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主将論 の商品レビュー

3.4

13件のお客様レビュー

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2010/07/04

一言でいうと大変読みやすく納得出来る内容であった。冷静で理論派のキャプテンだとチーム内部でこのように監督・選手の間に立ってチーム作りに悩んだり工夫したりするのだ、ということが伝わった。自分としては監督とキャプテンの関係を知りたかったのだが、そのことについてもきちんと記述されていて...

一言でいうと大変読みやすく納得出来る内容であった。冷静で理論派のキャプテンだとチーム内部でこのように監督・選手の間に立ってチーム作りに悩んだり工夫したりするのだ、ということが伝わった。自分としては監督とキャプテンの関係を知りたかったのだが、そのことについてもきちんと記述されていて大変参考になった。 時系列では若干前後することはあるが、十分読みやすい。

Posted byブクログ

2010/06/27

 今W杯でしょっちゅうコメンテーターとして出てくる、2006年・2002年W杯でキャプテンを務めた宮本恒靖選手の著書。リーダーシップ論について体系的に語った本かと思い読み始めたが、それよりもジーコ代表時代やトルシエ代表時代の裏話の方が興味深く読めた。  中田英寿とは最後まで守備...

 今W杯でしょっちゅうコメンテーターとして出てくる、2006年・2002年W杯でキャプテンを務めた宮本恒靖選手の著書。リーダーシップ論について体系的に語った本かと思い読み始めたが、それよりもジーコ代表時代やトルシエ代表時代の裏話の方が興味深く読めた。  中田英寿とは最後まで守備の仕方については割れたままだった、とか。  本書では割と残るものがなかったのは残念だが、彼にはマネージャーとしての才能があると思うので、期待している。 以下、気になった部分抜粋。 「全部を否定するのではなく、良い部分を認めてあげつつ、自分の経験上もっとこうしたら良いということを伝えることがポイントではないか」 「アドバイスした通りのプレーをして、良いボールを蹴った場合も、すぐには誉めず、ロッカーに戻ってから誉める」 「キャプテンは、常に若い選手に『見てるよ』と意識させることも大事だと思う。/その方が何か一言アドバイスする時、しっかり受け止めてくれる。若い選手は見られているという安心館がある方が良いプレーをするのではないだろうか」 「基本的に、自分よりも経験のある年上の人の考えは尊重する。その上で相手が何を考えているのか、その考えは自分のアイデアと近いのか、離れているのか。そういう情報を得られれば、衝突という最悪の事態は回避できる」 「組織の中で上司に反旗を翻せば、それなりの精細を受けることになる。もし、納得できない部分があるのであれば、誰かに文句を言ったり、愚痴ったりするのではなく、直接、上司と話をすればいい。そういうコミュニケーションを取り、状況を把握して、気持ちが落ち着いたら、あとは準備をしてチャンスを待とう。/準備している人間には、必ずその時がやってくる」 「チームに馴染むためには、様々なやり方があると思うが、変に自分を分かってもらおうと焦って自分のペースを乱したり、パフォーマンスが落ちるまで気を使う必要はないと思う」 「ずっと走り続ける日本のサッカーは、休みをはさみながらサッカーをする欧州の選手にとってみれば、すごくやりにくいはずだ」 「目標は、基本的には正確な力を把握して考えるべきであり、飛躍したものを設定すべきではないと、僕は思う」 「ワールドカップ予選、アジアカップ、コンフェデレーションズカップ、そしてワールドカップなど、プレッシャーのかかる大きな大会でキャプテンに求められることは、/毅然とした態度。/モチベーターであること。/冷静であること。/この3つだと思う」 「結果を出すだけではなく、苦しみながらもチームメイトとの信頼関係を築いて、チームをひとつの方向に導くことができれば、それは自分にとって大きな自信となる。この作業を幾度となく積み重ねていけば、人間としての幅を広げ、成長することができる」

Posted byブクログ

2010/06/12

(文中から抜粋) ジーコジャパンでは結局、ヒデとは最後まで「中盤でのプレッシング」について折り合いをつけられなかった。 本の中で、ジーコジャパンにおいて、選手間の意思統一が難しかったことについて触れている。意思を持つ個(中田)と個(宮本)の主張…。岡田ジャパンは、その前に、監督...

(文中から抜粋) ジーコジャパンでは結局、ヒデとは最後まで「中盤でのプレッシング」について折り合いをつけられなかった。 本の中で、ジーコジャパンにおいて、選手間の意思統一が難しかったことについて触れている。意思を持つ個(中田)と個(宮本)の主張…。岡田ジャパンは、その前に、監督も含めた各人の意思すら見えない。

Posted byブクログ