ヨーロッパ政治ハンドブック の商品レビュー

馬場康雄,平島健司【編】

2013/05/12

第１版（２０００年発行）をもっていたが、この１０年でヨーロッパの政治体制や問題も様変わりしてしまった、今回は２版（２０１０年）を比較して読んでみた。

各国の歴史的文脈、現況、参考図書などのレイアウトは１版の変わらず、１国に付き１０Ｐ程度であるので、概況を知って必要なところは、参考資料をあたるべきだと思う。

１版に比べて、東欧の面が大幅に加筆されており、ポーランド、ルーマニアの国が増えて、国家が分裂した旧ユーゴスラビアについてもこの１０年の動きが増えている。またＥＵについての記述も新たに章が設けられていた。

専門家だとその国だけとかであればかけるが、なかなかヨーロッパ全体を横断しての政治状況は書けないと思うのでありがたかった。