音楽ビジネス革命 の商品レビュー
マイナーなジャンルのレーベルを日本を代表するレーベルまで成長させた張本人の本。 本から感じたことはとても真面目な人なのだろうということが伝わった。 音楽に対して一つ一つのことに向き合ってこれはこういう風にしようと考え方から行動まで定義していったのだろうと思う。 会社を大きくするに...
マイナーなジャンルのレーベルを日本を代表するレーベルまで成長させた張本人の本。 本から感じたことはとても真面目な人なのだろうということが伝わった。 音楽に対して一つ一つのことに向き合ってこれはこういう風にしようと考え方から行動まで定義していったのだろうと思う。 会社を大きくするにあたり、自分たちは何者で社会に何を与えるのかを定義することが重要であると思うが、まさにそれを他のレーベルとは違う観点で立ち上げ時から考え尽くして来たのではないかと感じる。 業界は違えど仕事の仕方に関して、納得することが多々ある。
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一見、「音楽ビジネス」と聞くと汎用性を感じないが読んでみて めちゃくちゃ「ビジネス」や「経営」って業界業種は違えど同じなんだな!ということを改めて通関。 そして、この本を読んでめちゃくちゃインスピレーションをもらいました!やる気みなぎる!(そして、残響レコードのCD買いまくってし...
一見、「音楽ビジネス」と聞くと汎用性を感じないが読んでみて めちゃくちゃ「ビジネス」や「経営」って業界業種は違えど同じなんだな!ということを改めて通関。 そして、この本を読んでめちゃくちゃインスピレーションをもらいました!やる気みなぎる!(そして、残響レコードのCD買いまくってしまった。。。笑)
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買ったきっかけ: 本屋でふと見てみると、te'に音楽ビジネス革命だと!?という感じで、速攻買いました。 te'はもともと大好きで、曲のタイトルから演奏まで大好きでした。残響レコードも名前は知っていたけど、まさかte’のギタリストの方が起こした会社だったとは、、...
買ったきっかけ: 本屋でふと見てみると、te'に音楽ビジネス革命だと!?という感じで、速攻買いました。 te'はもともと大好きで、曲のタイトルから演奏まで大好きでした。残響レコードも名前は知っていたけど、まさかte’のギタリストの方が起こした会社だったとは、、、自分の無知っぷりが恐縮でした。 感想: 全体を通して心地よく読めた一冊でした。 自分の進もうとして行く方向が間違ってないな。と思えた事が一番の強さだと思いました。 下記章ごとに感想をまとめます。 ■第一章 残響レコードの設立 河野さんの経歴が全体を通して書いてある章。 残響レコードを起こす上で志した事が書いてある。 具体的には残響レコードの主たるテーマを決めそれを真摯にぶつけていく事。とまとめれると思う。あと印象的だったのは常に自分が間違ってないかを考え、客観的に見ると記載があった事。 ■第二章 強いポリシーと心情を持つブランド作り 新しい事を起こした。決して自分たちの音楽をいい訳にせず、確実にアプローチを重ねて行く点が書かれている。なにより自分たちがやりたい音楽に誇りを持ってという部分に非常に感銘を受けた。良い作品とかモノってそうやって生まれていくものだよね。 ■ 第三章 独自の宣伝、営業、マーケティング 商業的な部分が書かれているが一番重要な少人数で自分自身が常にアイディアを持って進んでいく事だと思いました。 芯が通っていてここでも非常に魅力的でした。 大衆向けの広告ではなく、そのモノがハマる人にまっすぐに!そういった印象を得ました。 ■第四章 思い切った投資と無借金経営 意味のある赤字(短期的に見て赤字であってもその時のコネや知り合いにより長期的に黒字になる場合)についての記載とスタジオ設立について書かれていました。スタジオを作る意味と稼働率90%以上の事実には驚きました。 残響のサウンドが残響のスタジオで生まれる事は当然なんだけど、さすがだと思いました。 ■第五章 河野流ビジネス哲学 この章は凄い自分の中で大切にしているモノにぴったしだったので正直嬉しかったです。 「人の当たり前が自分の当たり前にならない感性」 「音楽業界を変えて行こう!という意欲」 「作り手の想いやメッセージを伝える努力が販促に繋がる」 ■第六章 ミュージシャンやスタッフに伝えたいこと ミュージシャンも社員と同じように考えるという事が書かれていたりして驚きました。 それとこの章でも書かれているのだけど、自分の責任で自分の仕事をであったり、自分がもらう給料分位は自分で稼ごうとかって点は本当にその通りの事なだけど、今会社で働いていて一番感じる違和感の元だと思う。 本来当たり前のようにあるべきこの感覚が今一緒に働いている人たちにはほとんど無い。勿論可視化しづらい事実はあるのだけど、それ以前の物だと思いました。 ■ 全体を通して 5年間、ひたすらに真摯に辿ってきてただの音楽好きじゃなくて、会社の経営をされた方なのだと十二分に感じた。 自分もいつかその位置に、それよりももっと面白い事をやってやろうと思いました。それ以上に言える事はありません。 非常に良い作品をありがとうございます。 te' のアルバムが楽しみだ。 おすすめポイント: te'好きな人は読むべき。 音楽業界ではたいている人、働きたい人はアーティスト、スタッフ関係無しに読むべき。 0から物を作るのって凄い面白いけど凄い大変なんだよ。って事が伝わってきます。
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音楽に情熱を持っていて、誠実に人に仕事に接している様子が伝わってくる。著者の人柄が伝わる文章。仕事人として尊敬できる生き方だと思う。 自分は音楽ビジネスの問題点や、どこがどう革新的なのかをもう少し詳しく知りたかったので、星は少なめ。 ただ、きっと残響レコードの成功要因は、誠実さや...
