1,800円以上の注文で送料無料

短篇ベストコレクション 現代の小説(2010) の商品レビュー

3.1

9件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2023/10/12

【収録作品】「雨降る夜に」 赤川次郎 「タクシードライバー」 飛鳥井千砂 「隠し紋」 泡坂妻夫 「埋葬」 勝目梓 「伝単」 西木正明 「巡礼」 坂東眞砂子 「彼方から」 加地尚武 「ざくろ」 北村薫 「ひな菊」 高野史緒 「マイ・ジェネレーション」 東山彰良 「トンネル鏡」 荻原...

【収録作品】「雨降る夜に」 赤川次郎 「タクシードライバー」 飛鳥井千砂 「隠し紋」 泡坂妻夫 「埋葬」 勝目梓 「伝単」 西木正明 「巡礼」 坂東眞砂子 「彼方から」 加地尚武 「ざくろ」 北村薫 「ひな菊」 高野史緒 「マイ・ジェネレーション」 東山彰良 「トンネル鏡」 荻原浩 「日本推理作家協会賞殺人事件」 柳広司 「廃墟」 小池真理子 「管狐と桜」 千早茜 「港が見える丘」 新野哲也 「石蕗」 早瀬詠一郎 「さいとう市立さいとう高校野球部雑録」 あさのあつこ 「勝敗に非ず」 佐江衆一 「モーツァルトのいる島」 池上永一 「村」 大沢在昌 2009年に書かれた短篇小説の中から選ばれた作品とのこと。ジャンルは多岐にわたり、雰囲気も違うので、どれかしら響くものはあると思われる。 2009年などつい最近、のような気がしてしまうのだが、読んでみるとやっぱり古びた感じがする作品もある。作家の年代というのもあるのだろう。

Posted byブクログ

2016/01/13

有名どころの短編がたくさん入っておりお買い得だが、好みもあるだろうけど、いまいちな作品も多い。日本推理作家協会賞殺人事件(柳広司)は特にひどい。メタが悪いというのではないが、構成が滅茶苦茶でやっつけ感がすごい。 気に入ったのは、タクシードライバー(飛鳥井千砂)、埋葬(勝目梓)、管...

有名どころの短編がたくさん入っておりお買い得だが、好みもあるだろうけど、いまいちな作品も多い。日本推理作家協会賞殺人事件(柳広司)は特にひどい。メタが悪いというのではないが、構成が滅茶苦茶でやっつけ感がすごい。 気に入ったのは、タクシードライバー(飛鳥井千砂)、埋葬(勝目梓)、管狐と桜(千早茜)、モーツァルトのいる島(池永永一)。図らずも読んだことのない作家ばかりだったので、いずれ読んでみようかな。

Posted byブクログ

2013/02/28

短編集が気に入って、どんどん時間を遡る!  オープニングは「雨降る夜に(赤川次郎)」。盗聴が行き過ぎてってな話だが、おもしろくないな。次の「タクシードライバー(飛鳥井千砂)」は心温まる短編ならではの余韻があるいい作品。波に乗って進むと「隠し紋(泡坂妻夫)」は淡々としておもしろく...

