもありました。 あと、やっぱり鷲巣の「君らとは違うんです!」はみんな衝撃なんだなぁとほっとしました。私だけかと思ってたよ…。
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