音楽に情熱を持っていて、誠実に人に仕事に接している様子が伝わってくる。著者の人柄が伝わる文章。仕事人として尊敬できる生き方だと思う。 自分は音楽ビジネスの問題点や、どこがどう革新的なのかをもう少し詳しく知りたかったので、星は少なめ。 ただ、きっと残響レコードの成功要因は、誠実さや情熱にあるのだと思うので、書き表せないのかも、とも思う。個人的にはとても好感のもてる働き方。
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この本を選んだのは、音楽を含むアートとビジネスのかけ橋になる本だな、と思ったから。猫町倶楽部にあった本だなって。 著者は残響レコードというすごくニッチでマニアックな音楽を出している会社の社長で、その看板バンドのギタリストでもある方。内容は、好きな音楽に携わりながら、飯を食うには...
この本を選んだのは、音楽を含むアートとビジネスのかけ橋になる本だな、と思ったから。猫町倶楽部にあった本だなって。 著者は残響レコードというすごくニッチでマニアックな音楽を出している会社の社長で、その看板バンドのギタリストでもある方。内容は、好きな音楽に携わりながら、飯を食うにはどうしたらいいか、というもの。夢を追い続ける人(文化系)が見落としがちな実務面での重要事項が押さえられている本だと思う。評論家ではなく実務者の観点から書かれているところがとくによいと思う。目標をきちんと設定したり、小さな目標をスケジュールに沿って立てたりといった、一般的なビジネス本に書かれているような内容を音楽において実践された方が書いているので、夢見がちな文系人間の目を覚ますのにいいと思うし、夢やぶれた元バンドマンのビジネスマンが読むと、偉大なビジネス書よりスラスラ頭に入ってくること請け合い。
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良い意味で一般の人が書いたビジネス書なので、とても親しみやすく現実が見える。また、数あるレーベルの中でなぜ残響が生き残れているかはこの本を読めば納得する。内容としては基本的なことかな。
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ドキドキした!新しい時代のレコード会社の形態。ミュージシャンやそれを目指す人は目を通しておいて損は無い。と、言うか読むべき!ミュージシャンは音楽だけできれば良いわけではない。その視点の持ち方を学べる良書。
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全く買う予定はなかったんだけど立ち読みしてて興味深かったんで買いました。 ライブただやっててもダメだ、何て自分のことみたいだったりしてね でも「すげえ運が良い」のかな?なんて感じる部分も多々ありまして… 「革命」をもう少し具体的に書かれていると期待したんだけどな 要は人の...
全く買う予定はなかったんだけど立ち読みしてて興味深かったんで買いました。 ライブただやっててもダメだ、何て自分のことみたいだったりしてね でも「すげえ運が良い」のかな?なんて感じる部分も多々ありまして… 「革命」をもう少し具体的に書かれていると期待したんだけどな 要は人のやらないことを前向きにがんばってやれって感じですか?
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もっと残響レコードの成り立ちについて書かれたものだと勝手に期待していたけど、意外と普通のビジネス書だった。音楽とビジネスというあまりない組み合わせだから、もっと面白い本になりそうなんだけどなぁ。。
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再読。 te'やPeople In The Box、9mm Parabellum Bulletをはじめとする、残響レコード所属のバンドが好きで読んだ本。 te'のギタリストとしての河野さんしか知らなかったけど、 社長の立場としての彼の信念や考え方を知るこ...
再読。 te'やPeople In The Box、9mm Parabellum Bulletをはじめとする、残響レコード所属のバンドが好きで読んだ本。 te'のギタリストとしての河野さんしか知らなかったけど、 社長の立場としての彼の信念や考え方を知ることができたし、 音楽業界について大まかに知ることができたと思う。 もともと残響レコードのブランディングに興味があったし、その戦略にはまった人間なので (実際にわたしは残響の看板アーティストである9mmのCDから残響の存在を知ったし、レーベル聴きもしている) この本は読んでいて面白かった。 平易な文章で、業界用語もほとんどないので、ビジネス書という感じがしない。 ただ、簡単に書いてはいるけど行うには難しいことをやってきているし、 実際に成果を出している会社なので説得力がある。この本から収穫できることは多いと思う。 とても読みやすいので、普段本を読まないひとでレーベル運営に興味があるひとの入門書に良い本だと思った。 ちなみに初版本はかなり脱字があってそこが気になる。
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