数の魔力 の商品レビュー
1「ピタゴラス」2「バッハ」のみ。ピタゴラスの章では、聖書と数字の深い結びつきを感じられて興味深い。バッハの章では、平均律Ⅰの第24番フーガを例に取りながら、音律というものが孕む数学的な矛盾を教えてくれる。このフーガが最も美しく響くような音律は絶対に存在し得ない、その事実が胸に重...
1「ピタゴラス」2「バッハ」のみ。ピタゴラスの章では、聖書と数字の深い結びつきを感じられて興味深い。バッハの章では、平均律Ⅰの第24番フーガを例に取りながら、音律というものが孕む数学的な矛盾を教えてくれる。このフーガが最も美しく響くような音律は絶対に存在し得ない、その事実が胸に重くのしかかる。難しい内容だけれど、再び手に取って通読したい。
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西洋思想史の通底に数秘術があったという、ほんとでもうそでも楽しめるようなダヴィンチコード的な娯楽書。
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朝日新聞の書評で、高村薫氏がお薦めしていたので、読みました。おもろいです。キリスト教と数字の密接な関係が、目から鱗。日本文化にはないよなあ、こういう概念。
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ホフマンスタールやカミュにまで話が及んでいる。数学は「美」を感じるポイントに似ている雰囲気が漂っている本。
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難しい理論もとても解りやすく書いてあるはず!ではあるが、「二、バッハ、数と音楽」でもはや、なんか分かったような分からんような、、でも、それなりに面白かったです。特に三進法は目から鱗って感じです。読むべき人が読めば★5かも? 1、ピタゴラス 数と象徴 2、バッハ 数と音楽 3、ホー...
難しい理論もとても解りやすく書いてあるはず!ではあるが、「二、バッハ、数と音楽」でもはや、なんか分かったような分からんような、、でも、それなりに面白かったです。特に三進法は目から鱗って感じです。読むべき人が読めば★5かも? 1、ピタゴラス 数と象徴 2、バッハ 数と音楽 3、ホーフマンスタール 数と時間‥暦、アルキメデスと亀 4、デカルト 数と空間‥座標軸、ケプラー、フーコー、宇宙 5、ライプニッツ 数と論理‥ロミオとジュリエット 6、ラプラス 数と政治‥数字のマジック 7、ボーア 数と物質‥リュードベリ定数、パルマーの法則 8、パスカル 数と精神
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最近は言葉のことだけじゃなく、数のことがとても気になっている。言葉も数字もそうだけど、変な解説書が多すぎて純粋にそれらのもつ美なり秩序なりというものを感じ取る上で邪魔になる情報が多い。読む本の質を変えてみた方がいいと感じ始めている今日この頃。古典とかの類いに惹かれる。 この本を読...
最近は言葉のことだけじゃなく、数のことがとても気になっている。言葉も数字もそうだけど、変な解説書が多すぎて純粋にそれらのもつ美なり秩序なりというものを感じ取る上で邪魔になる情報が多い。読む本の質を変えてみた方がいいと感じ始めている今日この頃。古典とかの類いに惹かれる。 この本を読むにあたって、現時点で持っている仮説。数の神秘は当然生命体そのものにも宿っていて、生態学などの視点から読み解いてみるときっと面白いことと思う。名古屋市科学館でやっている昆虫展とかも、真面目にみたらきっと面白い。顕微鏡でムシを眺めるのも・・・その生命の運ぶリズムを感じ取るのも、とても楽しい。リズムにも数がある。ピアノ・・・を無性に傍に置きたいと感じているのも、そういうことへの関心と関係があるのかもしれない。
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