短編集が気に入って、どんどん時間を遡る!  オープニングは「雨降る夜に(赤川次郎)」。盗聴が行き過ぎてってな話だが、おもしろくないな。次の「タクシードライバー(飛鳥井千砂)」は心温まる短編ならではの余韻があるいい作品。波に乗って進むと「隠し紋(泡坂妻夫)」は淡々としておもしろくない。  次に「埋葬(勝目梓)」を鑑賞したが、ありきたりの結末という感じだ。ユニークな「伝単(西木正明)」は設定とオチがおもしろい。主人公のやさしさが良い。ホラータッチの「巡礼(坂東真砂子)」はオチがわかりにくい。気を取り直してSF色のオカルト「彼方から(加地尚武)」に進むが、ハカらしく不快感が先行する。ちょっと休憩だ。  時間をおいて「ざくろ(北村薫)」に取りかかる。意味不明というか乗り切れずに流し読み。続く「ひな菊(高野史緒)」も流してしまった。ちょっとばかりアクションっぽい「マイ・ジェネレーション(東山彰良)」で一息つくも、「トンネル鏡(荻原浩)」の純文学的な味わいにため息。  少し休憩して楽しい「日本推理作家協会賞殺人事件(柳広司)」を読む。自身をパロディにしたお話だが、決しておもしろくない。続く文学的「廃墟(小池真理子)」はじとっとしていて楽しくないし、雰囲気に乗り切れなかった「管狐と桜(千早茜)」はほぼパス状態。  自暴自棄からの生還を果たす「港が見える丘(新野哲也)」はそれなりのハート・ウォーミングな物語。戦争を描く「石蕗(早瀬詠一郎)」はダーク・エンドが何ともいえない後味だなぁ。ファンキーな「さいとう市立さいとう高校野球部雑録(あさのあつこ)」だが、中身はどうかな?  珍しく剣道のお話「勝敗に非ず(佐江衆一)」はなかなか良い。たけど「モーツァルトのいる島(池上永一)」は意味不明。既読の記憶がある「村(大沢在昌)」は板前の話だからか、いい味。  総じて、あまり満足感はなかった。SFタッチがなかったからかな?

Posted byブクログ

2012/09/17

社会人になってから短篇ばっかり読んでます。風呂の中で毎日一編ずつ読みました。普段読む作家が偏ることが多いので色んな作家の作品が読めるのは刺激があるし、他の作品を読むきっかけにもなって楽しい。新宿鮫シリーズの大沢在昌さんの話が面白かったので次は書店で手にとってみようと思います。

Posted byブクログ

2011/11/01

年代を戻りつつ読んでおります SFには久しぶりに触れたからおもしろかった!SFの設定考える人はつくづく頭いいなと思う…

Posted byブクログ

2011/04/13

20人の作家による短編コレクション。 どの作品も15分程度で読めるボリュウムなので手軽。 これはと思える作品、イマイチかな~な作品 いろいろだけど、楽しめます♪

Posted byブクログ

2011/03/25

短くてもぐっと来るものもアリ、読み応えは十分。 赤川次郎 盗聴・不倫の話 飛鳥井千砂 タクシーの運ちゃんと息子の話 荻原 浩 お母さんを思い出す話 あさのあつこ 早死にした監督の話 は秀逸。

Posted byブクログ

2010/08/22

知らない作家があって、実に楽しめた。 自分がどういうジャンルが好きなのか、これで分かることが出来た。

Posted byブクログ

2010/07/28

20人の作家による短編コレクション。 この手の本は、何と言っても、知らない作家の新規開拓が楽しみです。 僕のベストは、千早茜さんの『管狐と桜』。不思議な話をするおじいちゃんと、美術館の職員勤めをしている若い女性との心の交流を描いた作品。文章の醸し出す雰囲気が好きです。川上弘美...

20人の作家による短編コレクション。 この手の本は、何と言っても、知らない作家の新規開拓が楽しみです。 僕のベストは、千早茜さんの『管狐と桜』。不思議な話をするおじいちゃんと、美術館の職員勤めをしている若い女性との心の交流を描いた作品。文章の醸し出す雰囲気が好きです。川上弘美さんあたりに似ているのかな、どことなく。 他では、飛鳥井千砂さんの『タクシードライバー』。ちょっとおしゃべりなタクシードライバーと、それに乗り合わせた女性の会話が続いていくのですが、だんだんと2人の人柄やら人生やらが見えてきて、その人物描写がなんとも温かい作品。 若い作家さん(千早さん・飛鳥井さんともに1979年生まれ)は、まだ自身の評価が固まっていないから、こういうちょっとした短編集でも手を抜かずに一生懸命書いているのが伝わってきます。もちろん他のベテラン作家さんが手を抜いているわけではないのですが。 他に、読み応えがあった作品は以下のとおり。  ・勝目梓  『埋葬』  ・西木正明 『伝単』  ・北村薫  『ざくろ』  ・荻原浩  『トンネル鏡』  ・小池真理子『廃墟』  ・早瀬詠一郎『石蕗』 おわっ、そうそうたる顔ぶれ。

Posted byブクログ